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私が長期インターンに参加した理由〜人に向き合い、可能性を広げるプログラミングキャンプ〜

こんにちは!広報インターンの浅野です。

この記事は、1社で1ヶ月以上のインターンシップを経験したことのある方にインタビューし、長期インターンを通して実際にどのような経験ができたのか、その経験が自身のキャリア観にどう影響し、インターンに参加をすることでどのようなメリットがあるのかをまとめています。

今回は、慶應義塾大学環境情報学部4年の松井達夢さんです。ライフイズテック株式会社で中高生にプログラミングを教えていたという松井さん。なぜインターンを始めたのか、インターンを通して自身のキャリアに対する見え方は変わったのかについてお話を伺いました。

高校生時代に憧れたインターンに、大学1年の春から参加


―まずは、インターンの内容を教えてください。

中高生に対して、Web制作などの知識を教えていました。形式としては、長期休暇時に5日間で行う「キャンプ」と、週に1回本格的に学ぶ「スクール」の2つがあります。僕が主に参加していたキャンプでは、東大や慶應などの大学のキャンパスで、WebページやiPhoneアプリなどを制作するコンテンツを担当していました。

キャンプの参加者はそれぞれチームに分けられます。インターンは各グループのメンターとして中高生にITスキルを教えていきます。カリキュラムは用意されていますが、教え方や言葉の使い方などはメンターに一任されています。参加者によってスキルや進める速度が変わってくるので、一人一人の状態に合わせてプログラムを考えることが求められました。


―一人ひとりに向き合わなくてはいけない、大変なインターンですね。なぜ参加しようと思ったのでしょうか。

高校2年生の時にライフイズテックのキャンプに参加していて、その時の経験が大きいです。プログラムを通して、自分自身の将来が広がっていく感覚が強く印象に残っていて、当時のメンターのように中高生に何か還元できればと考えてインターンに参加しました。

実は高校生の時に研修を受けていたので、大学1年生の春からもうインターンを始めていました。


―すごく早い段階からインターンに参加していたのですね。どのくらいコミットしていましたか?

ライフイズテックのキャンプは8月が一番忙しい時期になります。夏だと1ヶ月のほとんどはインターンの予定が入っていました(笑)参加者の中高生とのふれあいが好きだったので、とても楽しい時間でしたね。

※後列の一番右が松井さん


一人ひとりに向き合ったマネジメントが求められるインターン


―インターンをやっていく中で、一番嬉しかったのはどんな時でしょうか。

キャンプのプログラムが終わった時に、最後お別れの瞬間があるんです。その時に、「自分の夢ができました」とか、「一生忘れないです」と参加者が言ってくれた時は本当に嬉しいですね。やっぱり、自分の向き合い方や、その子の可能性をどれだけ広げられたかによって、返ってくるものが変わってくるので。

過去に一度、「初日で満足できなかったら帰ります」と参加表明時の書類の備考欄に書いている子がいました。一時はどうなるかと思いましたが、その子が最後にキャンプ全体で一番のクオリティの成果物を上げて表彰されたんです。

インターンを通して、僕自身もしっかりその子に向き合いきれたと思いましたし、最後にその子が「夢に対する思いが強まった」と言ってくれたのは本当に嬉しくて、忘れられない思い出になりましたね。それが大学2年生の時なのですが、今の自分を作る重要な経験でした。


―逆に、インターン中の失敗談などはありますか?

最初にメンターとしてインターンに参加した時の思い出があります。キャンプの最終日に、保護者なども見に来る参加者全員の成果発表会があるのですが、担当グループの発表資料が間に合わなかったんです。最終日になっても資料が途中のまま、発表する動画も作っていないという状況で……。

最終的になんとか形にはしましたが、即席でやってしまったのでクオリティも高くなく、今振り返るとその時のキャンプ参加者を全然満足させてあげられなかったと感じています。当時の参加者は「まあ、こんなものか」と思っていたかもしれませんが、僕の中では失敗だったなと思っています。


―それは、どのように改善していったのでしょうか?

思ったよりも資料作成や準備に時間がかかるんだなと学んだので、最終日は余裕を持って、開発は4日目までに基本的には終わらせておくということに決めました。最終日をプレゼンの準備にあてるという形をとって、ゴールから逆算することで上手く管理できたと思います。


―これらのインターンの経験から、新しく得た考え方はありますか。

インターンに参加して得たものは、もちろん教える技術とITの知識・スキルもありますが、一番は自分のやりたいことや好きなものに気づけたことだと思っています。

初めは、プログラミングを教えることも好きだから、どっちもやりたいと思ってインターンに参加したんです。でも実際にやってみるとプログラミングはそうでもなくて。どちらかというと、中高生の可能性を広げることに自分のやりがいやモチベーションを感じていました。

インターンを通して、自分が人と向き合うことが好きだと気づけたのは、本当に良かったなと思っています。


若者が希望にあふれる世界をつくりたい


―これから働いていく上で、どのようなことを大切にしていきたいですか。

人の可能性を広げるということを軸にしていきたいです。大雑把に言うと人材系、キャリア教育などになるのかなと思っています。

あとは、目的を達成するために自分で考えてがつがつ進めていくやり方が合っていると思うので、ベンチャー気質の会社を選びたいなと。その方が自分の力を発揮できると思いますし、キャリアを築いていく上で自分の力を高めていくことができるのではないかと思っています。


―今後の目標を教えてください。

「若者が希望にあふれる社会」を目指したいと思っています。今の日本は、高度経済成長期のような、明日の日本がもっと良くなるという希望を持てる状況ではありません。だからこそ、個々に希望を持つ時代だと考えています。そして、自分のキャリアや将来に対する希望を持っていく中で、結果的に日本をよくできたら良いなと思っています。

会社選びにしても、個人での活動にしても、自分の理想とする社会へ向かうことができるようなアプローチをしていきたいですし、そういうキャリアを選んでいきたいですね。


―最後に、これからインターンに参加する学生へメッセージをお願いします。

大学生って、一番何もない状態で、自由に時間を使いながら自分の将来を考えることができる時間です。社会人になるための準備期間でもあるので、その時間を有意義に過ごしてほしいなと思います。僕にとって、インターンはその手段として有効でした。

これからインターンをする学生はどんどん増えてくるし、当たり前になってくる。自分の好きなことでお金をもらえるのって良い経験だと思うので、周りの目は気にせず、やりたいことにどんどん参加してほしいです!


―ありがとうございました!


おわりに

松井さんはインターンを始めた当初、プログラミングそのものと、教えることの両方に興味があると言っていました。けれども、インターンで人と向き合う経験をしたことで、プログラミングよりも人と関わること、可能性を広げていくことの方が自分に合っているという気づきを得ていました。

さらに、自分で進められる環境が良いというように、どんな働き方ができれば良いかについても松井さんは考えるようになっていました。このように、今まで自分では気がつかなかった新しい方向性を、インターンでは深く考えることができるのだと思います。

次回は、ベトナムの人材会社でインターンをしていた人のインタビュー記事を予定しています!

それではお楽しみにー!

Writing:Moeka Okada

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