助太刀バリューインタビュー第五弾!「優しさ」が生んだ仕組み化。急成長組織の"成長痛"に向き合ったFSマネージャーの奮闘記
皆さんこんにちは! 助太刀 マーケティング部の赤木です。
今回はバリューインタビューをお届けします!
2026年度上半期のバリューアワード※を受賞したフィールドセールス(FS)部の黄(こう)さんのインタビュー記事です。
※「バリューアワード」
全従業員を対象に、バリューを体現していると思う人をアンケートで調査。その中で最もバリューを体現している人を1名選出し、表彰する制度
[助太刀コーポレートバリュー詳細はこちらからぜひご覧ください]
黄さんは入社3年目を迎え、「仲間とつくる」、「ゲンバ主義」というバリューで見事受賞されました。
FS(フィールドセールス)部門において、急拡大する組織特有の壁に直面する中、形骸化していた営業マニュアルを「虎の巻」として現代版へアップデート。 その原動力は、単なる業務効率化ではなく、「新しく入る仲間が迷わないようにしたい」というチームへの想いでした。
今回は、そんな黄さんが「優しさ」を起点に行った組織づくりや、異業種からIT業界へ挑戦した当時の葛藤についてたっぷりと伺ってきました。 未経験からIT業界への転職を考えている方や、今まさに壁にぶつかっている社員の皆さんにも、ぜひ読んでいただきたい内容です!
営業部 マネージャー 黄 博鷹さん(2026年1月時点)
とにかく「稼ぎたい」。野心だけで飛び込んだITの世界
── まずは、助太刀に入社するまでの経歴を教えてください。
黄: 日本大学を卒業して、新卒で不動産の売買仲介会社に入社しました。当時の就活軸はシンプルに「とにかく稼ぎたい」(笑)。 不動産営業としての3年半は、ジェットコースターのような日々でした。1,000万円売る月もあればゼロの月もある。そんな環境で泥臭く数字を追っていました。
── そこからなぜ、建設テックである助太刀へ?
黄: 理由は大きく3つです。「BtoB営業の経験を積んで市場価値を高めたい」「ワークライフバランスを見直したい」、そして「前職で少し関わった職人さんたちの力になりたい」。これらがハマったのが助太刀でした。
あとはオフィスがカッコ良かったことは最終的な決め手の一つにもなりましたね(笑)
── 現在マネージャーを務めるFS(フィールドセールス)について、どのような役割か教えてください。
黄: 簡潔に言うと、お客様に助太刀を提案して、契約を進めさせていただく部署です。 ただモノを売るだけではありません。建設業の人手不足などの課題は深刻化しているので、お客様のあらゆる情報から仮説を立て、将来の社会情勢などを見据えた上で「助太刀が伴走する未来」をご提案します。コンサルタント的な視点が求められる仕事ですね。
ちなみに当社では「The Model(ザ・モデル)」型の分業制を導入しています。IS(インサイドセールス)などが獲得した提案機会を、私たちFSが受け取って商談に臨み、ご契約後はCSがサポートするというチーム連携で動いています。
異動先で学んだ、「準備」という優しさ
── 入社後は順風満帆でしたか?
黄: いえ、全くそんなことありません(笑)。 最初はFS配属だったんですが、1年ほど経った頃にISへ異動になりました。当時は自分の成果も安定していなかったので、「FSとして力不足だったのかな」という劣等感でいっぱいでした。
でも、そこで腐らずにいられたのは、当時の上司や先輩のおかげでした。
── どんな出会いがあったんですか?
黄: 当時の上司が、成果が出ずに悩む私に対して、とことん向き合ってくれたんです。 私が翌日の商談のために作った脚本(トークスクリプト)をチャットで送ると、夜遅くでも必ずフィードバックを返してくれる。「ここまで自分のために時間を使ってくれるのか」と衝撃を受けました。
そこで気づいたんです。「成果を出すための準備とは、相手(顧客や仲間)への誠意なんだ」と。
「悔しさ」よりも、「自分もいつか誰かにこうしてあげたい」という感謝と憧れが、仕事への向き合い方を変えてくれました。
急成長組織の「成長痛」。迷子になる仲間たち
── その後、FSに戻り、マネージャーになられましたね。当時の組織はどんな状況でしたか?
黄: 会社が急成長している時期だったので、新しいメンバーもどんどん増えていました。 ただ、人が増えるスピードや求められる目標に対して、育成や自走の仕組みが追いついていなくて……。
みんな真面目で一生懸命なんですが、「どう走ればいいかわからない」と迷子になっている状態でした。
正しい地図がないまま走らせてしまっているから、結果が出にくい。結果が出ないから、雰囲気も重くなる。 まさに組織としての「成長痛」を感じていました。
「みんなが迷わず、安心して走れる状態を作らなきゃいけない」。 マネージャーになった時、強くそう思いました。
誰かのために。「優しさ」から生まれた虎の巻
── そのために着手したのが、「虎の巻」の刷新だったんですね。
黄: はい。以前からマニュアル自体はあったのですが、古くなっていて使われていませんでした。 そこで、トップセールスたちを巻き込み、ノウハウを「虎の巻」として現代版へアップデートしました。
トップセールスの意見を参考に、
新入社員向けのオンボーディングでは構造的にFSのミッションを説明
── こだわったポイントはありますか?
黄: 「売上を上げるため」というより、「新しく入った人が困らないため」という視点で作ったことです。 未経験で入社して、右も左も分からない状態って不安じゃないですか? 私自身もそうでした。 だから、「これさえ見れば大丈夫」というお守りのようなものにしたかったんです。
新人が入れば、私が1週間つきっきりでロープレをして、この「虎の巻」の使い方を伝えました。 「仲間を迷わせない」というコンセプトが、結果として組織全体の受注率底上げに繋がったんだと思います。
目指したのは「部活感」のあるチーム
── 仕組み(ハード)だけでなく、チームの雰囲気(ソフト)作りで意識したことはありますか?
黄: 「部活感」のある組織を目指しました。 体育会系のような厳しい上下関係ではなく、同じ目標に向かって一体感を持って走れるような感覚です。 そのために、意図的に雑談を増やしたりしました。
── 噂では、社内でマリオカート大会を開催したとか(笑)
黄: はい、「マリオカート大会」をやりました(笑)。 これも「目標未達で落ち込んでいる空気をなんとかしたい」という思いつきだったんですが、やってみると意外な発見があって。
飲み会よりもゲームの方が、役職や年齢に関係なく「やったー!」「悔しい!」って素の感情が出るんですよね。 「このチームなら弱音を吐いても大丈夫」「失敗しても助けてくれる」。 そんな心理的安全性が生まれたことで、仕事上の相談もスムーズになり、組織としての一体感が強まりました。
社内フリースペースにてマリオカート大会開催!
RPG感覚で乗り越える。そして「感謝」へ
── プレイングマネージャーとして走り続けるのは大変だったと思います。「しんどいな」と思った時、どうやって乗り越えましたか?
黄: 2つあります。1つは「RPGゲーム感覚」で捉えること。「このボス(困難)を倒したら、経験値めっちゃ入るじゃん」って、自動的に変換しちゃうタチなんです(笑)。キツイことと楽しいことは紙一重だと思って乗り越えました。
もう1つは「筋トレ」です。悩んだ時こそジムに行って2時間くらい追い込む。そうすると不思議と脳内がクリアになるのでオススメです!
── 前職と比較して、今の「助太刀の黄さん」はどんなところが変わったと思いますか?
黄: 圧倒的に「関わる全ての人に感謝する気持ち」が強くなりました。 これは、助太刀に入社して出会った恩人である上司2人から学んだことです。
一人は入社当時のリーダーだった方。「お前は数百万円の提案をするのに、それ相応にお客様のことを考えられているのか?」と問われました。金額の多寡ではなく、一歩踏み込んだ提案をするための「準備」こそが、相手への誠意なのだと教わりました。
もう一人も当時のリーダーで、「お客様が主役だし、社内の関わる人全てにも感謝しよう」と言われ続けました。 お客様はもちろん、ISやBPO(営業サポート)など、いつも誰かからのGiveがあって日々仕事ができている。そのことに気づいてからは、心からの「ありがとうございます」が何より先に出るようになりました。