【CEO】株式会社おかんの7億円調達の裏にある熱い想い。なぜ調達をしてまでチャレンジするのか。 | おかんの手帳
株式会社おかんは7億円の資金調達をしました!少し長くなりますが、あらためて私たちの想いを伝えさせてください。 オフィスおかん https://office.okan.jp ...
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こんにちは、株式会社OKAN 取締役COOの佐々木です。
今日は株式会社OKANの2つ目の主力事業である『ハタラクカルテ』とはどんな事業なのか、ということを紹介させていただきます。(余談ですが、自分で記事を書くのは久しぶりなので少し緊張しています、、)
ハタラクカルテでは、サービスサイトにも「エンゲージメント」という言葉を記載しています。
サービスサイトをさらっと見ていただくと、「あ、エンゲージメントサーベイですね。」とおっしゃっていただくことも多くなってきました。もうすっかり「エンゲージメント」という言葉が世の中に定着しつつありますね。
ただ、『ハタラクカルテ』はエンゲージメントサーベイなのか、という問いに対しては、個人的には「半分正しくて、半分正しくない」と考えています。
それはどういうことか、ということは後ほど書かせていただきます。
その前に、まずそもそもなぜ株式会社OKANがこの領域のサービスをやっているのか、ということから説明したいと思います。
株式会社OKANは、おかげさまで約10年事業運営を行なっています。
10年の間に、主力の事業である「オフィスおかん」は累計で3,000社以上でご利用いただき、日本全国全ての都道府県にお客様がいらっしゃる状況になりました。主に「働く上での食・健康」という切り口から、(まだまだ道半ばではありますが、)OKANのミッションステートメントである「働く人のライフスタイルを豊かにする」ことを実現していっていると自負しています。
会社としての思いや方向性はこちらの2018年の記事に記載されていますが、今も方向性は変わっていません。
この記事で言及されている以下の部分。
こちらはまだハタラクカルテがローンチされる1年前の記事ですが、その時には既にOKANの将来には必ずハタラクカルテのような企業の適切な課題認識やそのフィードバックができる仕組みが必要、と考えていました。
株式会社OKANはミッションステートメントを最重要なものとして経営しています。
このミッションステートメントの実現のためには、単一の事業のみのグロースを目指すのではなく、課題把握のためのサービスもあれば、課題解決のためのサービスもある、しかも複数の課題解決ができる、という状態が必要だと考えています。
(以下、参考記事)
もちろん、課題解決のためのサービスがあって初めて顧客の課題を解決でき、「働く人のライフスタイルを豊かにする」ことが叶うわけですが、そのソリューションを適切にリコメンドしたりインテグレーションするためにはまず正しい課題設定が重要です。
『ハタラクカルテ』は顧客の課題を適切に可視化するためのサービスですが、OKANにとってはミッション実現に不可欠な事業という位置付けなのです。
※ちなみに『ハタラクカルテ』で計測している指標も、「働く人のライフスタイルを豊かにする」というミッションに深く紐づいています。近年「エンゲージメント」というときに、「やりがい・モチベーションをあげる」といった面“だけ“に着目するような言説を目にすることがありますが、私たちは働く上で強くネガティブに影響する要因(極端な業務量や、私生活との両立を阻む状況など)を取り除くことを重視しており、このことが「働く人のライフスタイルを豊かにする」というミッションであり、労働力人口の減っていく日本で働く人を増やすことに繋がると考えています。
さて、冒頭で『ハタラクカルテ』はエンゲージメントサーベイなのか、という問いに対しては、個人的には「半分正しくて、半分正しくない」と思う、と書きました。
確かにサービスのUIUXとして最もコアとなっているのはサーベイ部分になります。しかし、サーベイ自体は目的ではなく、あくまでも手段ですので、単にエンゲージメントサーベイ、という整理をするのには少し違和感が残るわけです。
最終的に目指すべきは、顧客企業の組織課題を解決できるパートナーとして存在することであり、そのためのHowはサーベイだけとは限りません。少し概念的にはなりますが、ハタラクカルテが目指すサービスイメージは、エンゲージメント領域のマネージドサービスなのではないか、と考えています。
(※マネージドサービスとは、元々IT領域においてサーバー運用やソフトウェア管理、セキュリティなど企業の様々なIT環境に関わる業務をアウトソーシングできるサービスを一般的に指します。)
この話はちゃんと話そうと思ったら1時間以上かかってしまいそうなので、今回は簡略版でお送りします。
ハタラクカルテは、もちろんサーベイ部分はSaaSという形で提供をするわけですが、マネージドサービスとしてイメージしているのは、単にシステムの保守運用などのみを行うのではなく、エンゲージメントに関わる様々な業務を請け負う、ないしは伴走していくというイメージです。具体的には課題の特定のためのサーベイ実施とそのためのアドミン業務(サーベイ実施準備など)から、必要な施策への落とし込み、それに必要な外部サービスの選定や導入サポート、将来的にはそのサービス自体の運用まで巻き取っていくかもしれません。
人事領域の中でも組織開発領域は特に年々アップデートされていきますし、働く人の多様性増加に伴って、組織開発の複雑性は増していっています。自社でこれを担える人材を確保できれば良いですが、それ自体の難易度も上がっていく中で、外部の専門家に任せたいと思う企業は増えていくのではないかと思います。我々も、働きやすい組織・働きがいのある組織を作るといったらOKAN、と思っていただけるようになりたいですし、多くの企業の組織課題を解決し、そこで働く人たちが安心してその会社で働き続けられる状況を作る事業でありたいと思います。
ですので、ハタラクカルテはSaaSではありますが、チームとしては『SaaSであることへのこだわりをあまり持っていない』ような気がします。本質的に重要なのは「顧客がどうなりたいかを一緒に描き、それを叶えること」であってどのように実践するのかは方法論でしかないからです。(なので、ハタラクカルテチームにはSaaSだからやりたい、SaaSが好きなので、という人は合わないかもしれません。とにかく顧客がどう考えているか、顧客にどうなってもらいたいのか、にフォーカスできる人は合うと思います。)
ということで、ハタラクカルテはエンゲージメントサーベイというよりは、『エンゲージメントマネージドサービス』を目指していきたいと思っています。「ハタカルを使う」のではなく、「ハタカルに相談したい」「ハタカルに任せたい」といってもらえるとよいのかなというイメージです。(ハタラクカルテは社内でハタカル、と略しています)
(より詳細なお話はカジュアル面談でぜひお話ししましょう!)
こちらについてはまた別の記事でも書いていければと思っていますが、サービスサイトのトップにもあるように「現場の人材定着」ということをひとつターゲットキーワードとして設定しています。
具体的には
などの業界になります。(もちろんそれ以外の業界に提供しないというわけではありませんし、お客さまもいらっしゃるのですが、サービスとしてのターゲットは上記という意味です。)
近年、エンゲージメントはIT系の企業を中心に盛り上がりを見せていますが、いわゆる現場仕事と言われたりする業界はまだまだこういったサービスの浸透率は高くありません。これにはいろいろな要因があると感じていますが、浸透率が高くないからこそ我々としてサポートをして離職防止をし、人材定着率を高めていくことができると思っています。
例えば、今年に入ってコールセンターのお客様でも離職率を10ポイント以上改善できたという効果が出て、表彰されたりしています。
こういった成果を積み上げながら、もっともっと多くのお客様をサポートしていきたいと思っています。
まだまだハタラクカルテ事業はスタートし始めたばかりで、先の長い事業だと思っています。そんな中で、現在は以下のようなイシューを抱えている状態です。ぜひこれを一緒に解いてみたい、というかたにJoinしていただきたいなと思っています。(優先順位はいろいろなので、これら全てを全てやるということではありません)
まだまだやりたいこと、実現したいことがたくさんあります。
もちろん、事業としてはまだまだこれから伸びていこうとしているところですので、いろいろなことが整っていませんし、愚直に泥臭いこともやっていかないといけないフェーズです。私やプロダクトオーナーも顧客のステータス確認のために思い切り電話したり、まだまだ温度感の低い顧客にも根気強く啓蒙していく、必要となるアカウントを大量に発行する(全てシステム化されているわけではないため)、などしたりしています。
そのため、以下のような状況なんだな、と理解いただけると嬉しいです。
上記を見て、「ぜひ自分もチャレンジしてみたい!」と感じた方は、ぜひ具体的なお話をカジュアル面談でお話しできればと思いますので、気軽にご連絡いただければと思います。
読んでいただきありがとうございました。