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次世代事業準備室で2017年にやったこと&得られた学びを振り返りました

こんにちは、次世代事業準備室の安元一耀です。今日は12/25(月)なのでアイキャッチ画像はクリスマスにしました。

今回はディップにおける今年(2017年)の振り返りをします。

僕は、社員10人ぐらいのWEBコンサルの会社で2015年9月頃から約2年間インターンをしていました。そしてその会社を辞めて、ディップに2017年9月の終わりぐらいに新規事業開発というポジションで来ました。

なので、今ブログを書いている時期(2017年12月の終わり)で約3ヶ月ぐらいインターンをしたことになります。

今回は、この3ヶ月でやった仕事内容(新規事業の企画〜検証)とそこから得られた知見、学びを備忘録代わりに書いていきます。

※この3ヶ月で、2つのサービスの企画の検証を行いました。1つ目の企画は約1ヶ月であっさり失敗しました。。。2つ目は現在進めているところです。

■仕事内容の流れ(企画〜検証まで)と学び

では早速、この3ヶ月でやってきたことを振り返ります。

①企画を出す(PSF)

まずは新規事業の企画を出します。企画を考える際にはまず、世に存在する「課題(ニーズ)」を考えました。僕は以下の2つ(特に2つ目)をベースにして「課題」を考えました。

1:世の中にどんな課題、ニーズがあるのか?を考える

→ これは見つけるのが結構難しいと思っています。今の世の中(日本)はかなり便利なので、課題ってそんなにないのでは?と思っています。。。

2:大きな市場(マーケット)における既存サービスのリプレイスを狙う

→ こちらの方が簡単かもしれないと感じています。大きな市場の中では、代表的なサービスが出てきたら必ず(と言っていいほど)それに対する新たな不満が生じます。そして、その不満を解決可能にするサービスが伸びる(既存サービスをリプレイスする)というのがインターネットサービスの歴史からも見てとれます。

以上を元にして課題を発見してたら、その課題の最適な解決方法を考えます。これはリーンスタートアップではPSF(Problem Solution Fit)と呼ばれたりしています。

課題が出てきたとしても、その課題の解決策は1通りではないはずです。「いくつかある解決策の中でも、この解決策を使えば顧客は最も満足するのでは?」という仮説を立てる必要があります。

②ビジネスモデルを軽くで良いので考えておく

課題とその解決策が決まれば、軽くで良いのでビジネスモデルを考えておきます。ちなみに、僕のサービス検証1つ目の失敗要因はここにありました。(細かい企画内容などは割愛しますが、ニッチ×低単価で、量産が効きにくい小売モデルを採用したことが失敗要因でした。)

ビジネスモデルは不可逆性が高いので、検証がある段階まで進むと戻れなくなる可能性が出てきます。

インターネットサービスのビジネスモデル(マネタイズ)は基本的に「広告」「課金」「EC」「仲介」の4つです。どれが使えそうか?を検討し、どれくらいの売上(利益)を生み出せそうか?をある程度は考えておいた方が良いかもしれないと感じました。

以上の①・②を考えたら、社員からフィードバックをもらいます。そして、検証作業を進めてOKサインが出れば、検証を進めていきます。

③MVP(Minimum Viable Product)を作る

①、②を終えたら、MVP(Minimum Viable Product)を作りました。MVPの例としては、コンシェルジュ型、プロトタイプなど様々な方法がありますが、今回、僕はLP(ランディングページ)を作ることにしました。

LP制作においては社員の人にフィードバックをもらいながら進めていきました。

LP制作が終わると次は、そのLPを、想定しているサービスのエバンジェリストユーザー(と思われる)人たちにメールやDMで送ります。

※LPにはサービスに関するアンケートや事前登録フォームなどのコンバージョンエリアを設置します。メール送付ならメールの開封率、LPのリンクのクリック数やCVRなど、必要と思われる数値は計測しておくことも重要です。

※LPの制作についてはまた来年にでもブログを書ければと思います。

エバンジェリストユーザーの見つけ方ですが、TwitterやInstagramなどのSNSで探したり、社員数の多い会社ならエバンジェリストユーザーになりそうな社員を探すなどが良いでしょう(社内起業のメリットかも?)。今回はやりませんでしたが、Facebook/Twitter広告やリスティング広告などの広告を出すというのも有効です。(パーソナルなセグメント、ターゲティングなどが可能なので)

【参考】SmartHRはアイデア(ニーズ)検証のために2万円のFacebook広告を使っています↓

「その業界を知らなくてもBtoB事業は立ち上げられる」−やり方とコツ− - Skyland Venturesブログ
2017年1月16日(月)に2017年1本目のSkyland Ventures Meetup(以下、#SVMeetup)『 「SmartHR」に学ぶ!領域経験なしから始めるBtoB事業の立ち上げ方」 』が開催されました。 当イベントは、Branding Engineer社のオフィスにて開催しました。 をテーマにしています。 #SVMeetupを通じて、起業家を生み出すべく活動しています。 ...
http://labs.skyland.vc/entry/svmeetup_smarthr

④MVPに対するユーザーの反応やユーザーインタビューから得た学び(learn)を元にMVPの改修を行う

③で得られたLPのリンクのクリック数やCVRなどの数値から、そのサービス(ビジネス)が成り立ちそうか?を考えます。

今回、2つ目のサービスの企画では良い数値(ビジネスが成り立つと見込まれる数値)が得られたので、③で確保したユーザーにインタビューをして、深いレベルでの仮説の検証や、新たな課題の発見、仮説構築を行いました。

※以前、ユーザーインタビューに関するブログも書いたのでぜひご覧下さい↓

ユーザーインタビューの事前準備2つと注意すべきポイント4つを書いてみたよ | ディップ株式会社's Blog
こんにちは、次世代事業準備室インターンの安元一耀です。今回はユーザーインタビューについてブログを書きます。とは言っても、僕自身まだユーザーインタビューの初心者です。ユーザーインタビューの最大の目...
https://www.wantedly.com/companies/dip/post_articles/96504

そして、ユーザーインタビューで得られた学びを元にMVPを改修していきました。

⑤プレスリリースなどを配信する

④までの検証がおおよそ終了すれば、次はプレスリリースなどを配信して、より多くの人(ユーザー)にサービス(改修したMVP)の是非を問います。ここでも良い数値が得られれば、サービスリリースに向けて本格的に開発を進めていくという流れになります(なるらしいです by 次世代事業準備室室長)

■①〜④までを2〜3週間でやるのが理想らしい

今回僕は、2つ目のサービスの企画でなんとか④までを行いました。(現在、⑤の作業を進めています)

しかし、僕は①〜④までにおよそ1ヶ月半〜2ヶ月という工数をかけてしまいました。先日、次世代事業準備室の室長(進藤さん)とミーティングをしたのですが、①〜④までをおよそ2〜3週間ぐらいで行うのが理想とのことです。それを踏まえれば、今のスピード感では遅すぎます。。。

今回は以上の作業が初めてやることだったこともあり、無駄な作業もいくつか発生してしまいました。

しかし、今回で①〜④までの作業の流れをおおよそ理解することができた(はず)なので、次回からはなるべく無駄な工数を減らし、2〜3週間ぐらいのスピード感で作業を進めていければと思います。


以上、この3ヶ月で行った作業内容を大まかに書いてきました。本当はもっと細かい作業は当然発生しているのですが、長くなってしまうので今回はこんな感じにまとめました。

では、今回はこれで終了です。ありがとうございました。2018年も良いお年を。

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