こんにちは。髙野です。
10月もはじまりました。aciassは3期目の上半期を終え、下半期が始まります。
2024年4月に会社を設立してから2年半。最初の頃と比べるとメンバーも増え、事業も少しずつ広がってきました。
これまでブログでは、採用のこと、SESのこと、自社サービスのこと、aciassとして大切にしていることなど、いろいろ書いてきました。でも、「aciassって結局どんな会社なの?」ということを真正面からまとめたことは、意外となかった気がします。
会社のホームページや求人を見れば、事業内容や待遇はある程度分かります。でも、自分がこれから働くかもしれない会社なら、誰が経営しているのか、誰が出資しているのか、どんな人が働いているのか、どんな事業をやっているのか、どんな働き方をしているのか。そういうところも知っておきたいと思います。
そこで、3期目の折り返しということもあり、今回は改めてaciassという会社について書いてみます。
そもそもaciassは何をしている会社なのか
aciassは、2024年4月8日に神奈川県藤沢市で設立した合同会社です。
現在、aciassでは自社サービス・受託開発・SESの3つを軸に事業を行っています。
自社サービスでは、愛犬との暮らしに関する情報を発信するペットメディア「WagMog」、アウトドア事業の「RadioCruiser」、EC事業の「Retroholic Station」、現在開発中の「akarinote」があります。
受託開発では、Webシステムや業務システムを中心に開発しています。
SESでは、aciassのエンジニアがお客様のプロジェクトに参画し、開発に携わっています。
以前、SESについて書いたときにも「自社サービス・受託開発・SESの3本の柱で進んでいく」と書きました。
この考え方は今も変わっていません。
誰が出資して、誰が経営しているのか
aciassは株式会社ではなく、合同会社です。
出資しているのは、髙野と、東、畠の3名。3名とも業務執行社員として会社の経営に関わっています。
役割としては、
代表の私が、営業と財務・会計
人事労務部長の畠が、人事労務と財務・会計
技術責任者の東が、開発と人事労務
を担当しています。
採用については3人全員で関わっています。
とはいっても、3人とも経営だけをしているわけではありません。
それぞれが担当する領域の最前線で実務をしながら、会社の経営にも関わっているのが、今のaciassの経営体制です。
少し変わった体勢かもしれませんが、aciassでは主要な役割を一人だけに任せないようにしています。
それぞれに中心となる人はいますが、誰か一人しか分からない状態をつくらないようにしています。
重要なことを決めるときも、基本的にはこの3人で話します。
私が代表だからといって、一人で全部を決める会社ではありません。
会社を設立して間もない頃にも、aciassで何かを判断するときは、私一人ではなく3人で判断することについて書きました。そこは今も変わりません。
また、現在aciassに親会社、子会社、関連会社はありません。外部の企業や個人、VCなどからの出資も受けていません。
これは、私自身の過去の経験も関係しています。
以前、外部から出資を受けている会社の経営に携わったことがあります。その中で、実際に会社を経営する人たちと、お金を出している人たちが必ずしも同じ方向を向けるわけではない難しさを経験しました。
もちろん、外部から出資を受けること自体が悪いとは思っていません。資金調達によって、自己資金だけではできない大きな挑戦ができる会社もあります。
ただ、自分で会社をつくるなら、少なくとも今は、自分たちで考え、自分たちで責任を持って意思決定できる会社にしたいと思いました。
そのため現在のaciassは、髙野・畠・東の3名が出資し、その3名が経営にも関わる形をとっています。
そもそも私たちがなぜaciassをつくったのかについては、会社を設立した直後にも書いています。
2年半経って会社の形は少しずつ変わっていますが、根っこの部分は今も変わっていません。
aciassで働いている人たち
10月から新しいメンバーも加わり、aciassでは約15名のメンバーが働いています。
エンジニアは男性が約22%、女性が約78%。
平均年齢は34歳くらいです。
エンジニアの実務経験年数は平均で約7年9ヶ月。まだ15名ほどの小さな会社ですが、比較的経験の長いエンジニアが集まっています。
また、エンジニアの働き方は、フルリモートが75%、リモートと出社の併用が25%で、フル出社しているエンジニアは0%です。
現状だけを見れば、すべてのエンジニアがリモートワークを取り入れた働き方をしています。
ただ、採用面接では「入社すれば必ずフルリモートで働けます」という約束はしていません。特にSESの場合は参画する案件によって働き方が変わるため、将来もずっと同じ条件で働けるとは言い切れないからです。
約束できることと、できないことを採用の段階から分けて伝えることは大切にしています。
また、当たり前ではありますが入社時に提示した労働条件をあとから会社都合で変えることを前提に採用したり、案件が決まるまで雇用契約を結ばずに待ってもらったりするような採用はしていません。
以前、採用について書いた記事でも、「入社してみたら、やりたかったことと違った」という状態をできるだけつくりたくないという話をしました。
入社してもらうことだけではなく、その後も含めて採用だと考えているのは今も同じです。
aciassの自社サービスについて
aciassでは、自分たちでサービスや事業をつくることにも取り組んでいます。
現在運営している「WagMog」は、愛犬との暮らしをテーマにしたペットメディアです。レシピや暮らしに関するコラムなどを発信しています。
アウトドア事業の「RadioCruiser」では、現在月に一度イベントを開催しています。そのほか、EC事業の「Retroholic Station」もあります。
こうして並べると、IT、ペットメディア、ECと、あまり統一感がないように見えるかもしれません。
でも、aciassをつくったときから、自分たちが面白いと思ったことや「こんなものがあったらいいな」と思ったものを、自分たちで形にできる会社にしたいという考えがあります。
実際、WagMogも社内から出てきたアイデアをきっかけに始まったサービスです。
もちろん、つくれば何でも事業になるわけではありません。
実際にやってみて、使ってもらって、どうすれば売上につながるのか、どうすれば継続できるのかを考える必要があります。うまくいかないこともあります。
それでも、受託やSESで開発に関わるだけではなく、自分たち自身がサービスをつくる側にもいたい。
自社サービスについては、まだまだ試行錯誤の途中です。
aciassの受託開発について
受託開発では、Webシステムや業務システムの開発を行っています。
開発工程だけを請け負うというより、要件定義から携わることが多いです。
現在は保守・運用の案件を中心に対応しています。
お客様から「これをつくってください」と言われたものをそのままつくるだけではなく、何のためにつくるのか、どういう形にすれば使いやすいのかまで一緒に考えながら開発する。
受託については、そんな関わり方を大切にしています。
自社サービスとは違い、受託ではお客様が実現したいものを形にします。でも、そこで得た経験が自社サービスに生きることもありますし、自社サービスで試したことが受託開発に生きることもあります。
受託と自社サービスを完全に別物として考えるのではなく、それぞれで得た経験を行き来させられる会社にしていきたいと考えています。
aciassのSESについて
aciassではSES事業も行っています。
SESという働き方については、会社によって営業の仕方も、案件の決め方も、エンジニアへの情報の出し方もかなり違います。
aciassでは、案件を会社だけで一方的に決めることはしていません。
営業が案件を探して本人に内容を共有し、本人が希望する案件に提案します。複数の選択肢があれば、その中から本人と営業で相談しながら進めます。
本人が了承していない案件に、会社の判断だけで参画させることは絶対にありません。
これは今回初めて言い出したことではなく、以前SESについて書いた記事でも、本人の意思を無視したアサインはしないと書いています。
また、自分が参画している案件の単価や商流、契約内容についても、本人に隠していません。
希望があれば実際の契約書を見せることもあります。
自分がどんな商流で仕事をしているのか。お客様とはどんな契約になっているのか。自分の契約単価はいくらなのか。
自分自身の仕事に関することなので、本人だけが知らない状態にする必要はないとaciassは考えています。
一方で、本人が希望すれば何でも叶えられるわけではありません。
やりたい技術があっても、現在の経験ではすぐに参画するのが難しいこともあります。フルリモートを希望していても、その条件に合う案件が見つからないこともあります。
そんなときに、とりあえず「大丈夫です」と言うことはしません。
今の経験ならどんな案件を狙えるのか。その先にやりたいことへ近づくには、どんな経験が必要なのか。
本人と営業で話しながら考えていきます。
以前の記事でも書きましたが、「やりたいことを大切にする」と「何でも叶える」は別の話です。
入社してもらうことがゴールでもなければ、案件に参画してもらうことがゴールでもありません。
その人がこの先どうなりたいのかまで含めて考えるのが、aciassのSESです。
自分の経歴は、自分のもの
aciassに入社したエンジニアの中に、前職でスキルシートの経歴を実際よりもよく見せる、いわゆる「スキルシートを盛る」ことに違和感を持ち、それが理由で転職を決めた人がいます。
本人としては、自分が実際に経験してきたこととは違う内容で案件に提案されることに抵抗があったそうです。
SESで待機している期間というのは、エンジニア本人にとってもつらいものです。
次の案件がなかなか決まらないと、「早く決めないと」「会社に迷惑をかけているんじゃないか」と焦ることもあると思います。
その状態で会社や営業から何かを言われたとき、「それは嫌です」とはっきり断るのは簡単ではありません。実際、そのエンジニアも断りづらい雰囲気があったと話していました。
だからこそ、会社側がその状況を利用してはいけないとaciassは考えています。
SESの営業では、エンジニアのスキルシートを確認して、案件に提案しやすいように内容を整理することがあります。aciassでも、本人が経験してきたことが相手に伝わりやすくなるように、書き方や見せ方を一緒に考えることはあります。
ただ、「伝わりやすくすること」と「事実を変えること」は全く違います。
経験していないことを追加したり、経験年数を実際より長くしたり、できないことを「できる」と書いたりする。「スキルシートを盛る」という言葉で軽く聞こえるかもしれませんが、事実と異なる経歴を記載することは経歴詐称です。
aciassでは、エンジニアの経歴詐称が発覚した会社については社内で共有し、取引を行わないようにしています。
目先の案件を決めるために、リスクを背負うような営業はしたくないからです。
「誠実」を、言葉だけにしないために
aciassでは以前から「誠実」という言葉を使っています。
ただ、誠実ですと言うだけなら簡単です。
以前「組織における誠実」について書いたとき、最後に「ちゃんと決めること、ちゃんと伝えること、ちゃんと守ること」と書きました。
採用のときに、できることとできないことを伝える。
案件を本人の意思なく決めない。
単価や商流を隠さない。
本人の経歴を勝手に変えない。
何かトラブルが起きたときには、関係する人に説明する。
どれも、ものすごく特別なことをやっているつもりはありません。
以前、SESの案件で実際にトラブルが起きたときにも、この「誠実」ということについて改めて書きました。
会社として発信してきたことと、実際にやっていることが別物にならないようにする。
そこはこれからも大切にしたいと思っています。
3期目の後半へ
ここまで、事業のこと、出資のこと、経営している人のこと、働き方、SESの案件や単価・商流、スキルシートのことまで書いてきました。
だからといって、「aciassは安心できる会社です」と自分たちで言うつもりはありません。
それを判断するのはaciassではなく、働いている人や、これから会社を選ぶ人だと思っています。
aciassはまだ3期目の会社です。
制度も事業も組織も、これから変わっていくものがたくさんあります。今うまくできていないこともありますし、人数が増えれば、今までになかった課題も出てくると思います。
だからこそ、いいところだけを見せて安心してもらうのではなく、会社を判断するための情報をなるべく出していきたい。
働き始めてから「聞いていた話と違った」となることを、できるだけ少なくしたいと思っています。
もちろん、全部をブログに書けるわけではありません。
分からないことや気になることがあれば、面談でも聞いてください。答えられることは普通に答えますし、答えられないことであれば、その理由も含めて伝えます。
今日からaciassは3期目の後半に入ります。
半年後に4期目を迎える頃には、今よりまた少し違う会社になっていると思います。
それでも、「aciassってどんな会社?」と聞かれたときに、働いているメンバーも、これから入社を考えてくれる人も、ちゃんと中身が分かる会社であり続けたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。