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スタートライン役員 長谷川の創業から今に至る想い【Startline採用ブログ#2】

こんにちは!株式会社スタートライン採用担当の平林です。 今回の採用ブログでは、弊社取締役の長谷川に「創業に至る経緯」や「事業をする上で大切にしていること」、「社員に求めること」について語っていただきました!

創業に至るまでの経緯

みなさん。こんにちは。 株式会社スタートライン取締役の長谷川 新里(はせがわ しんり)です。

弊社は、代表の西村と役員の白木、そして私の3名で2009年12月に起業した会社です。 同じ人材派遣業界で働いていた私たちが“世の中に新しい価値を提案したい”という想いを持ち立ち上げた会社ですが、最初から障がい者雇用支援関連ありきで起業は考えていませんでした。ただ、自分達で起業をしたい!という想いが先行していました。

3人で起業すると決定したのも時間はかかりませんでした。ある日、西村と白木が食事をしている時に、白木から「そろそろ何かやりませんか?」と西村に話があり、そこから西村がすぐ私に「3人で一緒にやろう」と電話をしてきたんです。ふたつ返事で起業することを決意しましたね。3人でやりたい!という想いが強かったんですよね。

当時決まっていたことは、HRの領域で「働き方」を軸にしようということ。 3人それぞれに一致した想いは、人の“働く”ということにフォーカスし、それが社会において意義のあることがどうか?そこをビジネスとして面白みを持って、新しい価値を世の中に創造していきたいということ。 準備期間としては4年ほどかかりましたね。「何が価値となるのか?」を模索しながら3人で意見を出し合っていました。 全員人材派遣の出身でしたが、派遣業界はレッドオーシャンになっており、そこよりも、「働き方」の課題に取り組みたいと思い、セカンドキャリアやデュアルキャリア、女性活躍など様々なテーマで事業を考えていました。

障がい者雇用支援を事業化することに至ったきっかけは、私が前職で障がい者雇用の様々な課題や問題を実感したことでした。 当時の勤めていた企業で特例子会社を設立することになり、初めて障がい者雇用に携わったのですが、まず採用がうまくいかない現状、そして障がい者の働く環境の現実に直面したのです。当時は渋谷の会社だったのですが、採用は渋谷で求人を出しても応募される方は、熊谷や八王子など通勤には困難とされる方が大半で、びっくりしたことを覚えています。そこで彼らが郊外で働くことはできないのかと調べていくと、そもそも郊外には求人自体が少なく、職場がなかなか見つからないことがわかりました。 また、特に身体障がい者の方が郊外から都心へ勤務をする場合、通勤が負担となりせっかく就職した会社を辞めてしまうという課題もわかってきました。

それであれば、障がい者の方が住んでいる地域に「働く場所」と「業務」をもっていければ現状の課題が解決できるのでは?と思い、弊社の「サテライトオフィス」のビジネスモデルに辿り着いたというわけです。 障がい者の方には「雇用の場」や「働き方の選択肢」を増やすことができ、企業にとってはこれまでは採用できなかったエリアで採用を行うことで、採用の選択肢を増やしていただくことができます。サテライトの仕組みを通して、地元で働きたい障がい者の就職・企業の障がい者雇用において、新しい選択肢を提案することが私たちの価値だと考えました。 そして、障がい者雇用支援をビジネスにすることが、今後社会に認知され、この時代の中に定着していくというビジョンを描けたのです。

そこから株式会社スタートラインが始まります。 社名の由来はいろんな人の“スタートライン”になりたいという想いからつけました。

会社設立後は、想像以上に資金繰りに苦労しました。まだまだ産声を上げたばかりの小さな会社に、大手企業からの信頼は当然得られず・・もはやどこの馬の骨かも分からない状態で大苦戦しましたね。そこで、当初は3人でとにかく営業だということで、必死に電話で面会の依頼をしたり、企業への訪問という毎日でした。 そんな中、とある大手企業の人事責任者の方が、弊社の事業に可能性を感じていただき、サービスをご利用いただくことを決めて下さいました。それを機にご契約いただけることが少しずつ増えていったんです。 弊社サービスをご利用いただくということは決して安い買い物ではありません。当時、まだ産声をあげたばかりで実績もない弊社へ、可能性を感じ信じていただいたんだと、本当に嬉しかったですね。お客様に恵まれ、本当に救われたと思っています。

そして次に私たちが考えたのは、自分たちが3人でやれることには限りがあるということ。障がい者雇用支援においてシェアNO1を目指すというビジョンに向けて新しい仲間を増やし、9年目を迎える今では社員数70名までになりました。当時を振り返ると、「本当に会社になったんだ」と実感しています 笑

現在は、サテライトオフィスというハード面以上に、応用行動分析学をベースとした支援技術に基づくサポート力に価値を感じていただいており、サテライトオフィスで働く障がい者の定着率は92.0%と高い数字を実現できるようになりました。今まで以上に弊社サービスが社会に認知されていくといいなと思っています。


事業をする上で大切にしていること

事業経営をする上で、大切なことは3つあります。

1つ目は、「結果を出し続けること」だと考えます。これは、ただ売上や利益だけ追求をするという意味ではなく、重要なのは市場、お客様のニーズに応え続けることだということです。社会やお客様にご満足していただけることが、結果として、売上、利益になるという循環をつくり出せるかだと思います。弊社は福祉ではなく、ビジネスとして事業を行っていますので、利益は、次の投資や社員への還元に使いたいわけです。この投資がさらにサービスのクオリティを高め、新しい事業ができればまた新しい価値を提供することができます。結果、お客様の支持が増えて、売上や利益に繋がっていきます。この循環が勝手にまわる組織にしたいと思っています。ですので弊社社員には、市場、お客様のニーズをしっかりと理解し、そこに応え続けて欲しいですし、障がい者雇用におけるシーズをキャッチし、ビジネスを創っていける人へと成長していってほしいと思っています。 理想の組織は、社員それぞれが、“自発性”“自主性”を持って「みんなが勝手に好きなことをやってくれる会社」です。もちろんニーズとシーズを理解した上で、向かう方向が合っている前提ですが、そんな組織でありたいなと思います。 自分でエンジンをかけて自発的に突き進む!そんな人が合っているんだと思いますよ。

2つ目は、「スピード」です。これもやはり「ニーズに応えるため」です。市場は変わっていくものですし、お客様のニーズの変化にいち早く気づき応えていくことが、ニーズに応え続けることに繋がるのではないでしょうか。スピード感を持つこと、最新の市場を理解していることがまた新しいビジネスチャンスを生むことだとも考えます。

3つ目は、「良くも悪くも経営のジャッジが企業文化となる」ということ。 これは、私自身が常日頃気をつけている点ですが、会社をつくる側になって初めて自覚しました。役員3名の行動と決定が、企業文化にダイレクトに反映されます。だからこそ、1回1回のジャッジがとても重要です。 会社経営の醍醐味にもなりますが、小さな出来事から、常に先々を見据えて慎重に判断をすることを大切にしています。


社員に求めることは「好奇心旺盛でよく笑う雑草であってほしい。」

弊社の社員に求めることは「好奇心旺盛でよく笑う雑草」という言葉で伝えています。

好奇心旺盛な人は、常にアンテナを張り、興味と探究心を持っている人だと思います。そんな人は仕事でも目的を考え、そこからどんな工夫や改善ができるかを考え、常に物事を進化させられる人だと思っています。先ほども市場、お客様のニーズに応え続けるという話をしましたが、まさしく応え続けるには、好奇心が必要不可欠なんですよね。

また、よく笑うというのは、ポジティブシンキングができる人だということ。ポジティブな人はいつも笑っていると思うんです。きっとその裏ではいろんな大変なことや困難なこともあるはずなのに。でも笑っていられるということは、きっとその試練を乗り越えているんだと思います。辛い時でもポジティブに捉え、前向きな行動ができるからきっと物事もプラスに動き、結果乗り越えられるから、いつも笑っていられるという循環なんだと思います。

雑草というのは、学歴や経歴を指しているわけではなく、踏まれてももう一度生えてくる力を指しています。それは、どんな環境にあったとしても、バイタリティを持って自分の力で生きていける力なんだと思っています。困難にぶち当たったときに、どんな気持ちで何ができるか?が重要で、その時に前向きに改善を繰り返しもう一度這い上がれると、徐々に踏まれなくなるんです。踏まれなくなると、そこに花が咲くんですよね。 社員にはこれからたくさんのチャレンジをしてほしいと思っています。だからどんなことがあってもいつか花を咲かせるようになって欲しいと思っています。


面接で何をみているか

実は「障がい者雇用をなぜやりたいか」は二の次だと思っていて、スタートラインに入社したらこうなってやる!という覚悟を面接では見ています。 それは、ポジションなのか事業をやりたいなのか、それぞれの想いを是非ぶつけていただきたいなと思っています。そこにきっとその方それぞれの意志と覚悟があると思っています。 そして誠実さを持って仕事が出来る人と一緒に働きたいと思っています。 弊社の中で自発的に自分にエンジンかけて突き進み、花を咲かせられる人がもっと増えたらいいなと考えています。

当社ではこれからのスタートラインを一緒につくっていく仲間を募集しております。 ご興味がありましたら、是非オフィスに遊びにいらしてくださいね!

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