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『吸収力』と『プロフェッショナル指向』~マネーフォワードCTOから新卒エンジニアに伝えたいたった2つのこと~

こんにちは。マネーフォワードCTOの浅野です。

新卒エンジニアの皆さん、ご入社おめでとうございます。

これから僕が常日頃意識している仕事に対する意識について書こうと思います。

吸収力を磨く

吸収力とは何なのかというと、『他人のスキルを身につける為のスキル』です。

吸収力がある人とない人が一緒に仕事をしていると、吸収力がある人のスキルがどんどん向上していって、数年も経つととてつもない差が開いていたりします。

では吸収力を高める為に必要な事は何かというと、『周囲にいる全ての人を尊敬すること』です。

ここが非常に重要なポイントで、どんな人でも自分より優れたスキルを持っているという真実に気づく事が必要です。

エンジニアだからといって、周囲の人の技術スキルだけを見ていたらあなたに成長はありません。

あらゆる面からその人の良い所を見つけ出し、その良いスキルを真似するのです。

それを繰り返すことで、あなたはそのチームの中で最も優秀な人になるでしょう。

そうすると自然と次のステージが見えてきて、より重要なプロジェクトにアサインされたり、より優秀な人達がいる環境で働く事が出来るようになります。

環境が新しくなったら、また1から同じ事をします。周囲の人の良い所を見つけだし、どんどん真似していくのです。

身の回りの全てを尊敬し、学び、自己成長へと繋げるサイクルに必要なスキルが『吸収力』です。

僕の場合は、高校、大学、研究室の同期、最初のベンチャー起業、マネーフォワードの起業において、周囲にいる全ての人を尊敬しています。

友人や仲間であると同時に、多くの事を教えてくれる先生でもあります。

社会に出てからより世界が広がり、優秀な人達と働く機会も多くなって最高に幸せな環境を作れてきているなと感じています。

プロフェッショナル指向を持つ

1つ目の吸収力を意識して仕事をしていると、あらゆる領域に少しずつ詳しくなっていきます。

ただし人の時間は有限なので、全ての領域を深掘りする事は出来ません。

そこで必要になる意識が『プロフェッショナル指向』です。

自分の中に身についてきたスキルや知識の中で、2つの領域にまで絞り込む事が必要になります。

その自分が選んだ2つの領域に対してスキルをより特化して磨いていきましょう。

ではなぜ2つなのか。

1つにまで絞ってしまうと、その領域でのトッププレイヤーと直接的に比較される事になり、自己成長の難易度が格段に上がってしまいます。

3つのテーマだと、有限の時間の中で割けるリソースが分散化してしまいます。

2つに絞った領域でのスキルを磨いていく事で、その2つを掛けあわせたプロジェクトにおいては、あなたは欠かせない存在になるでしょう。

吸収力を発揮するにあたって、自分が何を目指しているのかというゴールをぶれないようにする為の意識が『プロフェッショナル指向』です。

僕の場合は、『金融商品のトレーディングアルゴリズム』と『プラットフォーム構築スキル』の2つの領域を意識しています。

僕は大学は理工学部の情報学科に通っていて、ちょうどその学生時代に株価が盛り上がっていた時期でした。

その時期に株のトレーディングにも手を出し、金融の領域が面白いと思ってのめり込んだのがきっかけです。

周辺領域の知識も含めて深掘りしていたおかげで、結果として今のマネーフォワードを創業する事が出来たと思っています。

まとめ

他にも重要な事が多くありますが、あまり多くあっても普段から意識することは出来ません。

『吸収力』と『プロフェッショナル指向』の2つだけでいえば普段から意識して行動する事が出来ますし、チームワークと自己成長のバランスもうまく取れるようになります。

新卒エンジニアの皆さんには、多くの成長機会と可能性があり、その分これから色々な壁にぶつかることも多いと思います。

その際には是非これらの事を意識して行動してみてください。

さいごに

マネーフォワードでは抜群の吸収力を持つ若手エンジニアを募集しています。

是非気軽に話を聞きに来てください!

株式会社マネーフォワードでは一緒に働く仲間を募集しています
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