今回ご紹介するのは、2026年8月に入社し、Kuradashi Energyカンパニーで再生可能エネルギー事業に携わる富田大貴さん。社内では「とみー」の愛称で親しまれています。
現在は、今年6月にクラダシグループにジョインした中京電力と連携し、フードロス削減事業を通じて築いてきたパートナー企業とのネットワークを活かして、電力コスト削減の提案を中心に、Kuradashi Energy事業の推進を支えています。
そんなとみーは、大阪出身で、中学・高校ではバレーボール部に所属し、今も友人と立ち上げた社会人サークルで月1〜2回、バレーボールを楽しんでいるそうです。休日は映画鑑賞が趣味で、最近のお気に入りは『恐怖分子』や『悪は存在しない』。少し考えさせられる作品を観て、みんなであれこれ語り合う時間が好きなのだとか。
26歳にして、大学時代から社会課題と事業開発の両方に携わってきた経験を持つとみー。なぜ「支援する側」から「自ら事業を動かす側」へと転身し、クラダシを選んだのか。そして、クラダシで実現したい未来について、じっくりとお話を伺いました!
目次
福島で見た光景が、「社会課題を事業で解く」原点になった
私は浪人して大学に入ったのですが、浪人中にたくさん本を読んで、「大学に入ったらこれを学びたい、あれをやってみたい」と期待を膨らませていました。ところが、入学したタイミングでちょうどコロナ禍になり、授業はほぼオンラインでキャンパスにもほとんど行けませんでした。せっかく入った大学だからこそ、やるべきこと、やりたいことを定めないと時間がもったいない。そう思い、大学2年生から企業のインターンに参加し始めました。
大きな転機になったのが、環境・エネルギー分野の人材育成プログラム「グリーンイノベーターアカデミー(GIA)」です。そのプログラムで福島を訪れたとき、現地には震災の影響が色濃く残る一方で、復興に向けて人が集まり始めていました。でも、そこで強く感じたのは「人が集まるだけでは、経済も地域も戻らない」という現実でした。地域が持続的に再生していくためには、どうしても「経済」という要素を組み込まなければいけないと気づきました。
社会課題の解決を事業として成り立たせることは、一番難しいと感じています。だからこそ、それを実現できる人材はなかなかいないし、やれたらすごくかっこいいと思いました。「自分が社会に出て何か取り組むなら、社会課題と事業開発の両方に取り組んでいこう」と、心が決まった瞬間でしたね。
その後、大学での研究も環境経済学から仏教経済学へと関心を広げていきました。
さらに実践の場を求めて、大学3年生では株式会社Relicのインターンで事業化資金を得て、古材を活用した事業に1年間取り組みました。4年生ではRelicの子会社で、食肉と日本酒をブランディングしてギフトとして届ける食品ECスタートアップの立ち上げに3人目のメンバーとして参画し、物流や採用など幅広い業務を担当しました。
支援者ではなく、自ら動かす当事者になりたい
大学卒業後は、新卒でそのまま株式会社Relicに入社し、大企業向けの新規事業支援を担当していました。社会課題の解決には、お金も時間もかかります。だからこそ、中長期的なリターンを考えられる大企業が動いたときのインパクトは大きい。そう考えて、IoTやWeb3、医療・福祉など、幅広い領域で新規事業の提案を重ねていました。
ただ、支援者という立場には次第に限界も感じるようになっていきました。こちらがどれだけ動いても、実際に事業を進めるのは支援先の企業です。新規事業の担当者が「売上につながる事業を」と求められる中で、社会課題の解決に本気で情熱を持って取り組める人が、社内に選ばれないこともありました。
私は、新規事業を成立させるには3つの要素が必要だと思っています。「ノウハウ」、「事業を前に進める人の推進力」、そして「会社がその挑戦を応援する力」です。支援する側にできるのは、主に「ノウハウ」を提供することです。でも、事業を動かす人の熱意や、それを後押しする会社の力まで揃えるのは、すごく難しい。
「ノウハウを届ける支援者のままでいいのだろうか。だったら、自分自身が当事者として、事業を動かす側になりたい」
そう思ったのが、転職を考え始めたきっかけでした。
「3つの要素」が揃ったクラダシで、当事者として挑む
クラダシのことは、大学2年生でGIAに参加していた頃から知っていました。実はGIAでも食品をテーマにした政策提言をしていたので、今思えば当時からどこかでクラダシにつながっていたのかもしれません。
転職先として改めてクラダシを見たとき、会社として社会課題に向き合いながら、エネルギー事業をはじめとする新規事業にも挑戦できる環境があることに魅力を感じました。自分自身が事業を動かす当事者になれること。そして、事業を前に進めるためのノウハウや推進力、それを後押しする会社の力があること。新規事業を成立させるために必要だと考えていた「3つの要素」がすべて揃っていると感じ、入社を決めました。
今、入社して約2か月経ちますが、率直に楽しいですね。
電力・エネルギーは、長年の仕組みや商習慣が根付いている産業です。だからこそ、まだまだ変えられる余地があると感じています。少ない人数でどうやって変化のきっかけを見つけ、事業を大きく成長させていくか、上司やチームのメンバーと日々議論する中で、難しさと面白さの両方を感じています。正直入社前は、上場企業なので意思決定に時間がかかるのではないかと少し懸念していた部分もありましたが、実際は役員陣の判断がとても速く、実務のスピード感もかなりあって、いい意味で想定を超えるギャップで、すごく心地いいです。また、クラダシが掲げるバリュー(行動指針)はとても事業開発らしいと感じました。スピードやレバレッジを大切にし、自ら推進者となって楽しむ指針が、自分にすごく合っていると思います。
さらに、一緒に働いているメンバーは、本当に優秀で、AIを使いこなし、少人数でこれだけの売上をつくっていることに、とても驚きました。Kuradashi Energyも、ごく少人数で事業を動かしながら大きな売上を生み出しています。少数精鋭のチームで、一人ひとりが大きな役割を担いながら事業をつくっていく。一緒に働く中で学びが多い環境だなと、日々感じています。
いつか、人間性を取り戻せる「居場所」をつくりたい
当事者として事業を動かす経験を重ねている今、クラダシでいつか挑戦してみたいと思っていることがあります。それは「店舗」の運営です。
その背景にあるのは、ずっと学んできた仏教経済学です。場所と人、そして人と人とが相互に関わり合い、支え合うことで、一つのコミュニティが成り立っている。そんな価値観を大切にしています。分かりやすく言えば、「サードプレイス」ですね。サードプレイスとは、家庭や職場とは別に、安心して過ごせる第三の居場所のことです。その場所にいるだけで安心でき、そこでの人との関係性を通じて、「ここにいていいんだ」と自分を肯定できる。そんな場所をつくりたいと思っています。オンラインでは、感情の機微や表情が伝わりにくいこともあります。だからこそ、実際に足を運べる場所があり、頼れる人との関係があるからこそ、人はまた社会に戻っていける。そういう居場所をつくりたいですね。
そしてもう一つ、大切にしているキーワードが「贈与」です。
お金を払って商品やサービスを受け取るだけでは、関係性がそこで完結してしまうこともあります。一方で、何かをもらうと「お返ししたい」という気持ちが生まれ、人と人との関係が続いていく。そうした、お金のやり取りだけでは測れない価値に関心があります。もちろん、場所をつくるにはお金がかかりますし、経済的に成り立たなければ続きません。福島で学んだように、人が集まるだけでは地域は持続しません。まずは共感してくれる人たちの応援から始めて、その輪を少しずつ広げていく。お金のやり取りだけではない経済のあり方を、今の社会にもう少し実装できたらいいなと考えています。そうすることで、みんなにとって心地よい居場所がもっと増えるんじゃないかとも思っています。
難しさも意義もある。だから、同じ想いの仲間と楽しめる
クラダシは、社会課題の解決を本気で事業にしていける、いい意味でカオスな環境です。
社会課題の解決を掲げる会社は多いですが、私が知る限り、ここまで会社全体で真摯に向き合っている会社はなかなかありません。
そして、働いているメンバーは皆さん本当にいい人。一人ひとりに個性があるのに、ちゃんとまとまりがあります。カンパニーを越えてフラットに会話できる距離の近さも、クラダシの魅力だと感じています。
社会課題を事業で解くことには、難しさもあれば、大きな意義もあります。簡単には答えが出ないからこそ、試行錯誤が必要です。
同じ想いを持つ仲間と、その難しさも楽しみながら挑戦できる。そんな環境で、社会課題に本気で向き合い、自分自身が事業を動かす当事者になりたい方と、ぜひ一緒に働けたらうれしいです。
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私たちクラダシは、ミッションを「善いビジネスで未来に実りを。」、ビジョンを「日本一のインパクト企業グループへ。」と掲げ、フードロス削減から電力ロス削減まで事業を展開し、世の中に山積するさまざまな社会課題を価値へと転換しつつ、社会・環境・経済へ確かなインパクトをもたらす「ソーシャルグロースカンパニー(Social Growth Company)」を目指します。
クラダシについてもっと知りたい方は、コーポレートサイトをご覧ください。
