スタートアップでよくやるコミュニケーション施策をだいたい辞めてみた話

※この記事はプレイド公式note『PLAIDAYS』に掲載した記事を転載しています。

社外の人と話す時によく出るのが、プレイドは割と「大人ベンチャー」という話だ。家庭がある人の割合も比較的多く、スタートアップの成長を一度経験したことのある「スタートアップ二巡目組」もちらほらいる。サービスが立ち上がってから3年、最近は20代若手も増えてきて良いバランスになっていると思う。

どんな会社や組織でも、人数が増えるほどに問題視されるのが社内コミュニケーションの不足だ。社員同士や経営とメンバーといった話はもちろんのこと、過去には入社した人へのサポートが足りない「(入社してみるとまるで)砂漠」が問題になった時期もあった。「砂漠」については社内コミュニケーションだけが問題ではなかったのだけれど、これら課題を解決するためのアイディアが社内から次々生まれ、気がつくと昨年末にはこれだけのコミュニケーション施策が運用されていた。

・ウェルカムランチ(新入社員が既存社員と毎日日替わりでランチ)
・ウェルカムボード
・ウェルカムバルーン(新入社員の机に名前入りのバルーンをサプライズ)
・全社員参加の昼会(お弁当支給)
・シャッフルランチ(月二回、ランダムなメンバーでランチ)
・おやつタイム(金曜15時におやつ支給)
・朝ごはん会(月1回、社外で朝ごはん、任意参加)
・しめめし会(月末にケータリングを呼んで社内でパーティ)
・今月のお誕生日社員をみんなでお祝い(ケーキを用意)

これらをギリギリの人数のHRチーム中心に運用していたのだから、常に忙しいのも頷ける。本業が山ほどある中で、これらコミュニケーション施策を派遣社員さんにも手伝ってもらって、なんとか運用していた。

そんな中、今年の1月にacceleratorチーム(人事や経理財務など、いわゆるコーポレート全般)リーダーとしてエンジニアの牧野が入ったタイミングで、全て見直すことになった。「業務に追われるのではなく、もっと攻めていけるように今やってる施策をほぼすべて辞めてみて、それが本当に必要なのか検証しよう」という牧野の発言がきっかけだ。

結果的に残ったのはこの三つ。

・ウェルカムランチ
・全社員参加の昼会(お弁当の支給はなし)
・しめめし会

これは私の個人的な実感なのだけど、施策を極端に減らした結果、社内のコミュニケーションが減ったという感覚は不思議なほどなかった。定期的な組織改編や部門横断プロジェクトなど、コミュニケーションを目的にしない活動によって十分に補われているというのが正直な実感だ。
施策を辞めたことがよかったというよりは、組織やチーム、新入社員受け入れプログラムなど、社員が増え続ける中でもスケールする協働の形を色々トライして、少しずつ前より良い形になっている結果、辞めても問題なかったという話なのだろう。

事業と密接な関係がないため、HR系の施策は「あること」が常態化すると適切なフィードバックを受けづらい。メンバー自身、これら施策を見直す時には、頭でわかっていても抵抗感が少なからずあったと話していた。社員のために何かやってあげたい・力になりたいと純粋に思って始めたことを手放すのは、実際寂しいことだと思う。

だけども最近、HRのメンバーと一緒に採用面談に出た時「本質的なことだけを追求する会社だから、今までのHRの常識とか通用しなくてめっちゃ悩む時もあるけど、何より自分が成長できる環境」と爽やかに話していたのがとっても印象的だった。決して大きなプロジェクトの話とかじゃないけど、彼女たち自身が今回施策を辞める中で経験したこと、学んだことの正しさに、ささやかな自信を得ている感覚が伝わってきて、私もなんだか嬉しくなった。

社会人初めの頃に、今よりも嫌な人間になるんだったら、働くのは嫌だなと思ったことがあったのをふと思い出す。
HRのメンバーも私もスタートアップ二巡目だけど、この会社で働く中で、まだまだ人としての成長機会がある。そんな当たり前のことを感じた今週でした。

プレイドで一緒に成長したい人、まだまだ探してます。

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