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障害者雇用支援にキャリアチェンジし、カウンセラーとして自身の可能性を広げていく

スタートラインで働くスタッフの様子を紹介。

今回は2022年3月入社、現在は【サポート付きサテライトオフィスINCLU】にて活躍する堀川さんのお話です!

■簡単な自己紹介
出身:長野県長野市
好きな言葉:『他人は自分を映す鏡である』
『鏡は瞥見すべきものなり、熟視すべきものにあらず』
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞、ゲーム


----------まずは、堀川さんの前職について教えていただけますか。

 新卒で、若年層向けの就労支援を行うサポートステーションで働いていました。そこには様々な方が通所されるのですが、私が担当していたのは通所するまで医療の網にかからなかったり、ご自身でも気づくことができなかった精神疾患を持つ方でした。ご本人の私生活や就労に関する悩みに対して、選択肢を提示するような心理相談員です。



----------その領域に興味を持ったきっかけをお持ちだと思うのですが、教えていただけますか?

 大学から心理学を専攻しています。元々、高校生活は部活まっしぐらだったこともあり自分の進路のことは全く考えていませんでした。部活が終わって、急に進路を検討しなければならなくなった感じでした笑。漠然とどうしようか考えていたのですが、その頃に同じ部活だった友人が心因性の身体障害(心の状態によって、身体に症状が出る※声が出ない、耳が聞こえないなど)に悩んでいることが発覚しました。当初はただ、急に学校に来なくなってしまい、先生からも詳しい事情は聴くことができなかったのですが、本人と直接連絡を取った時にその事実を知りました。

 本人も、突然出てきた症状に驚いたようでした。通院を通じて自分の症状を理解していったようなのですが、理解をすればするほど、"みんなに迷惑がかかるのではないか"などと思い悩むようになり、学校に通うことができなくなってしまったようでした。この出来事が、自分の中で強い課題意識を持つきっかけとなりました。心の変化が、その人の人生に大きく影響する。だからこそ、専門性を身に付けて力になれるように心理系の領域に進むことを決めました。臨床心理士を取得するために大学院まで通い、前職を選択しました。

 学校で学ぶカウンセリング技術は、「どういうニーズ(課題)に対してどのようなサポート(対策)を行うか」と、双方の課題意識が成立した状態で学ぶことがほとんどなのですが、実際の現場では"目指すゴール"は双方が同じものの、現状に対して支援者が考える「取り組まなければならないこと」と、本人が希望する「取り組みたいこと」ことがマッチしていない状態がほとんどのため、ゴールに向かって様々な側面からアプローチをする必要がありました。だからこそ、就労支援に関することもとても勉強しましたし、それでも難しい課題に直面してきました。

 3年ほど勤めたのですが、就労支援を行った人が就職先(企業)に適応できず戻ってきてしまうケースが多かったです。その頃も企業の障害者雇用に対する関心は高まっていたものの、まだまだ理解が促進されていないのではという課題も感じていました。一方で、自身のカウンセラーとしてのキャリアについても新しい可能性を見出したいと考え始めていたこともあり、障害者の就職後のサポートを支援する仕事にチャレンジしようと考えました。


ビジネスとして社会課題に介在し、成立させていくことで得られるやりがいがある

 ------------身近な社会課題がきっかけであったこと。また、心理職としてキャリアを積む中でより強く感じる課題が具体的になっていたのですね。

 スタートラインについては、求人票を見るまで存在を知りませんでした。様々な会社を見ていましたが、サテライトオフィスというサポート付きシェアオフィスを活用した障害者雇用が、いままで知らなかった障害者雇用の選択肢であり、とても興味を持ったことを覚えています。障害者が長く活躍し続けるためにサポートを行うという仕事内容もマッチし、入社を決意しました。


----------スタートラインへキャリアチェンジ後、障害者の定着・活躍に向けてアプローチする中でどのような気づきがありましたか?

 前職では「障害者と支援者」の2者関係だったものが、現在はクライアント(雇用する企業)が入り3者間となり、最初はギャップを感じていました。障害者の雇用を支援するプロセスが、サービスを利用する企業にとって満足度が高いものでなければ成立しない、ビジネスとして介在する難しさです。そのため、支援者としてのスキルだけでなくクライアント対応の力や組織を運営していく力も必要となってきます。いままで培ってきた自分の経験とは異なる、必要なスキルや知見があるなと実感しています。



様々な経験を持つ社員がいる環境だからこそできる、新たな価値創造を大切にしていく

-----------ビジネスとして介在するからこその難しさや、やりがいを経験されているんですね。今後のビジョンについてもお聞かせいただけますか?

 より専門性の高い支援が提供できる組織でありたいと考えています。障害者雇用の市況は早いスピードで変化していて、クライアントからのニーズも多様化し、私たちはサービスの質をアップデートし続けなければならないと考えています。

 そのような中、スタートラインには異業種から転職されてくる社員がたくさんいらっしゃるため、異業種の経験があるからこそ気づいたり見えたりする視点やアウトプットが多くあります。そこに非常に面白味を感じています。いままでスタートラインが培ってきたものと、そこに新たに入ってくるエッセンスが交じり合って、サービスや支援の質が高まっていくような、そのようなプロセスに介在していきたいと考えています。そして、サポーターそれぞれが自分の知見や専門性が発揮できている環境だと、心から実感できる組織でありたいと考えています!






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