LIホールディングスは、後継者不足や経営難で続けられなくなった介護事業所を承継し、連続的な経営再建を通じて日本の介護介護を未来に繋ぐ会社です。事業開始からわずか3年超で運営する事業所数は50を超え、年商は50億円規模へと非常に速いペースで成長を続けています。
この急成長を最前線で支えているのが「事業推進」のメンバーです。今回は、事務職として入社しながら、今ではM&A後のPMI(買収後統合)から新規施設の行政申請、外国人採用まで幅広く担う石橋さんに、入社の経緯と仕事の面白さについて聞きました。
「また、これか」──ルーティンの天井にぶつかった前職時代
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──石橋さんはもともと事務系のキャリアなんですか?
そうですね。新卒から大手上場企業の事務を担う子会社に入り、経理部門にいました。ただ、「事務のための子会社を作る」くらいの規模の会社になると自社のソフトでほぼ回せているので、伝票を一つひとつ入力するような作業ではなく、届いた請求書の振込先情報をシステムに統合するために支払い先ごとにIDのようなコードを作り、それに紐付く口座情報などを登録する部署でした。完全にルーティン業務で、本当に社内システムだけを触る、という感じでしたね。
──そこと今とでは、結構真逆じゃないですか。それでなぜ転職をされたんですか?
実は私は性格的に、ルーティン業務ばかりやっているとイライラしてきてしまうんですよ。
定型の業務って誰がやってもできるようにやり方が決まっているので、良くも悪くも絶対にできてしまうんです。最初の頃は自分が1件あたりどのくらいのスピードでできるか、昨日より早く処理できるか、ということを目標にしていましたが、さすがに飽きてしまいまして。
自分で言うのもなんですが、ルーティン業務をこなすのはすごく得意なんです。でもやっていくとそこに楽しさを見出せなくなってしまった。大学時代は得意・不得意で仕事を選んでいて、「事務仕事は得意だな」くらいにしか考えていなかったので、実際に仕事として事務をやってみて「得意ではあるが、好きではないんだな」と気付きました。
それに加えて会社が大きい上に縦割りすぎて、評価されて昇進してもすぐ天井にぶつかる、ここはどうしても破れないな、というのを当時すごく感じていました。
成長を求めて、「際限なく仕事ができる」LIへ
──転職先として、なぜLIを選んだのですか?
LIの事務の求人に「際限なくいろいろやりますよ」と書いてあったんです。それが決め手でした。
決まった枠の中でどれだけ速く正確にこなせるか、という勝負ではなく、枠のない場所で自分がどこまでやれるのか試したい、もっと成長したいという気持ちが強かったです。際限なく仕事ができるなら、際限なく成長できるはずだ、と思って選びました。事務は定型でやってなんぼなんですけど、自分の強みであるバックオフィス業務の知識や経験を生かしつつ、非定型な業務にチャレンジできるのは面白いんじゃないかと思いました。
入社3ヶ月で状況が一変。事務も労務も採用もPMIも、全部やる
──LIでの今のお仕事はどんな感じなのですか?
最初は「経理メインでやっていってね」という話だったのですが、当時は事業の急成長に加えて様々な要因も重なって人手が全く足りておらず、そんなことを言っている場合ではなくなったので、経理に加えて労務も採用も全部やることになりました。
ちょうど太寿(記事執筆時点でLIホールディングス内で最大の事業所を持つ法人)を買収したタイミングだったので、太寿のPMI業務もやり始めて。それ以来、事務を全部やりつつ、事業推進のような事業所運営の支援業務も担っている感じですね。
──事業推進っぽい仕事とはどんなものがありますか?
経営陣と考えた戦略を実行に移すことです。現場との定例会議に入って、本部で決まった戦略を現場に落とし込んでいきます。
といっても、私が担当する太寿は管理者が優秀なのもあって、ガッツリ現場に入って手を動かすと言うよりは、施設長に動いてもらうという方針をとっていて、本部から命令や指示を出すのではなく施設長から問題点や課題点を出してもらって、「これは代表の決裁が必要だよね」「これは施設長同士でこういう風に進められるよね」「人が足りないから補充したいよね」と近況報告をし合う、という形です。
ほかには、代表から「売上が低迷している原因を教えて」と言われたものを調べたり、新しく行政から指定を受ける時の申請をやったり。あと特定技能の外国人採用もやっています。採用後の手続きが入管や特定技能の協議会、在留カード・ビザの変更を伴うので、日本人よりも書類がとても多いんです。面接や募集要項の作成、求人の要件を詰めるところまでやっています。
──本当に、なんでもやっていますね。
はい。なんでもやっています。笑
給料日が2つある月を乗り切って──「無茶振り」が成長の機会に変わった
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──これまでの業務の中で「これは自分頑張ったな」というものはありますか?
太寿の経理引き継ぎは大変でしたね。当時は経理も労務も私一人でやることになったので、新しい人が入ってくるまで全部自分でやっていました。
太寿は月次が毎月10日まで提出で、買収前の給料日が20日。20日払いだから、たったの10日間でやらないといけない。
さらにその月に給与の支給日を変更することになって、それまで末締めだったのを15日締めの25日払いに変更したので、その月は給料日が2つあったんです。月次が10日、給料1が20日、給料2が25日。しかもその間に給料の改定もあって、20日に払う給料と25日に払う給料とで単価が違う。従業員情報の登録変更もしないといけないけれど、それは支給をしてからでないと変更ができない。当時太寿の従業員は120人くらいいました。
この決定事項をなんとか形にしないといけないという状況の中で、自分で全部背負って、自分でやり方まで考えてやりきりました。このハードな業務を自分で考えてやりきれたことは、大きな経験・財産になったと思います。やりきったというよりは、生き残ったなという感じで、必死過ぎて実はあまり記憶がないんですけど(笑)。
──今も、そういう「無茶振り」は降ってくるのですか?
むしろ増えてますね(笑)。
最近は、一見「それ、私に頼みます?」と思うような難しい依頼をいただくことが増えました。正直、渦中にいるときは苦しいですが、なんとか形にして振り返ってみると、自分ができることの幅は確実に広がっていると思います。
だから今は、難しい依頼が来ると「また成長の機会が来たな」と思えるようになりました。苦しい反面、それを楽しめている自分がいます。
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──直近で、手触り感のある取り組みはありますか?
最近グループ入りした千葉の訪問介護事業所で介護ソフトの導入を進めています。これまではサービス記録を紙で書いていて、それを事務の方が毎月月末で締めて、何百件も紙からパソコンに転記していたんです。時間がもったいないので、ヘルパーさんに直接スマホで記録してもらうようにすればリアルタイムで見られるし、間違っていたらそこの修正だけすればいい。記録から訪問回数が出るので、割り当てをしておけば給与計算も「回数×単価」で出せて、単純になる。それを今やっているところです。
──その課題を発見したのは、石橋さんなんですか?
はい、クロージングの翌週くらいに事務所へ行って、「何が大変ですか」という話をしたら、まず給与の話がポンと出てきて。「これだけ紙があるんです」「毎月これ、どうしているんですか」という会話から、「じゃあ、それをスマホにしたらいいですよね」ということで介護ソフトの導入を提案して進めています。
他事業所で利用していたクラウド型のソフトがあり、タブレットでもスマホでもパソコンでも使えるのを知っていたのでちょうどいいなと思ったんです。
今は週1くらいで現場に行って、一緒に操作をしています。本格稼働はもう少し時間がかかりそうですが、1人分データを入れてみてどこに何を入れるかさえ分かってしまえば、あとは毎月同じ作業の繰り返しになるので、現場の皆さんも「最初に頑張ってしまえば後で楽になるから、頑張ろう」と取り組んでくれています。
介護現場はアナログで機械が苦手な方が多いので、反発というより「できるかな、使いこなせるかな」という不安感の方が強かったのですが、「できたら便利だよね」と勇気づけながら頑張っています。
「指示」ではなく「相談」で現場に入る
──買収先の現場に入っていくとき、苦労はありませんでしたか? リテラシーの問題で話がスムーズに通らない、とか。
これは個人的に気をつけていることなのですが、こちらから指示をするということは絶対にしないようにしています。「こういう風にやってください」ではなく、「こういう風にしたいんですけど、どうですか」と。聞き方一つ、語尾一つ変えるだけですが、その辺りは気をつけていますね。
──それは何かの経験があってのことですか?
入社して数ヶ月の頃、買収後に初めて訪問する施設で職員の方がすごく怖かったことがあって。面と向かって「スパイですか」と言われたんです(笑)。買収直後で現場もピリピリしていたのか、本当に怖くて。
自分は若いし経験もないから、「こんな若者が来て」と思われても別にいい、とは思っているのですが、施設長レベルの方々は大体、自分の親世代かそれより上の方もいる。その中で偉そうにはできないし、する必要もない。
だから「お願いします」という、相手を立てるスタンスで行こうと思って。それが功を奏したのか今はすごく仲良くなれて、娘のように可愛がってもらっています。
新しく買収したところでも、今は比較的スムーズに入っていけます。現場の皆さんがすごく受け入れてくれるんです。初対面なのに「どこに住んでるの」「東京から来たの」とかいろいろ話してくれたり。最初の印象さえ良ければ、その後は大体スムーズにやり取りができるようになる気がします。
カオスを楽しめる人にとって、この上ない環境
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──これから入ってくるとしたら、どんな人と一緒に働けると嬉しいですか?
ガッツのある人。視野の広い人ですかね。
会社は今も月1〜2件のペースでM&Aが動いていて、そのたびに新しい事業所、新しい課題がやってきます。明日何が起きるか分からない、いい意味でカオスな環境です。決まったレールの上を走りたい人には大変かもしれませんが、カオスを楽しめる人にとっては、これほど面白い環境はないと思います。
入社してからずっと思っているのは、一緒に走れる人が欲しい、ということです。今、私のメインの担当業務は事務ですが、事務ではないこともやっていて、部分部分で関わる人はいるけれど、全く同じ動きをしている人はいない。もちろん、相談できる人は各所にいるのですが、同じ方向を向いて一緒に走れる人がいたら、もう少し心の余裕も持てるのかなと思っています。
──今、この仕事は楽しめていますか?
はい、楽しんでいます!もちろん楽しいことだけではないし、辛いこともありますけど、裁量を持って仕事をやりたいという思いは強いので、辛さはやりがいの裏返しだと思っています。
事務として入社したので最初は事業推進寄りの仕事を自分から求めていたわけではないですが、意図せず会社から任せていただいて、「あ、そっちの方が楽しいじゃん」と感じているのが今ですね。
同じ方向を向いて、一緒に走ってくれる仲間を募集しています
LIホールディングスは、これからも速いペースでM&A・経営再建を重ね、成長を続けていきます。この成長は一人で実現できるものではなく、石橋さんのように同じ方向を向いて一緒に走ってくれる仲間がいてこそのものです。
変化の速いカオスな環境を楽しみながら、裁量を持って働きたい方。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話ししましょう。ご応募お待ちしています。