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全部大変で、全部最高だった。未経験から挑戦した大型イベント「FUZE」を振り返る

ウォンテッドリーには様々なバックグラウンドを持ちながら、未開のキャリアに挑む人が多くいます。

今回インタビューするのは、全くの未経験からウォンテッドリー主催の大型イベント「FUZE」のディレクションに挑戦したマーケターの田中 咲樹(プロフィール)。新たなキャリアと向き合い全うしている彼女に、このイベントについて振り返ってもらいました。

人事へフォーカスした新感覚のイベント。

まずは FUZE そのものについてですね。FUZEは、Wantedly をもっと使いたい!と思ってもらう担当者を増やすことを目的にしたイベントです。いわゆる、利用モチベーションの向上ですね。これからの組織づくりを担うリーダーたちにスポットライトをあてる 1DAY イベントとして、2020年から始まりました。

FUZE2023 | 採用と組織づくりをリードするイベント by Wantedly
これからの組織づくりを担うリーダーたちにスポットライトを当てる、ウォンテッドリー主催の1DAYイベント「FUZE2023」。12月6日、原宿にて開催。
https://fuze.wantedly.com/

イベントの内容は、その年のテーマに合わせたセッションと「Wantedly Best Teams」というWantedly の活用で成果が上がった企業を表彰するアワードで構成されています。

ウォンテッドリーのサービスは、各社に運用を継続してもらい、候補者様と共感しあい採用するサービスになっているので、企業からの自発的な発信が必要になってきます。

つまり、自身の会社のことを理解し、どんな想いで事業をやっているのか、どんな想いの人と働きたいかなどを発信する必要があるため、運用の継続力と根気、社内の巻き込みなど色々大変なことが多くあると思います。
なので、アワードは特に人事担当者が「頑張ってよかった!!」と努力が報われるようなイベントにしたいと思い、つくっていきました。

「生みの苦しみ」にもがき、夢中になった時間。

抽象度の高い目的がある中、達成に向けて田中は様々なアイデアを悩みながらも考え抜いたという。

イベントの目的が決まった後、手段を考えていきました。基本は裁量を持って進めることができ、新しい切り口やアイデアを出すことも可能です。

ただアイデアが出るまでは、本当に苦しかったですね。。。私はアウトプットするときは、紙に書くことが多いのですが、とんでもない枚数の紙に書き殴ってた気がします笑
とは言いつつ、自分だけでは考える幅が結構狭くなりがちなので、一緒に動いてくださった多くのメンバーからのフィードバックをもらいながら進めていきました。FIX していくまでの工程が、イベントの第一の難関だった気がします。

生みの苦しみというやつですかね。

ただ、どういうものにすれば喜んでもらえるのかを想像するのが自分の好きなことでもあるので、大変さもありつつ、一方で寝食を忘れて夢中になってやっていた記憶があります。

アイデアを形にする時、絶対に一人では成し遂げられなかった。

没頭し完成させたイベントの器。ただそれはスタートラインに立ったに過ぎません。どんな人と協力し、イベントを遂行したのでしょうか。

思い出すと、もう本当にいろんな人にご協力いただいてゴールまで迎えた感じがありますね。挙げていくとこんなにも関わっていただいた方がいました。

一人だとできることが限られるけど、各分野のスペシャリストの Can が集まれば大きな感動も作り出すことができるんだと実感しました。

チームとして上記に記載していませんが、イベントの裏側には協力いただいた方がもっといます。

今回、セッションにご登壇いただいた方の裏側にも調整やサポートしてくださっていた方もいらっしゃいますし、私自身が進行上で不明点があった時に、一緒に解決してくれた社内のメンバーもいます。また、大型イベントなので、拡散を協力してくださったメンバーもいます。

本当にいろんな方の支えと協力があってこそだなと感じますね。

実は全くの未経験だったんです。イベントのディレクションって。笑

多くの人を巻き込み、開催された大型イベント。そんなイベントの企画・ディレクションは田中にとって人生で初めてだったと語る。

イベント系のディレクションは過去の経歴からもやったことがなくて、ウォンテッドリーに入社して初めてだったんですよね。前職では広告制作会社でディレクターをやっていて、「ディレクション」という名前が同じなだけで、イベントになると全然違います。前職の経歴を活かせた部分としては、告知 LP の作成で、ワイヤーフレームを書いたり、デザイナーやエンジニアに協力してもらい進めていく工程などは活かせたと思います。

業務としては、大勢の協力してもらう社外社内との連携や同時進行する内容も多く、最後まで無事にやりきれるかとても不安でした。
でも、社外はもちろん、社内でもサポートしてくれる社員がいてくれたからこそ、無事にやりきれたと思ってます。本当に感謝しかないなと。(改めてありがとうございます!!)

あとは、基本的には一緒にやるメンバーとは楽しくやりたいという思いがあるので、その気持ちでイベントを作れたのかなと思ってます。

リードする部分については、FUZE チームを引っ張っていけたかというと、まだまだできてない部分も多く、自分の中で抱え込むこともあったりで、自信持って「リードできました!」なんていうのはまだ言えないです。今後はイベント自体も盛り上げられるように進めるのと同時に、一緒にやりたいと思ってもらえるようにしていくのも目標です!

イベントのディレクションは、トラブルが起きたり、イレギュラーなことが発生しても冷静に判断して前に進めていく力が求められると思ってます。今回の大型カンファレンスの企画から運営まで一貫してできたことは、不安な中でも自分の枠を超えていけた感じはありました。イベントが終了した時には、なんでもできそうという一時的な自信が沸いた記憶があります。笑

この一時的な自信を強みに変えるために、これからも経験を重ねていきたいと思います。

数字では見えないココロオドルを加速させていく。

FUZE で様々なアイデアを展開していった田中。具体的にはどんな施策を打ち出していったのでしょうか。

今回のイベントテーマは「Crossover」。「交差点」という意味になりますが、このテーマには人事が採用の垣根を超えて、広くビジネスに関わっていくことが重要という想いを込めていました。なのでセッションは、人事を軸に組織、候補者、経営、キャリアの4つを掛け合わせて作りました。

まとめると、以下の6つの施策を打ち出していきました。

  1. 初のオフラインとオンラインのハイブリッド開催
  2. イベント後の懇親会実施
  3. アワード受賞企業による特別セッションの実施
  4. 共感採用をもとに各社の出会いのエピソードを募集し、選抜された3社を記事化
    1. https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/award2022_story03/
    2. https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/award2022_story01/
    3. https://www.wantedly.com/hiringeek/interview/award2022_story02/
  5. 採用担当者の採用に対する想いをコンテンツの待ち時間で流す
  6. 告知 LP を受賞企業レポートを掲載し、蓄積型へ(https://fuze.wantedly.com/)

まず1,2についてですが、直近はコロナの影響でオンラインで開催されていたものをオフラインの開催としました。リアルに交流できる機会が減っている状況だったので、イベントを通して交流も深めてもらおうと、招待企業限定の懇親会もイベントに組み込みました。久々のオフライン交流とのことで、アンケートの満足度も高かったですね。

4の施策については、ウォンテッドリーが提唱する「共感採用」について、数字では見えない素敵な出会いとココロオドルような体験を様々な企業がされているのでは?という仮説のもと実施しました。

初めての試みだったため、Best 100社限定でエピソード募集させてもらいましたが、想定よりも多くのエピソードが集まり、全部記事化したいくらい素敵なエピソードばかり。やはり、共感を通じた素敵なエピソードが各社あることに嬉しさを覚えた記憶があります。

また、その応募の回答項目に、「採用にかける想いを教えてください」という自由記入欄を設けていたのですが、そこにも熱い言葉がたくさん込められていました。この想いをぜひ知ってもらい、人事としてのモチベーションを上げてもらいたい背景から、5に記載している施策をすることにしました。例年、コンテンツの切り替え時間はタイムスケジュールのループで構成されていたので、その時間にも士気を上げられるような施策になったのではと思ってます。

最後の6の施策についてですが、今までの FUZE の LP はイベントの告知がメインになっていて、その年の受賞企業のレポートなどは掲載していない形で構成されていました。

しかし、FUZE の受賞企業のレポートを掲載することで、サイトに訪問したユーザにも受賞企業と過去イベントの詳細が1つの LP で確認できるようにしたい背景があったので、2022年からその仕様で構成するようにしました。

LP だとあるあるなのかもしれませんが、1つの訴求内容に対して1つの LP のように構成が多いと思うので、その訴求が時期を過ぎれば、風化しやすいのも特徴な気がしていました。FUZE も年に1回の開催なので、すでに利用してくださっている企業様からの認知はあるものの、よりイベントの認知を高めたい思いもあったので、風化させないような仕組みをこれからしていこうと思っています。

全部大変だった。でも、全部最高だった。

多くの具体的施策が走る中、田中が大変だったことや、モチベーションに繋がったことは何だったのでしょうか。

文字どおり、全てが初めましての状態だったので、霧の中を進んでいる感じでした。なので、正直にいうと全てが大変でした。笑
その中でも特に、いろんなことを決断して前に進めていくことが自分の中で大変だったなと思っています。

進行上、「こういうこともできればいいかも!」や「こうやれば、喜んでもらえそう!」などの新しい施策が急に湧き出ることもあります。
本当はやりたいけど、スケジュールやリソースの関係で、可否判断を決断をしていく必要があります。短期間で大きな決断をしていくことは今まで経験が少なかったので、大変な部分でした。ただ、その時にイベントの Why、What を企画の最初に設定しておくことの大切さを学ぶことができて良かったと思っています。

あとは常に時間との戦いでしたね。スケジュールの調整して、社内社外の人も調整しての連続。イベント終了までは気が抜けない日々が続きましたが、最後は最高にやって良かったと思える終わりになりました!

結果として、イベントで目標としていた集客数にまでは到達しなかったのですが、アンケートでの回答はもちろんのこと、会場に来場いただいた方の楽しそうな雰囲気を見たり、セッションに登壇いただいた方からもコメントいただけると、嬉しさに満ち溢れました。
一番嬉しかったのは、SNS 上でのコメントやアンケートでの自由回答のコメントですね!

また、参加いただいた方から改善コメントをいただける時もあります。そのようなコメントは本当に貴重なので真摯に受け止めて次回の改善に繋げていきたいです。
フィードバックコメントは、ある意味、一緒にイベントをより良くしたいと思ってくださっているととても有り難く受け取っています。

ここまで挑戦できる環境はそうないと思う。

常により良いものを目指していくストイックな田中。最後にウォンテッドリーでマーケターとして働く面白さを聞いてみた。

手段だけでなく、根本から自分で考えられることは本当に面白いです!

私は大型イベントやセミナーなどを計画・実行することが多いのですが、手段の一部を任せてもらうのではなく、根本の企画段階から仮説を立てて、進められるのが何よりもやりがいがありますね。こういった環境はあまりないと思っています。

前提、挑戦させてくれる環境があるので、やりたいことは提案することができ、意思決定の速さも成長スピードを加速させてくれるのが醍醐味ですね。

今年のイベントも企画が始まったタイミングなので、詳細はまだ内緒ですが、去年よりさらに満足度の高いイベントにしたいなと思っています!

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