闘う女
この作品を通して私は多くの人に「女は守られる存在、弱い存在である。」といった認識を考え直してもらい、女の強さというものを伝えたかった。 この作品を作るにあたって得た着想が2点ある。一点目はシスター・オブ・ザ・バレーという女性により創設され、女性により運営される“フェミニスト”の団体から得た。彼女達は医療用マリファナを栽培している「修道女」である。彼女達が栽培するマリファナを盗みに来る泥棒も沢山いるが、武装した彼女達は全て自力で泥棒たちを追い払う。私は、そのような彼女たちの強さに惹かれたと共にこのように強く生きる女性がいることを社会へ伝えたかった。 2点目は、このような強い修道女たちがいる一方で虐げられている修道女がいる事実からも目を背けてはいけないという点だ。ローマ法王フランシスコ1世が、司祭による修道女への性的暴行があったと公に認め謝罪したといった件があったように、聖職者の間では性的暴行が多く発生しているという現実がある。実際、司祭のほとんどは男性であり、聖職者はやはり男性の方が有利な立場にある。男性優位でかつ普遍的な世界で生きていない修道女達が声高にそのような性的暴行を受けたと言うのはとても難しいという現実があることを1人でも多くの人に伝えたいという思いが強くあり、この作品を通して社会に提示したかった。