例えば、あなたがレジ担当だとします。 お客様が小切手で支払いをしようとした時、毎回店長やマネージャーを呼んで承認をもらう。 もちろん理由はあります。 不渡りによる損害を防ぐためです。 でも、お客様には 「この人は信用されていないんだな」 という印象を与えてしまうかもしれません。 そしてレジ担当者自身も、 「自分は任せてもらえていない」 と感じ、自尊心が少しずつ下がってしまいます。 一方で、不渡りのリスクや判断基準をしっかり共有し、承認する権限まで任せた店舗では、不渡りは減り、スタッフの接客も良くなったという結果があります。 情報と権限は、人を成長させるのだと思います。 これは魚屋でも同じです。 私は買い付けを任せてもらっていますが、仕入れ値や売値を十分に共有できていませんでした。 だからスタッフは、お客様に値段を聞かれるたびに私に確認しに来ます。 もし全員が魚の価値や価格を理解し、その場で自信を持って説明できたら、お客様を待たせることもなく、スタッフ自身も「任せてもらえている」という実感を持てるはずです。 考えてみると、情報を共有できていなかった理由は、仕事ではなく自分の中にありました。 「自分だけが知っていたい。」 「自分の役割がなくなるかもしれない。」 そんな恐れやプライドが、どこかにあったのかもしれません。 でも、本当に強い組織は、情報を抱え込む組織ではなく、情報が自然に流れる組織です。 情報を持つ人が強い組織ではなく、情報が流れる組織が強い組織だと私は思っています。 一人ひとりが判断できるようになれば、仕事はもっと面白くなる。 みんなが安心して挑戦でき、自尊心を高めながら働ける環境を、これからもつくっていきたいと思います。 もし私たちの考え方に共感していただけたら、お気軽にご連絡ください。
株式会社錦鮮魚木村
▍400年の歴史を持つ「錦市場」の老舗鮮魚店 私たちは、京都の台所として知られる錦市場で、江戸時代(元和年間)から約400年にわたり商いを続けてきた老舗鮮魚店です。代々受け継いできた確かな目利きと伝統の技術を武器に、現在は卸売、小売、イートイン、そして体験型観光という多角的な事業を展開しています。 ▍伝統と革新が融合する独自のビジネスモデル プロ向けの卸売で培った高品質な魚を、一般のお客様や訪日外国人の方々へ直接届ける独自のスタイルを確立しています。 ・卸売:京都市内の料亭や居酒屋などのプロの要望に応える高品質な提供 ・小売・飲食:店頭での販売に加え、その場で味わえるイートインの展開 ・コト消費:外国人観光客向けの魚さばきワークショップやマグロ解体ショーの実施 ▍「魚屋を再構築する」という挑戦 これまでの「魚を売る」という枠組みを超え、魚を通じて世界の幅を広げる体験をデザインしています。伝統を守りながらも、今の時代に合わせた新しい「魚屋のあり方」を追求し続けています。