【エンジニアの気概】まだ誰も足を踏み入れていないまっさらな新雪に、自分の足跡で道を作っていきたい。大手の新規事業部立ち上げを蹴ってでも貫いた強い思い -前編-

Hacobuエンジニア・山崎 伸秀氏

・Hacobuに入社する以前のことを教えてください。

Hacobuは3社目です。1社目は、某ウルトラテクノロジスト集団として有名なあの会社でした。というと、アーティスティックな展示やイベントの仕事をしていたと思われがちですが、私は他の人がやりたがらないような、泥臭い案件の方が好きで(笑)、アーティスティックなコンテンツは担当せず、ECサイトのバック側の仕様を作ったり、サイト内検索のエンジンを作ったり、大手老舗ゲーム会社のコンテンツ管理を作ったりしていました。

一見相反する事業に見えますが、ああいったアーティスティックな事業もやるからこそ、会社名があちこちで話題になって、普通のSI会社だったらお声がかからないようなものまで、色々な案件が来るんですよ。私はそれを知っていて入社したのでギャップはなかったですし、面白いと感じる、自分がやりたい仕事がやれていたので楽しかったですね。



そこを辞めた後、ITコンサル会社に転職したのですが…結論から言うと私には合わなくて(笑)。もともと転職の理由は、もっとサービス全体に関わった仕事がしたい、と思っていたからなんです。

前職での仕事は面白いものの、大きな案件のサービスの一部を担当するものでした。その大きな案件の取りまとめをしていたのがコンサルタントと呼ばれている人達だったので、自分もそちらに行けば、一部ではなくサービス全体に関わっていくことが出来るかなと思ったんです。
ですが実際になってみると、確かに全体に関わってはいるのですが、逆に詳細に至るまで自分の手で行うことができなかったんです。自分の力不足もあったと思いますが。


その人のやりたい範囲とか、能力、経験、色々なものが影響してくると思うんです、その会社で活躍できるかどうかって。最初に書いた通り、すぐに私には合わないって思いましたし、正直、あまり力も発揮できなかった。そのことで当時はすごく悩みました。

他にも色々ストレスがあって、体重が30kg以上増えましたね(笑)。大変な時でしたが、悩む中で自分なりに考えがまとまってきて。
私は自分の目がちゃんと行き届く範囲で、自分が本当に好きって言えるものを作っていきたいんだな、と。

なので次は、たとえ小さくても「自分がやりたいと思っているサービスを作っている事業会社」に行った方が良いのではと考えていました。



・Hacobuに入社を決めた経緯を教えてください。

私はHacobuの立ち上げ直後にジョインしました。15年6月30日が創業日ですが、翌2月には話を聞きました。

CEO佐々木と旧知の仲だったわけではなく、エージェント経由です。実は話を聞いた時、もうほぼほぼ転職先は決まっていたんです(笑)。ある大手のIT広告のマネージャー職でした。大手企業自体で働くのではなく、新組織の立ち上げをやらせてもらえるということでしたし、年収も高く、申し分ないものでした。


ただ、あるエージェントに渡された企業リストが、大手や有名企業ばかり並ぶ中で、一つだけスタートアップが書かれていて。面白い会社ですよと言われて興味が湧いたので、会ってみたのが最初の出会いです。

当時、私が転職の際に仕事を選ぶ軸は2つあったのですが、話を聞いて一番ガッツリはまったのがHacobuでした。
なので、もうほぼ決まっていた企業をお断りし、Hacobuに入社を決めました。今思うと、その大企業には大変申し訳ないことをしたのですが…。



・仕事を選ぶ際に大切にしていた2軸について、ぜひ教えてください!

私の2軸は、
① 答が全く見えないものに挑戦し、自分がサービス自体を新しく作っていけること
② ずっと継続できると思えるサービスを提供する会社であること
です。


まず一つ目の「①答が全く見えないものに挑戦し、自分がサービス自体を新しく作っていけること」については、中途半端にすでに何かあるよりは、立ち上げ直後のスタートアップの方がまだ何も出来ていない分、大変ではありますが何でも作れるだろうと思いました。


大手の新規事業部に決めかけていたのですが、やはり制約はあって。当時、割と自由な社風で知られるある大手企業も受けていて、「でかいことを任せる」と言ってもらえていたのですが、話を進めてみると、やっぱりどこかで「NO」が入るんですよね。そうなると、過去に誰かがやった何かしらの取り組みを踏まえた、答えがまあまあ見えているものにトライすることになるんです。


当時の私はそれよりも、雪でいうと、まだ誰の足跡もついていない、新雪が積もったまっさらな状態があるじゃないですか。

その誰も足を踏み入れていない領域に、自分が踏み込んで道を作っていきたい、と強烈に思っていました

それが、ほぼ決まっていた、高収入な大手企業の新規事業部立ち上げを蹴ってでも、創業間もないHacobuに決めた理由の一つでした。




2つ目が、私にとっては最も重要だったのですが、「②ずっと継続できると思えるサービスを提供する会社であること」です。一年だけガーッとやったけども、停止してしまったり、売り切ったりするモデルは創業メンバーは儲かるかもしれませんが、ユーザーからすれば普通に困るじゃないですか。

これは完全に私の考えですが、「良いサービス=使ってくれるユーザーがいる限り継続できるサービス」だと思います。


他のスタートアップとも話したのですが、結構「こうなったら良いな」みたいな、夢の域を出ない所も多くて。「こう変えていきたい」という思いは感じるものの、ゴールに辿り着く道が見えていない企業が多かったんです。
一方、Hacobuは当時プロダクトこそないものの、そこが割とクリアでした。


夢も語ってはいるんですが、どう辿り着くつもりなのかを、最初から丁寧に教えてくれました。その説明は無理がなくて、手順通り進めれば達成できる気がするものでした。そして、短期的なものではなく、長期的にユーザーが求めてくれて、求めてくれる限りは持続して提供できるものだと感じました。


Hacobuの行動指針の一つに「とりあえずやってみる」というのがありますが、実はとりあえずじゃないんです。
スタートのスピードは早いですが、事前にどういうステップを踏めば良いか、ゴールへの道筋は常にある程度見えた状態でアクションします。そこは創業時から今も変わらないです。


ゴールへの道筋が見えてないスタートアップは、ダメだった時にどうするつもりなのか説明できないことが多いです。大きな会社の一事業部なら、ダメになったら事業部をたたんで人事異動で済みますが、会社は潰すしか無くなります。


今考えている道に対して精一杯努力することは必要ですが、うまく行かなかった時の別ルートも探っている必要があります。もしうまく行かなかった時に、使ってくれているユーザーはどうなるのという話じゃないですか。そこも佐々木はしっかりと説明してくれて。


もう薄々感じていらっしゃるかもしれませんが、当時の私はかなり尖っていたので…その説明を聞いて言い放ったのが「御社の事業計画は無理がなくていいと思います」でした(笑)。



・Hacobu初期の思い出を教えてください。

最初のオフィスは勝どきにある、佐々木の自宅マンションのリビングに置かれたダイニングテーブルでした。そこに男ばかり6人座って、来客があればお客さんの対面でコードを書いているという…(笑)。


(編集注記:当時の圧迫度を再現するため同じ人数で座ってみたのですが、全員の感想が「この状況でも普通にやれるね」でした。たくましいメンバーです。そしてそのダイニングテーブルは、今は社長席として使われています(笑)。勿体無いですからね!)


CEO佐々木とCOO坂田が外に営業に行っている時は自宅の鍵を渡されていて、「帰りは閉めて帰ってね」と。あとは完全私物の宅配を受け取ったり、佐々木がいないのに佐々木への来客が来て、リビングで鉢合わせてお互いに戸惑ったり…なかなか思い出深いです。

その後10坪ほどのオフィスに移転した時、今から考えたら狭いんですが、「広いとこ来たなー」って思っていました。最後は来客を含めると10坪に19人が入ったりして、またぎゅうぎゅうでしたが(笑)。


後編に続きます!(近日公開予定)




(昨年11月に移転した、広いオフィスの紹介記事はこちら)

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