はじめに|当たり前の日常は、意外と珍しい?
皆さん、こんにちは。nodomaruの仲村です。
最近、カジュアル面談などで候補者の方やエージェントさんとお話しする機会が増える中で、私たちが普段当たり前のように行っている社内の取り組みについて、「それ、珍しいですね!」「素敵な文化ですね」と驚かれることがあります。
私自身も中途入社ですが、確かに入社したばかりの頃は「珍しいな」と感じていたことを思い出します。
今回は、社外の方に興味を持っていただくことが多い「nodomaruの日常の取り組み」と、その背景にある「企業カルチャー」について少しご紹介したいと思います。
目次
nodomaruの日常|大切にしている4つの取り組み
日常を切り取るといくつか特徴はあるのですが、特に興味を持っていただくことが多い取り組みがこちらの4つです。
- 24時間の”のどまった”話
週初めの木曜日に行われる全体MTGで、日常の「のどまった(=nodomaruらしい、ほっこりした)」エピソードを近くの席のメンバーとシェアしています。
- Slackの「Good&Thanksチャンネル」
お客様からいただいた嬉しいお声や、メンバー同士の細やかなサポートへの感謝を、全社のみんなでシェアし合っています。
- 『致知』の読み合わせと「社内木鶏会(もっけいかい)」
月に一度、お互いの良いところを見つけ合い、日ごろの感謝や仕事での気づきをシェアする時間を設けています。
- メンバー持ち回りの勉強会
月に一度、メンバーが全社員に向けて勉強会を行っています。メンバー側からすると、年に一度は全社に向けてプレゼンを行い、自分の学びをアウトプットできる大切な機会になっています。
日常のルーツは「9つの文化」
こうした取り組みは、最初から意図的に作り込んで行ってきたかと言われると、実はそんなことはありません。「なんか良さそう!」という感覚からスタートし、継続してきたというのが正直なところです。
では、なぜこれが継続していて、私たちが大事にできているのか。
その理由は、私たちが大切にしている「9つの文化」にルーツがあるからだと思っています。
事業承継を経て、組織と事業がさらなる拡大フェーズを迎えるタイミングで、私たちはカルチャーの再設計を行いました。もともとは採用要件を考える中で、「言語化されていなかった曖昧な価値観」を言葉にしていこうとしたのがきっかけです。
社外の方からは「そもそも9つもあるの!?」と驚かれることも多いのですが、どれも欠かせない大切な考え方だと感じています。制度としての“やらされ感”ではなく、大切にしたい価値観に紐づいているからこそ、主体的に継続できているのだと思います。
私たちが大切にしている「9つの文化」のステップ
Step 0|自己理解・自己受容の文化 過去の経験から自分自身を受け容れ、存在の土台をつくる文化。「できる自分」だけでなく、弱さも含めた「在る自分」に価値を感じられる姿勢を大切にしています。 Step 1|お互いを知る文化 他者に関心を持ち、背景や価値観、未来の可能性まで理解しようとする文化。表面的な立場だけでなく、内面や未来の願いまで理解しようとする姿勢を持ちます。 Step 2|許容する文化 自分と異なる考えや価値観を否定せず、理解し共存する文化。「正義の反対は別の正義」という前提に立ちます。 Step 3|感情を共有する文化 感情を素直に言語化・表現し、お互いの感情も受け止め合える文化。感情の伝達は「迷惑」ではなく「大切な共有」であると捉えます。 Step 4|賞賛しあう文化 成果とそれまでの志や過程を賞賛し合う文化。美点凝視を意識し、お互いから学び合います。 Step 5|優しさと強さの文化 相手を思いやれる優しさと、それを体現できる強さを併せ持つ文化。「力愛不二(りきあいふに)」の精神を大切にしています。 Step 6|選択・責任の文化 自分の人生は自分で創っているという自覚を持ち、主体的に生きる文化。感情は自然に発現するもの、思考と行動は自ら選択できるという考え方に基づきます。 Step 7|追求する文化 強みと可能性を最大限引き出すために、高みを目指し続ける文化。自身の強みと人格を絶えず磨き続けます。 Step 8|共創する文化 目的や理想を相手と共有しながら、絆を軸に共に価値を創造する文化。文化や価値観を体現し、周囲に影響を波及させていきます。
たくさんあるように見えますが、根底にあるテーマはとてもシンプルです。
「自分と相手の双方の『美点凝視(良いところを見つけること)』」
「全員がリーダーシップを発揮すること」
「いい人間関係の中で豊かになる」という創業者の想いが、この文化設計にまっすぐ現れているのだと思います。
文化設計の深堀り|「段階」と「可逆性」がもたらす自然な成長
この9つの文化を設計していく中で、私達自身にも大きな気づきがありました。
それは、組織の中で人が成長していく過程には「段階(ステップ)」がありつつも、決して一方通行ではなく「可逆的(行ったり来たりできるもの)」である、ということです。
自分の内面と向き合う「自己受容(Step 0)」から、他者と共に価値を生む「共創(Step 8)」へ至るまでには、確かに人間性が深まっていく順序が存在します。
しかし、実際にメンバー一人ひとりと向き合っていると、
役員陣であっても、ある出来事をきっかけに自身のトラウマや見ないようにしていた葛藤にふと向き合う瞬間(Step 0へ戻る)があります。
また、若手メンバーであっても、ある日突然無意識に行っていた自分の大きな強みに気が付き、これまでにないシナジーを生んでくれる瞬間(Step 8へ昇華)があります。
人の成長のスピードや順序は人それぞれであり、行ったり来たりするのが自然なんだ
文化設計の過程で、会社の中にそんな温かい気づきが蓄積されていきました。
文化はどのように浸透していくのか?
文化の言語化が進んだとしても、言葉だけが一人歩きしてしまうのはもったいないと考えています。
そのため、日常的な取り組みのほかに、意図的に文化を仕組みに取り込み、社員に浸透させる工夫を行っています。
それが、評価項目の中に情意考課を取り入れ、これらの文化に紐づいたコンピテンシー項目を設定するということです。
例えば、新しくマネージャーになったメンバーには、「感情を共有する文化(Step 3)」と「許容する文化(Step 2)」を組み合わせて、
部下の考えや想いを傾聴しながら、自身の感情や思いも素直に伝えて関係構築を行う
といった具体的な行動や姿勢を求めています。
「漠然と良いマネージャーになってね」と伝えるのではなく、会社が大切にしている明文化されたカルチャーに照らし合わせたときに「どのようなスタンスが美しいか」を伝えるようにしています。
こうした日々の対話の積み重ねが、自然と「nodomaruらしさ」をつくってくれているのだと考えています。
おわりに|文化は、文化になるまで継続する。
途中でもお伝えしたように、正直にお話しすると取り組みの導入時から明確な意図や設計があったわけではありません。評価制度も、これからもっと良くしていくための発展途上です。
ただ一つ言えるのは、これらの取り組みには確かな意味があり、私たちが大切にしたい文化や価値観がしっかり反映されているということです。
一緒に働いているメンバーのことを深く知り、知ったうえで補完し合い、大事にしたい価値観を共有しながら働くのは、結構楽しいです。
私たちの根底にあるのは、「文化は、文化になるまで継続する」という価値観。
これからも、みんなで一緒にこのカルチャーを育み、作り込んでいきたいと思っています。
私たちの文化や、「いい人間関係の中で豊かになる」という考え方に少しでも共感していただける方がいれば、ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?
あなたとお会いできることを、メンバー一同楽しみにしています!