空間情報ビジュアルプログラミング環境mPATHプロジェクト
デジタル地図情報、GPSによる軌跡情報、買い物や写真撮影など行動履歴情報など、位置情報に関連づけられたデータの閲覧や解析を簡単にするシステムを開発した。データの重ね合わせや解釈をデータフロー型ビジュアルプログラミングによって可能にすることで、誰でもインタラクティブに高度な空間の理解や共有が実現できることを目指した。
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伊藤 昌毅さん
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iPhone, Android向けの乗換案内アプリケーションを学生とともに開発していました。一般的な乗換案内として、使いやすさを目指しただけでなく、ソーシャルメディアとの連携やセンサの活用などによって、バスに乗る予定のない人にもバス利用を意識させたり、バス乗車中にはより詳細なリアルタイムナビゲーションによってバス利用の不安を減らすなど、新しい形の乗換案内を提案していました。
鳥取大学の運用する公共交通経路案内サービス「バスネット」に集まる膨大なログを解析することで、地方の路線バスサービスの実態把握やサービス改善の基礎データとなる需要分析を行うプロジェクトで、総務省戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)地域ICT新興型研究開発の支援を受けていました。Webシステムへのロギング機構の組み込みやログ保存用DBシステムの開発、Hadoopによる解析エンジンや、Ruby on Rails + D3.jsを利用したインタラクティブな解析システムの開発などを、学生とともに設計から実装まで進めていました。また、交通工学の研究者や行政の公共交通担当者との協力も進めていました。
鳥取市内を走行するバスのリアルタイム位置情報を収集するシステムをスマートフォンを用いて開発しました。位置情報などを送信する端末にはAndroidを用い、JavaScrpit+jQueryによるWebアプリケーションを専用のWebViewアプリの中で起動し、専用機のような操作感を実現しました。サーバ側では、時刻表データとの関連づけを行い、リアルタイムに遅れ情報の把握を実現しました。現在も、鳥取市内を走る全てのバス約100台にシステムが導入され、稼働を続けています。
デジタル地図情報、GPSによる軌跡情報、買い物や写真撮影など行動履歴情報など、位置情報に関連づけられたデータの閲覧や解析を簡単にするシステムを開発した。データの重ね合わせや解釈をデータフロー型ビジュアルプログラミングによって可能にすることで、誰でもインタラクティブに高度な空間の理解や共有が実現できることを目指した。