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この記事は2021年12月に実施したエクサウィザーズのアドベントカレンダーより転載しています。
「もっとスムーズな手続きで事業の成長スピードを速められる、バックオフィス体制をつくりたい」
「散乱する情報を集約して一元化できるサービスを開発したい」
「開発のオートメーション化を進め、エンジニアの開発フローをスムーズにしたい」
「エクサウィザーズ」で活躍する”ウィザーズたち”を紹介するストーリー。
今回は、ソフトウェアエンジニアのKhajaさんとプラットフォームエンジニアのSunさん、そしてコーポレート部門で経理を担当するWuさん。
世界中からウィザーズが集まるエクサウィザーズ。社員の国籍はエンジニアを中心に20カ国を超えています。日本を拠点とした企業で、グローバルなメンバーと共に働くことをどのように捉えているのか、3人の外国籍社員に話を聞きました。
◾️プロフィール
SHAIK Khaja(カジャ・シェイク)
2017年、Indian Institute of Technology Kanpurの機械工学専攻終了。ソフトウェアエンジニアとして働くため来日し、2019年8月エクサウィザーズ入社。2021年4月からは構造化データ処理ギルドの機械学習エンジニアとしての活動も開始。
SUN Huanji (ソン・ファンジ)
大学院入学のために来日。大学院卒業後、株式会社ディー・エヌ・エーで3年半ソフトウェアエンジニアとして従事。2021年1月エクサウィザーズ入社。介護記録AIアプリ「CareWiz ハナスト」(以下、ハナスト)の開発に携わった後、2021年12月よりプラットフォームエンジニアとしてDevOps領域を担当する。
WU Miaohua (ウー・ミョウファー)
2019年9月エクサウィザーズ入社。エクサホームケアなど子会社も含めたグループ全体の経理担当として、月次決算、四半期決算、年度決算などを担う。
「ともに働くメンバーたちのために、自分に今できることは何か」模索する3人
各領域のスペシャリストとして、日本企業で働いた経験を持つ3人のメンバーたち。彼、彼女らはなぜ、次のキャリアステージに日本のエクサウィザーズを選んだのか、まずはKhajaさんに聞いた。
チーム発のアイデアで、エンジニア間の連携強化に取り組む
Khajaさんは大学卒業後、日本のERPパッケージソフトウェアメーカーで働くために2017年に来日した。
「前職では、ソフトウェアエンジニアとして主に基盤の構築や運用を担当していました。開発にも少し携わっていたのですが、そこで見たお客さんが喜ぶ反応がうれしくて。自分もエンジニアとして、ユーザーを喜ばせるAIプロダクトを開発してみたいと思うようになったんです」
LinkedInでAI企業を調べるなかで、たどり着いたのがエクサウィザーズだった。入社後は、ソフトウェアエンジニアとして「HR君haichi」の開発に携わったKhajaさん。2021年の4月からは、構造化データ処理ギルドに所属する機械学習エンジニア(以下MLE)として活動している。
エンジニアは、仕事が属人化しやすいと言われる。特にMLEは1人で1案件を担うケースが多く、その心理的負担は大きい。
「自分のチームメンバーとは仕事を共有できても、隣のチームのエンジニアが何をやっているのかは見えないことも多い。もし、面白いことをやっているのなら知りたいですよね。私たちのチームでは社内のエンジニアが開発に使った言語や技術が分かる、情報共有ツールを開発しています。社内のエンジニアのナレッジを共有することで、エンジニア間の連携がもっとできるようになればいいなと思っています」
(SHAIK Khaja(カジャ・シェイク)AI Frontier部 機械学習エンジニア)
自分が携わるものがきちんとユーザーに使われ、社会に貢献できることが大切
Khajaさんと同じくLinkedInを利用し、ソフトウェアエンジニアとして入社したSunさん。彼女は、LinkedInが発表する最も勢いのある国内スタートアップ企業ランキング「リンクトイン TOP STARTUPS」の受賞結果をきっかけに、エクサウィザーズに興味を持った。
「面談では、いくつかの部署のエンジニアと話す機会をもらえました。話を聞くなかで、エンジニアとして裁量を大きく持って、いろんなことにチャレンジができそうな環境だと感じました。また何より「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」というミッションに強く惹かれたのが入社の決め手です」
Sunさんは入社前に、介護領域のCare Techチーム、もしくは金融のFin Techチーム、どちらに入るかの選択肢を提示されたという。
「自分が携わるものがきちんとユーザーに使われ、社会に貢献できることがもっとも大切なことです。正直、担当領域は私にとって重要ではありませんでした。
結果、入社後はスキルといちばんマッチした、介護記録AIアプリ「ハナスト」のモバイル向けサーバーの開発担当としてCare Techチームに配属され、プロダクト開発を担ってきました。
「ハナスト」がプロダクトとして運用フェーズに入ったため、この数カ月はプラットフォームエンジニアグループも兼務しています。DevOpsチームの一員として、他のプロダクトチームの開発サポートなどを行っています。正式に部署異動することが決まったので、12月からプラットフォームエンジニアとして新たなチャレンジが始まったところです」
(Huanji SUN(ソン・ファンジ)Platform Engineering部 プラットフォームエンジニア)
社会課題解決を推進していくことが、SDGsへの貢献にもつながる
現在コーポレート部門で経理を担当するWuさんの入社のきっかけも、2人と同じビジネスSNSだったと話す。
「Wantedlyの記事を読んで、社会課題の解決というミッションにすごく共感してエントリーしました。記事からミッションに対するエクサウィザーズのみなさんのパッションが伝わってきたんです。また、社会課題の解決を推進していくことで、個人的に興味を持っていたSDGsにも貢献できるのではないかと思いました」
気付けばWantedlyで「話を聞きにいく」ボタンを押していた。
「今の上司の藤原さんとカジュアル面談をしました。とにかく、すごく優しかったのを覚えています」
何の不安も感じることなく入社したというWuさん。今は経理業務の傍ら、エクサウィザーズが取り組むダイバーシティ&インクルージョン、通称「D&I」の活動にも積極的だ。
「ランゲージバリアチームの一員として、母国語しか話せない社員もポテンシャル高く働けるような環境づくりに取り組んでいます。エクサウィザーズにはさまざまなバックグラウンドを持つ人が集まっていますが、多様性を受け入れ、強みに変えていくカルチャーがあります」
(WU Miaohua(ウー・ミョウファー)経理部)
母国語しか話せない社員のために、ランゲージバリアをなくすさまざまな取り組み
現在はランゲージバリアをなくす活動を行なっているWuさんだが、KhajaさんもSunさんも、入社にあたって言葉の違いや手続きに、不安は感じなかったのだろうか。
Khajaさんはこれまで日本企業で働くなかで、言葉の壁を感じることもあったという。
「エクサウィザーズのみんなは、相手に合わせたコミュニケーションを取ろうとしてくれるんです。日本語も、わかりやすい言葉を使って、ゆっくり話してくれます」
全社会などには同時通訳が入り、基本、資料も英語と日本語で準備される。日本語のレッスンも定期的に行われており、「英語しか話せない社員に対して配慮がある」とWuさんは話す。
日本での初めての転職が不安だったSunさんは、入社前に何度も採用部に問い合わせをしたそうだ。
「税金や年金がどうなるか心配で、採用担当の佐藤さんにしつこいくらい確認しました。でも、どんな些細な質問にもちゃんと対応してくれたので、安心して入社できました」
チーム外のメンバーとも気軽にコミュニケーションがとれる環境
KhajaさんとWuさんが入社して約半年後、コロナ禍の影響でエクサウィザーズは完全リモートワーク体制に移った。Sunさんに至っては渦中の入社となったが、リモートワークでも問題なくメンバーとコミュニケーションが取れているという。
「任意参加でメンバー同士が雑談できる、チャットタイムが設定されているんです。気軽にやりとりができる環境があるおかげで、コミュニケーションが足りないと感じたことはありません。また、オンラインシャッフルランチといった企画もあり、入社して直接顔を合わせられないなかで、他のチームメンバーとも交流できるのはありがたいですね」とSunさんは語る。
「通勤がなくなった分、仕事にフォーカスできる」そう話すのはWuさんだ。
「経理などのバックオフィス業務はオフィスでしかできないイメージでしたが、IT部門にサポートしてもらい、想像以上に快適にリモートワークができています。
それにMicrosoft Teamsなど、社内の連絡ツールがうまく活用されていて、他のチームの情報は常にキャッチアップできます。業務に関することだけでなく、部活や趣味のチャンネルもたくさんあって、『麻雀クラブ』を見つけたときには思わず笑ってしまいました」
エクサウィザーズは成長途中。より良くしていける「伸びしろ」がある
「満点です!」
職場環境の快適度は「10点満点中、ずばり何点?」との問いに、Wuさんが満面の笑みで答える。
「言語面のサポートを始め、仕事に関連する書籍の購入やリターン休暇など制度が色々と手厚くて、外国籍社員にとって働きやすい環境に満足しています。また、経営に関する情報や数字がオープンなのもいいですね」
週に1度行われる経営会議には、社員全員が参加できるようになっている。Sunさんも「今後の会社の展望がクリアになる」と評価する。
「私は8〜9点、全体的には満足しています。経営会議に参加して、社長の石山さんや会長の春田さんといった経営層とプロダクトマネージャーが議論しているところを見ることで、私たちも同じ視点で会社の未来をイメージできます。なぜ満点じゃないかというと、エクサウィザーズは成長途中だから。もっと改善していける「伸びしろ」があると思っているからです」
「私もSunさんと同じ8〜9点」と、Khajaさん。
「新しいテクノロジーも好きに試せるし、なんでも言い合える自由さがある。みんな真剣に意見を聞いてくれ、提案がすぐに実行されるスピード感もいい。
ただ、プロダクトをグロースさせるためのリサーチや検証にはもっと時間をかけないといけない。一生懸命に生み出したプロダクトを、エンジニアとしてはひとりでも多くのユーザーに使ってもらいたい。だからプロジェクトの初期段階から、そこにはもっと力を注いでいきたいと思っています」
ミッションにより早く近づくために、みんなの仕事を前に進めたい
今の環境に満足しているというWuさんは、これから先、エクサウィザーズで何を目指すのだろう。
「バックオフィス関連の困りごとをなくしたいですね。みんながもっとスムーズに手続きができるような体制をつくり、事業の成長スピードを速めていきたいです」
Khajaさんは転職理由としても挙げていた、新しいサービス・プロダクト開発への想いを語る。
「例えば、今は調べたいテーマがあったとき、検索を繰り返さないと網羅した情報を収集できないため、ものすごく時間がかかります。とはいえ、情報源をひとつに絞るとバイアスがかかる可能性がある。
大変かもしれませんが、指定のテーマに関してネット上に散乱する情報を集約し、簡単に一元化できるサービスをつくるのが夢です。それが実現できれば、リサーチ時間を短縮しもっと開発を前にすすめていけます」
プラットフォームエンジニアとして新たなスタートを切るSunさんにも、これから実現したいことを聞いた。
「以前は、ゼロからプロダクトを生み出すことが目標でした。これからは、ソフトウェア開発に携わってきた経験を生かして、プロダクトチームのエンジニアたちをサポートしていきます。自動テスト環境など、CI/CD周りのオートメーション化を進め、エンジニアの開発フローをスムーズにしていきたいですね」
より早く、社会課題の解決に近づくためにー。言語や職種の壁を超え、同じミッションに向かって3人は歩を進める。