部署が消えた日、私のエンジンに再び火がついた— “逆境”を味方につけたレポート逆転劇
フランス研修で訪れた最大の壁。背中を押してくれたのは、日本人エンジニアの一言だった。
1月、突然 “部署が消えた”。提出先を失った30ページの論文、迫りくる3月のベルギー発表。誰も受け取らないと言われた瞬間、私は本気であきらめかけた。そんな私の背中を押し、再び火をつけたのは、たった一言の喝だった。
■ 部署消滅——始まりは唐突に
フランスでの企業研修の真っ只中、ある日突然「部署がなくなった」と告げられました。机も所属も消え、私に残ったのは、提出先のない30ページ論文と、3月のベルギー発表だけ。
新しい部署を割り当てる予定はなく、上司からも「受け取る部署はない」と突き放されました。
■ 時間は1月、発表は3月——逃げられない現実
少し書き進めていたレポートはある。しかし“どこに出すのか”がない。
Renault社からのサポートも期待できず、新部署に移る時間も足りない。
追い込まれた私は、日本から派遣されていたエンジニアに相談しました。
■ 日本人エンジニアの喝——心が震えた瞬間
「ひどいな…」と同情しながらも真剣に耳を傾けてくれた彼に、私は弱音を漏らしました。
「もう、あきらめるしかないっすね…」
その瞬間、彼の声色が変わりました。
「出すんだよ!やってきたんだろ!?机にバンッと置いてけ!」
「言われてやるんじゃない。自分で書いて、自分で出すんだよ!」
短い言葉でしたが、胸の奥を刺すほど強いメッセージでした。
■ 気づき——自分で道を切り開くということ
私はそこで思い出しました。
“環境は与えられるものではなく、自分で作るものだ”ということを。
どこかで他力本願になっていた自分に気づき、恥ずかしく、そして悔しかった。
■ 逆境からの再点火——爪痕を残すために
部署がなくても、受け取り先がなくても、
私は、ここまで積み上げてきた時間を無駄にしたくない。
フランスまで来たんだ。絶対にやり切って帰る。
日本人エンジニアの一言は、
“あきらめかけた私の心に火をつけた火種”になりました。
■ 最後に——明日からまた踏み出す
逆境は、成長の入口でした。
そして私は今日もまた、自分の足で一歩を踏み出します。
私ならできる。明日からまた前へ進む。