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国内最大級の作品数を誇るスクウェア・エニックスのマンガアプリ「マンガUP!」成功の裏には、プロジェクトを牽引したプロデューサーのことに向かう姿勢とチームのプロ意識があった!

「ソウルイーター」「ドラゴンクエスト ロトの紋章」「クズの本懐」など、スクウェア・エニックスが誇る名作が基本無料で読める「マンガUP!」は、2017年1月にand factoryとスクウェア・エニックスが共同で開発したマンガアプリです。今回は、「マンガUP!」を成功へ導いたプロデューサーにインタビューし、and factoryにジョインしてから日本を代表するゲーム会社出版部門との共同の事業に携わるまで、そして今後のand factoryについての想いや働く姿勢などについて、熱く語ってもらいました!

三嶋航介プロフィール

慶應義塾大学卒業後、株式会社シーエー・モバイルに入社。約2年半ゲームの企画に携わった後、株式会社コナミデジタルエンタテインメントでゲームプランナーを経験。その後ベンチャー企業を経て、2015年and factoryが原宿にオフィスを構えるタイミングにSmartphone App Divisionのプロデューサーとしてジョイン。現在は主に株式会社スクウェア・エニックスと共同で開発・運営する「マンガUP!」のプロデューサーとして活躍しています。

3年後をイメージした時、チャレンジするなら今だと飛び込んだand factoryは、地に足がついたいい意味で泥臭いベンチャー企業だった

代表の小原や取締役の青木とは前職のシーエー・モバイルで知り合い、その後も仕事をする機会が何度かありました。and factoryが原宿にオフィスを構え本格的に営業開始するタイミングに誘っていただき、入社することになりました。

今思えば、ゲーム会社に在籍していた頃、2年〜3年のスパンでゲームを制作、運営していき、ディレクター、プロデューサーを10年かけて目指すのが自分に取って理想的なのかどうか、大げさな役職は必要ないから、会社を放り出されても食べていけるようになる必要があるのではないか、など考えていた時期でもありました。年間数十億、数百億もの利益を生み出しうるゲームビジネスはものすごいですが、もし会社が潰れたりクビになったりしたときに、自力で100円でも200円でも稼いで家族を養う力を身につけたいと思うようになり(きっかけは忘れました…)、この環境から抜け出してチャレンジしたいと思っていました。

この会社に入社した経緯は、その当時新しい会社に入社したてでタイミング的にとても退職しづらく、子供ができたタイミングだったりもして色々考えたのですが、いままで会社組織やマネジメントよりも個人に向いた仕事をしていた小原が、ちゃんと人を集めて会社を大きくしようと絵を描いている。シーエー・モバイルの新卒同期だった彼が、そこまでして決意しているのだから、僕もやろう!と。それに加えて小原って根拠のない自信あるじゃないですか(何かしらの根拠があるんだとは思うのですが)。そこですかね、決め手は。

今は、プランナー、ディレクター、プロデューサー分け隔てなくやってます。裁量持たせてもらって仕事をしていて、これまで以上により社会に知られ、影響を与えていくことができるプロジェクトにも携わらせてもらっている実感があります

入社して約2年経ちますが、その間人が増えただけでなく、事業もものすごい急成長してきました。これまでのベンチャーとは何が違うって、生きるためにお金を稼いでいる感じがします。収益に対する貪欲さと泥臭さが半端ではないです。毎月予算を意識していますし、足りなければなにか足せないか頭を突き合わせて考える。達成できたときはみんなで祝い、できなかったときは猛省して次の一手を考える。収益もしっかり生み出していて、夢語るだけじゃないというか。そういったサバイバル感はすごいです!!(念押し!)

目の前のことにバットを振り続けたら今ここ。無いものを欲しがらず、あるものに感謝できるようになった

and factoryで働くようになって、何を振られてもやる(もちろん無理なものは周りに助けてもらいますが。。)というスタンスができたのは、マネージャーの青木の影響が大きいです。入社してからずっと彼の背中を見てきましたからね。僕と青木は年齢もが近いですが、青木のこれまでの働き方や姿勢を見ているといつも僕もまだまだ色んな意味で働き足りないんだろうなと痛感します。そんな人と一緒に働くことができるのは恵まれていますよね

また、今の僕の働くスタンスに影響を与えてくれた言葉もあります。DeNA代表取締役・創業者の南場智子さんの講演でお話された「ことに向かう力」です。新卒の頃、僕の周りには名だたる大企業に就職した人が多かったんです。当時は、そんな周囲の人たちと比較して仕事の環境や評価を気にしてみたり、よそ見が多かったような気がします。南場さんの「ことに向かう力」というのはたしか「よそ見せず、集中したら結果が出る」みたいなメッセージだったのだと思うんですけど、今はとにかく、「今あるもの」を一所懸命にやる事を意識しています。それによって「今あるもの」の有り難さに感謝できるようになり、今に集中できることで、結果としてクライアントと接する時にその誠意が伝わっていたりすると感じています。


大手競合他社とのコンペを勝ち抜き、スクウェア・エニックスと共同開発したマンガアプリ「マンガUP!」誕生秘話。大手システム会社や大手ゲーム会社にないand factoryだからこそ作れるアプリがある

大手競合他社の中かからコンペの結果、スクウェア・エニックスの出版部様のアプリ開発パートナーとして選んでいただきました。and factoryが創業されてから今回のプレゼンテーションまでの約1年半、and factoryとしてスマートフォンアプリを数多く作ってきました。毎月10本も20本と作っていました。広告運用の実績、UIの作り込み、開発スピードなど様々な実績をつくってきていたからこそ生み出せるものに、スクウェア・エニックスの編集部様も期待してくださったのかなと思います。

実際に開発がスタートすると、リリースまでの期間が短く、品質管理もこれまで経験してきた以上に厳しかったりと、一筋縄ではいかないことも多々ありました。大変だったことは上げればキリがないくらいあるのですが、この時期はとにかく必死でほぼ記憶がありません(笑)

そんな中でも僕たちがこだわって創ったこともたくさんあります。まだまだ成長し続けるアプリではありますが、快適にマンガが読めることはもちろん、トレンドを積極的に取り入れつつ、iOS/AndroidそれぞれのOSに最適で、より多くの作品に出会えるUIを作り込んでいます。

受託でアプリを開発したのではなく、スクエニさんの協業会社として選んでいただいたので、今後も長いお付き合いをさせていただく予定です。だからこそ、先ほどお話したように、今目の前の事に誠実に対応し、関わることができることをこれまで以上に大切にしていきたいと思っています。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000014185.html

and factory採用の奇跡!モチベーションはさておき、やるべきことに一人一人がコミットしてやりきるプロ意識が全員にある

「マンガUP!」のプロデューサーとして意識してきたことなど聞かれることがあるのですが、コミュニケーションを密にとるようにしてきたくらいなんです。Smartphone App Divisionでは、エンジニア、プロデューサー、デザイナーごとにまとまった席の配置になっていません。同じプロジェクトに携わる人がいつも隣で話ながら仕事をする環境ではありません。だからこそ、意識的にコミュニケーションを過密にとっていました。僕が意識したことはそれくらいです。

なぜなら、これはいつも採用運に恵まれているなと思うのですが、エンジニア、デザイナーのアウトプットにむらが無いんです。僕が特別何か細かく品質管理することなどほぼないにも関わらずです。モチベーションってどうしても、プライベートも影響しますし、浮き沈みはどうしてもあるじゃないですか。それでも、やらなきゃいけないことはやらなきゃいけない、そういったプロ意識の高い人たちがこの会社に多いと思います。

モチベーションはさておいて、やるべきこと・会社として必要なことに対してコミットしてやり切れる、そういったプロ意識が高い人ばかり。こちらから何か言わなくても、教育でもなく、植えつけた訳でもなく、元々プロ意識高いんです。本当粒揃い!!and factoryの採用力ってすごいんだなって思います。

多様性を大事にしながら、個人に真面目に向き合って、正しく評価しようとするand factory。その環境で活躍できるのは自走できる人

2年前を振り返ったうえで、今の会社の状況を見ると本当感慨深いです。ものすごいスピードでここまできたなと感じます。そして、今後も更に人もどんどん増えてくると思いますし、それに伴い色んな人も受け入れていくのだと思います。

どんなに大きくなっていっても、一人一人がプロ意識を持って目の前のことに集中し続けていけるようにしていきたいと思います。仕組み、環境やルールとして妨げているところがあれば柔軟に取り払いながら、気持ちよく仕事ができるようにしていけるようにしていきたいです。今のように、オン・オフをはっきりさせながら働くことができる環境作りはしていきたいですね。

and factoryでは、仕事は厳しいと感じることも多々ありますが、本当、悪い人はいないですよね。年齢もキャリアも様々な人がこれまでも入社してきていますが、僕が感じるand factoryで働く人の共通点は、自走できる人ですかね。会社としては本当に正しく評価しようとしてくれますし、個人に真剣に向きあってくれます。ただ、新卒を育てるような環境がまだあるわけではないので、わからないことは自分で聞く・解決する、周囲の人をフォローする、困っている人がいたら助けるなど自ら動ける人が楽しく活躍できる環境なのかなと思います。個人的には、困っている人がいたら助ける人、好きです。笑 お待ちしています!

<仲間募集中>

Androidエンジニア/iOSエンジニア募集中

プロデューサー募集中


<過去のインタビュー記事>

◉ 大企業の広報からスタートアップにジョインした3児の母。多様な人材が集まるベンチャー企業は、ママにとっても「働きやすい」職場だった!

◉ フリークアウト創業メンバーで営業統括責任者を務めたあとに「and factoryで描く未来」 とは?

◉ 学生時代に日本最大規模のダンスイベントを創った男が、andfactoryでIoT×不動産Techの未来を創りあげていく理由とは・・

◉ 建築設計士からフリーランスデザイナーへ転身。カフェ開業・起業など夢を実現後、創業メンバーとしてand factoryにジョインした理由

◉ フリークアウト創業メンバーが射止めた相手は、16年間サービス立ち上げから一休.comに携わったエンジニア!強い信頼関係があるからこそ生み出されるサービスとは!?

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