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「全社テーマ『fan & 1』ってつまりどういうことですか?」COOに聞いてみた

*こちらの記事は社内ポータルサイトで公開したものですが、当社の考えや「For A-careerらしさ」をお伝えできるのではと思い、Wantedlyでも公開しました。
社内のメンバーからも、特に大きな反響があった記事です!
想いがこもっている分少し長いですが、ぜひ最後までご覧ください^^

株式会社For A-career(以下、FAC)では、毎年年間を通して「全社テーマ」を設定しています。
6期のテーマは「fan & 1」。語呂もよく、メンバーにとっては耳に馴染んできた言葉ですが、
「fan」と「1」って何なのでしょう?
そもそもどこから出てきたのでしょう?
私たちは具体的に、何をすれば良いのでしょう?

そんな率直な疑問を、COOである新原さんにストレートにぶつけてきました!

■ 6期テーマ「fan&1」とは

〜「fan&1」って、どこから出てきた何なんですか? 〜


ーー​​まずそもそも、MVVとは別に「全社テーマ」が毎年設定されているのは何故ですか?

全社テーマとは、「その1年で当社全員が最も意識するべきもの」です。

ミッション・ビジョン達成のために最も意識して欲しいことは、会社の成長フェーズによって変わるので、それをバリューとは別に「テーマ」として設定しています。その1年間の「特別追加バリュー」みたいな位置付けですね。

クオーターに1回の総会では、「fan&1」を最も体現したメンバーを表彰しています。受賞者はアンケートを1次考課としてその後役員で話し合い選出しています。

ーー​​今期のテーマ「fan&1」は、具体的にはどういう意味ですか?

簡単に言うと、「お客様に対する価値を最大化し、なおかつNo.1を獲りましょう!」と言うことです。


ーービジョン達成のために、「No.1」を獲るだけでなく「顧客視点を持つこと」が何故必要なのでしょうか?

これはとても大切な議論です。実際に今期のテーマを決める際にも、「『顧客満足度』より『No.1』を重視すべきだ」という意見もありました。

僕が思うに、本来の「ゴール・目標」とは、「現在地」の自分たちでは到底達成できないものであるべきだと考えています。今の自分たちですでに達成できるものは、「ゴール」ではなく「計画」や「予測」という言葉の方が適切でしょう。しかし、我々はベンチャー企業です。僕は、ベンチャー企業とは「誰も成し遂げていない前例がない環境下で、目的達成のために挑戦・変革し続けられる事業家集団」だと考えています。

そう考えると、目指すべき「ゴール・目標」は今の我々の過去の成功事例に基づく思考回路では到達できないものをそれに据えるべきで、その「ゴール」達成のために主体的に発信して周りを巻き込む行動を起こさせることが重要だと考えています。「アジアを代表する会社を創る」というFACのビジョンも、浅尾代表1人だけ、FACのメンバーだけでは到底実現できないような大きな目標であり、だからこそ目指す価値があると思うんです。

僕たちがこの大きなビジョンを実現するためには、僕たちの力だけじゃ足りない。「FACで実現する」ではなく、お客様を巻き込んでファンにして、何ならお客様をFACの一員にしてしまって「FACとお客様で実現する」というのが、目指すべき姿じゃないかなと。

自分たちが全力でコミットするのはもちろん、お客様にも我々の「挑戦」の仲間になっていただければ、FACは指数関数的に成長していくことができる。だから今必要なのは、「fan&1」なんです。


■「fan&1」を体現するコツとは

〜 「fan」と「1」って、両立できるものですか? 〜


ーー​​FACの「ファン」を増やすには、どんな行動が重要ですか?

僕の考えでは、お客様と社内のメンバーから「信頼」を得ることが一番重要だと思います。

「信頼」と「信用」の違いからの話になりますが、「信用」は「根拠があるから信じている」ということ、「信頼」は「根拠が無くてもその人のことを信じている」ことです。信用取引という言葉はありますが、信頼取引はないですよね。前者は、契約書や「担保」など何らかの対価が必要です。そう考えると信用があるというのは未だファンではなく、無根拠でも信じてくれているという「信頼」がある状態が「ファン」になっていることだと思います。「あの人ならきっと最後はやってくれるだろう」「あいつがやってダメだったなら仕方ない」、無条件にそう思ってくれる人が、自分を「信頼」してくれている「ファン」だと思うんです。

ファンになっていただくことは、上記の理由から信用を積み重ねること以上に難しいですよね。どうすればファンを作れるのか、難しい問いですが、自分のメリット・デメリットに関係なく相手が困っていたら力になるとか、自分が持っているものを少し御裾分けするとか、そういうちょっとした行動の積み重ねがファンを生むんじゃないかとは思います。

その辺りは一番浅尾さんが上手いというか、生まれ持った気質なのかわかりませんが、秀でてるなと思います。浅尾さんとは前職の同期ですが、前職の入社時、僕は本当に貧乏でスーツ一式やカバン、今だから言えますが、電気代とかも支払ってもらったこともあります、、、(笑)ファンを作っていくというのは、こういうことなんだろうなと思います。勿論、自分の無理のない範囲で、ですが。

もう一つ大切なのは、For A-careerという会社がなぜその事業をやっているのか、自分がなぜ・どういう思いで目の前のメンバーやお客様と向き合っているのか、自分の言葉で語れることです。理念や信念、志に基づいて、利他的であり、でも高い目標に向かって行動している人や組織は、応援したくなりますから。

要するに、結果に対するコミットの積み重ねと、利他の精神、ミッション・ビジョンの体現。これらが、僕たちの「ファン」を作っていくと思っています。


ーーでは「No.1を獲る」とは、具体的に何の一番を獲ることでしょうか?

これも重要なポイントですね。

例え話から入りますが、ウサギとカメの物語で、カメが勝てたのは何故でしょうか。色々な解釈がありますが、僕は「何を見ていたか」の違いじゃないかと思うんです。ウサギは競走「相手」のカメを見ていたから、その競争相手のスピードを見て油断した結果、負けてしまった。一方でカメはウサギつまり、競争相手ではなくゴールを見据えて、ひたすら努力を続けた。

No.1というと、競争して相手に勝つという「結果」のことをイメージすると思いますが、それ以上に大事なのは、「ヒト」ではなく「コト」に向かうこと。そして何より、他人に勝つのではなく、自分自身に勝つこと。その結果として「一番を取れたよね」というプロセスが大切なんだと思います。最初から競争相手を意識してしまうか、もしくは競争相手「だけ」を意識してしまうと、上記のウサギとカメの話になるのではないでしょうか。

FACのメンバーには、真に達成したいゴールに向かって、どれだけ目的意識を持って全力で自走できるかを重視して欲しいです。メンバーに目指して欲しい「真のゴール」とは、各事業部のビジョンです。「No.1」の先にどのような意味・意義があるのか、が大事なポイントですよね。


ーー​​ここまでのお話を聞いていると、「fan」と「1」は結局同じところに集約される気がします。

そうなんですよ。僕も最近、そう思い始めました。「fan」も「1」も、結局はまずコミットすることが大切なんです。社内の成果にコミットするのはもちろん、お客様にコミット、メンバーやチームにもコミット。

メンバーやチームにコミットというのは、僕にとっては仕事だけでなくその人の人生にコミットすることです。仕事以外の時間を一緒に過ごしたり、プライベートの悩みに乗ったり。結局、仕事以外のマインドや時間の使い方から変えないと、その人は成果を上げられませんから。

お客様に対しては、例えば採用コンサルの事業であれば「応募来るわけない、諦めよう」ではなく、「FACなら何かできるはずだ」と一生懸命考える。必要だと思うならば、「既存プランでの対応だけではなく、この施策が有効だと思うので、追加で費用を出してください」と伝える。お客様も巻き込んで一緒になって成果にコミットしていくことが、お客様の満足にも、圧倒的な成果にも繋がるはずです。

一緒に働くメンバーや目の前のお客様に全力でコミットし、最大の価値を提供することが、「fan」にも「1」にも繋がる。どちらかではなくどちらも重要で、両立できるものなんです。


■ 各事業部が体現すべき「fan&1」とは

〜 「収益最大化」「お客様を大切に」「仲間を大切に」 〜


ーーここまで「数値で測れる成果」だけでなく、その過程で大切にすべき行動指針をうかがってきました。とは言えやはり、売り上という形で成果を出すことは大切ですよね?

もちろんです。前回の浅尾代表のインタビューでもありましたが、将来の展望を広げるためにも、今会社を成長させることが最重要です。また、改めてですが、我々は「ベンチャー企業」です。ベンチャー企業とは「誰も成し遂げていない前例がない環境下で、目的達成のために挑戦・変革し続けられる事業家集団」ですので、前例がないまでの成長を目指すべきであり、資本主義社会である以上、売上の成長を追わないというのは理屈が通りません。そのような現実を直視して初めて、理想に向かえるとおもいます。「ロマンと算盤」「理想と現実」など、どちらか一方が大事ではなく「and」で大事なんです!

10月の総会でも浅尾代表が言っていましたが、FACにとって大切なものは3つ。1つ目は収益の最大化。2つ目はお客様を大切にすること。3つ目は仲間を大切にすることです。ここまでの話では、2つ目と3つ目をどう実現するかについてヒントを伝えてきたつもりですが、それと1つ目の収益最大化は、相反する価値観ではないと僕は思っています。

なぜなら、収益はお客様から頂くからです。発注を頂けるということは、お客様からFACは素晴らしいよね!と思われているということです。収益を最大化できない企業とは、お客様から価値が低いと思われているに等しいです。だからこそ、もっともっと売上を上げることに対する「誇り」や「かっこよさ」を全面に出してほしいと思います!

FACにおいて、マネジメントの目的は「成果を出すこと」です。もちろん、売上を上げることは間違いなく成果ですが、お客様が喜んでくださった、お客様の事業が上手くいく様になったというのも「成果」です。

それを踏まえて、「お客様に対する価値を最大化し、なおかつNo.1を獲る」とはどういうことか、各事業部長に語ってもらいましょうか。

ーー次の企画が決まりましたね(笑)新原さん、ありがとうございました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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