【経産省 ものづくり大賞 受賞者インタビュー】宇宙に飛んだのは、ただの鏡じゃない。── 夏目光学が10年かけて実現した「不可能への挑戦」
2024年4月。一機のロケットが空へと打ち上げられました。 太陽を観測するための日米共同実験、”FOXSI-4 プロジェクト”です。そのロケットには、夏目光学が開発した特別な“鏡”が搭載されていました。しかし、その鏡は私たちが普段見る鏡とはまったく違います。実はこの鏡、目に見える「光」ではなく「X線」を集める鏡なのです。人類は見えない世界を見ようとしている私たちは普段、目に見える光で世界を見ています。しかし、宇宙には目では見えない現象がたくさんあります。太陽のような恒星の爆発。 ブラックホールの周辺。 遠い銀河で起きる巨大なエネルギー現象。そうしたものを観測するために使われるのが「X線」...