はじめに
福利厚生には大きく2種類あります。法律で義務づけられている「法定福利厚生」(社会保険や雇用保険など)と、会社が独自に設ける「法定外福利厚生」です。
法定外の福利厚生は、社員への慰労やワークライフバランスの支援を目的に設けている会社が多いと思います。社員に長く働いてもらうために、働きやすさや居心地の良さを提供する。それも一つの考え方です。
当社の福利厚生は、そことは少し目的が違います。
社員に成長してほしい。そして、成果を上げられる環境を用意したい。 この想いがすべての制度の出発点です。
そのため当社では、「福利厚生」ではなく「積極的に活用してほしい制度」と呼んでいます。よくある慰安目的の福利厚生とは意図が異なることを、名前からも明確にするためです。
では、成果を出すために何が必要か。当社では5つのテーマで考えています。
- 健康
- 成長
- 生産性
- 人との繋がり
- チーム
今回は、この5つのテーマに沿って、それぞれの制度の中身となぜその制度を作ったのかを紹介していきます。
健康|アレルギー検査できるよ制度
人生において、健康が一番大事ですよね。
ただ、「自分の体のことをちゃんと知っていますか?」と聞かれると、意外と答えられない方が多いのではないでしょうか。特にアレルギーは、日常生活だけでなく仕事のパフォーマンスにも地味に影響します。なんとなく体調が悪い、集中できない、その原因が実はアレルギーだった、というケースも珍しくありません。
そこで当社では、「Viewアレルギー39検査」を会社負担で受けられる制度を導入しています。花粉、ダニ、食物など39項目のアレルゲンを一度の採血で検査できるもので、入社半年後以降の健康診断のタイミングで受けられます。もちろん費用は全額会社負担です。
まずは自分の体を正しく知ること。そのうえで対策を取り、パフォーマンスを安定して出せる状態を整える。この制度は、その第一歩を会社としてサポートするためのものです。
成長|ホテル内省制度
ビジネスにおいて、成長スピードが速い人と遅い人の違いはどこにあるか。いろいろな要素がありますが、「振り返りの習慣があるかどうか」はかなり大きいと考えています。
「なぜこの結果になったのか」「もっと上手くやれる方法はなかったのか」
こうした問いを自分に向けられる人は伸びていきます。反対に、振り返りの習慣がないと、同じ失敗を繰り返してしまいがちです。
とはいえ、日々の業務に追われていると、落ち着いて自分を振り返る時間を取るのは難しい。
だったら、環境ごと用意してしまおうと。それが「ホテル内省制度」です。
年に1回、上限1.5万円でホテルに宿泊し、業務から離れて内省を行います。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。
https://anomaly-marketing.co.jp/column/introspection-system/
生産性|お昼寝・お散歩推奨制度
当社では、ただ長く働くことよりも、生産性を大事にしています。
短時間の昼寝(パワーナップ)や軽い散歩が集中力や判断力の回復に効果的であることは、多くの研究で示されています。10〜15分の仮眠で脳の疲れがリセットされ、午後のパフォーマンスが上がる。散歩で血流が促進され、気分がリフレッシュし、アイデアが浮かびやすくなる。
効果があるなら、むしろ積極的に取り入れたほうがいい。そういう考え方です。
当社では、1日最大15分、業務の合間に昼寝や散歩に使える時間を設けています。申請は不要で、自分のペースで活用してもらえればOKです。オフィス近くの白川公園を散歩するメンバーも多いです。
「サボり」ではなく「成果を出すための手段」として、当社では推奨しています。
人との繋がり|社外の人とランチに行こう制度
当社には「結局は人」という考え方があります。
異なる会社、異なる業界の人と話すことで得られる視点やアイデアは、自社の中だけではなかなか手に入りません。人との繋がりが広がれば、仕事の幅も自然と広がっていく。そういったシンプルな考えから生まれた制度です。
月に1回まで社外の方と2人でランチに行く際、2人分合計で最大3,000円まで会社が負担します。さらに、通常1時間の休憩が1時間半に延長されるので、時間を気にせずゆっくり話すことができます。
対象は仕事を通じて知り合った方であれば業種・職種は問いません。ただし、プライベートの友人は対象外です。あくまで「仕事につながる人間関係を広げること」が目的です。
社外の人との何気ない会話が、自分の仕事の進め方や考え方を見直すきっかけになることは少なくありません。そういった機会を会社として後押ししたい、という想いで設けている制度です。
チーム|リファラル採用制度(社員紹介お祝い金)
強いチームには、より大きな案件が集まります。より大きな案件が集まれば、よりやりがいのある仕事ができる。だからこそ、採用は会社の成長においてとても大切なテーマだと考えています。
そして、強いチームを作るために当社が重視しているのが「カルチャー」です。
少人数の組織だからこそ、一人の影響はとても大きい。スキルが高くても、カルチャーが合わなければチームとしての力は発揮できません。逆に、同じ方向を向いているメンバーが揃っていれば、少ない人数でも大きな成果を出せる。当社はそう考えています。
だからこそ、採用においては「カルチャーに合うかどうか」をとても大事にしています。そしてカルチャーへのフィットを見極めるうえで、一番信頼できるのは、実際にそのカルチャーの中で働いているメンバーの目です。
当社では「類は友を呼ぶ」という考えのもと、社員紹介によるリファラル採用制度を設けています。社員の紹介で入社した方が1年以上勤務した場合、紹介者・入社者の双方に15万円ずつ、合計30万円のお祝い金を支給します。
もちろん、紹介だからといって選考が優遇されることはありません。通常の採用基準で公平に判断します。「いい人がいるから紹介したい」という気持ちと、「会社にとって最適な人材かどうか」という判断は、きちんと分けて考えています。
この制度を設けている背景には、社員に「知り合いにも紹介したい」と思ってもらえるような会社でありたい、という当社の想いがあります。そして同時に、社員自身も「紹介したいと思える会社を自分たちで作っていく」という意識を持ってほしい。リファラル制度には、そういう意図も込めています。
さいごに
当社の制度は、すべて「成長と成果」のために設計しています。
成果を出すことはもちろん大事ですが、その手前にある「成長」も同じくらい大切にしています。成長なくして、持続的な成果は出せない。だからこそ、健康管理や内省の機会、社外との繋がりなど、成長を支える環境を制度として用意しています。
ただし、制度はあくまで環境です。活用して成長や成果につなげるかどうかは、一人ひとりの行動次第です。
この考え方に共感できる方、成果を出すことに本気で向き合いたい方と、一緒に働きたいと思っています。