会社理解の基軸にWantedlyを。ストック型コンテンツ「ストーリー」を活用し、多角的な理解を促進|BEST ROOKIE TEAM:株式会社テレシー

ウォンテッドリー株式会社が主催する、年に一度の大型カンファレンス『FUZE』。こちらでは、毎年素晴らしい採用実績とWantedlyの運用実績を誇る企業をAWARDにて表彰しています。2022年のFUZEにて、見事【BEST ROOKIE TEAM】を受賞したのは、株式会社テレシー(以下、テレシー)の皆さんでした。

同社がWantedlyを利用して採用活動に取り組み始めたのは、2021年の10月。なかでも、ブログのようにコンテンツを作成し発信できる「ストーリー」機能をフル活用しました。約1年間で投稿されたストーリー記事はなんと52本。Wantedlyを利用し始めた大半の企業が最初の1年目は記事投稿に苦戦するなかで、同社の投稿数の多さは注目すべきものがあります。本記事では、同社のWantedly運用方法とその効果を具体的に伺っていきます。

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共感を軸にした採用を始めるには?

共感を軸にした採用の必要性は感じているけど、何から手をつけていいかわからない…と考えていませんか?

Wantedlyは、会社の目指すことや、はたらく人の想い、価値観への共感を軸にした採用サービスです。
パーパスへの共感度合いでモチベーションに2.5倍の差がでるとも言われている昨今。会社のミッションやビジョンを発信して、新しい世代の特徴にフィットした採用活動を始めませんか?

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▼インタビューさせていただいた株式会社テレシーの方々

・代表取締役CEO 土井 健 様

・採用広報  石井 しおり様

・HR本部 中途採用人事 中野 匠希 様

ストーリー記事の執筆に時間とコストをかける理由とは?

ーーなぜ記事制作と更新に注力されるのでしょうか。

土井さん(以下、土井)Wantedlyで掲載している当社の理念や価値観、社員一人ひとりの紹介記事などを、他媒体や人材エージェント経由の応募者に「この記事読んでください!」と申し送りしています。

その記事を見て、当社の社風や想いに共感した入社者がここ1年間で格段に増えているので、Wantedlyが果たしている役割はとても大きいと考えています。そろそろWantedly経由で採用したいのは本音ではありますが(笑)。

当社が記事制作や更新に注力する理由は、事業は採用が全てだと考えているから。事業運営がうまくいくかどうかは、採用次第だと言っても過言ではないと思っています。

ーー「事業運営には、採用が全て」だと考える理由を教えてもらえないでしょうか?

土井:テレシーを起ち上げる前に、アドテクノロジー企業の2代目代表をしていました。当時は私が採用に関わっていなかった人やM&Aで入社した人など、いろいろな境遇や考えの人が集まっていて、事業運営における理念共感など人材採用の大切さを痛感したことがありました。

この経験から、テレシーを始めた時は、過去の経験や能力はもちろん大事だけど、「会社の風土や考えにマッチするか」「苦しいときに一緒に乗り越えていけるのか」といった観点で採用は妥協しないと決めたんですね。

でも、「この人を採用したい、一緒に働きたい」と思えるような人に出会うことは、簡単ではありません。だからこそ、採用にどんどん投資をするべきだし、絶えずいろいろな角度から求職者に対してアプローチをしないといけないんです。

自分で直接声をかけたり、エージェント経由で当社のことを知ってくれたり、当社との出会いのきっかけはさまざまだと思います。何かのきっかけでテレシーのことが気になり「どんな会社だろう?」と調べたときに、リッチなコンテンツがあれば、それが大きな縁を生むかもしれない。

だからこそ、採用に投資をしているのです。Wantedlyの記事を見て入ってくださった方が当社の社風にマッチして活躍しているので、これからも続けていきたいです。

毎週1本のストーリー記事を投稿できる秘訣。記事の企画やネタの考案方法は?

ーー毎週1本のストーリーを投稿をされていますね。とても大変なことだと思うのですが、投稿を続ける秘訣を教えてもらえないでしょうか?

石井さん(以下、石井)私の業務は採用広報が中心です。Wantedlyを専任担当しており、週に1本のストーリー記事の制作・投稿することをミッションとしています。テレシーに興味がある、これから選考を受けようと思う人、選考途中の人などにテレシーのことを多角的に知ってもらうことで、入社後のミスマッチを防ぎたいと思っています。

Wantedlyを活用し始めた1年前は、1本の記事をつくるのも大変で、隔週1本ペースでの記事投稿を目標にしていましたが、段々とペースを掴めるようになり、週1本の投稿になりました。

継続は力なりと言いますか、専任で裁量大きく任せてもらい、記事執筆にも慣れてきたことが大きいかもしれません。現在の所感としては、週3日(0.6人月)あれば、一人で回していけると思います。

ーー記事を制作するのは大変なことだと思うのですが、苦労はないのですか?

石井:記事制作やライティングの経験がなかったので、当初は本当に苦労しました(笑)。他企業が投稿しているストーリーを参考にして、真似できる点は真似をし、”テレシーっぽさ”が伝わる記事のアイデアをたくさん出していきました。

定期的に代表の土井さんと1on1を行い、記事アイデアを見てもらいつつ、土井さんのアドバイスも参考に進めています。新入社員がいるときは、社員紹介のコンテンツを投稿したり、採用担当の中野さんから「営業部署の紹介記事がほしい」と要望あれば、営業部の紹介記事を構想したり、常に記事のネタとなるアイデアをスプレッドシートにストックするようにしていますね。

私の業務は採用広報で、他部署の皆さんと毎日会うわけではないので、基本的には初めてお会いする人がほとんどです。そのため、取材時は会話をいかに盛り上げるかを意識しています。インタビューというよりも、雑談・会話をしようという気持ちでやっているため、それが魅力を引き出す上では上手にいっていると思います。

ーー記事を書くときに、意識していることはありますか?

石井:社員紹介では、その人の話し方や雰囲気など、人柄や人となりが出せるように心がけています。たとえば、関西弁の方ならできるだけ関西弁で書いています。文字だけだと読み手が飽きてしまうので、写真を多めにしたり、プライベート写真も織り交ぜたり、記事に厚みが出るようにすることも意識しています。

また、土井さんが「いいところばかり見せても、リアルじゃない」と言っているのを聞き、社員紹介のストーリーでは「テレシーに物申すとしたら?」といった質問も後から追加しました。常に求職者目線で、知りたい情報をアップデートするようにしています。

ーー記事作成の時に企業が困るのが、「社内メンバーをいかに巻き込むか」ということ。その点、どのような工夫をされていますか。

石井:日頃から、土井さんが社内で「採用が大事だということ」を発信していて、週1回の全体会議でも、その週に投稿したWantedlyのストーリーのことを話してくれます。そうすると、その場で「いいね!」を押してくれたり、SNSで記事投稿をシェアをしてくれたりします。

このような働きかけを通して、採用を人事部門だけの問題にするのではなく、みんなで採用に取り組むべきと全社員が意識してくれていると思います。

求職者向けの記事が採用活動だけでなく、インナーブランディングにも役立つ

ーーWantedlyを始めてから、採用活動ではどのような変化がありましたか?

中野さん(以下、中野)私は人事担当として、母集団形成から面接、内定まで採用活動全般に携わっているのですが、Wantedlyで記事コンテンツがストックされていくたびに、採用活動での情報提供がうまくいっていることを実感しています。

まず、転職エージェントと接するときの情報提供で大きな変化がありました。「テレシーはこんな会社です」「営業部署はこんな雰囲気です」「こんな社員が活躍しています」など、様々な切り口でエージェントに情報提供できるようになったことが大きいですね。

当社が求める人材にマッチした記事をエージェントに送ることで、候補者の理解促進が進みます。また、エージェント側も「この候補者はテレシーっぽいな」と想起するようになり、候補者を優先的に紹介してくれるような傾向も出てきました。

もう1点大きな変化があったのが、候補者と接する時の情報提供。例えば、候補者に対して、「次の面接担当となるのはこの人なので、この記事を読んでください」と、面接担当者の紹介記事を送ることで、面接時に相互理解がある程度深まった状態で面接を行うことができます。

このように活用しているため、当社の入社者の全員がWantedlyのストーリーの閲覧者です。社内では「Wantedlyを見ました!」というコミュニケーションも多く生まれているんですよ。

ーー社内での反応も大きいんですね。

中野採用・社外向けに書かれているんですが、社内でも大きな効果は出ています。テレシーはリモートワークが多い会社で、なかなか自部署以外の人と交流する機会が少ないので、隣部署の人がどのような人でどのようなことを考えているのかを知らないことが多い。

そのような状況だったのですが、社員紹介の記事を通してお互いがどんな人かを知れるので、コミュニケーションはかなり活発になりました。

ーー「BEST ROOKIE TEAM」賞を受賞された感想を教えてください。

土井Wantedlyを活用し始めて1年。たくさんのストーリーが掲載されて、それが当社にとってのストックコンテンツになっています。これまで入社いただいた皆さんの話を聞くと、じわじわとボディブローのように組織づくりに効いてきているのを感じています。

採用面だけでなく、インナーブランディングの観点でも、良い取り組みができました。このことを認めてもらえたのはとても嬉しいです。今後も新しいコンテンツを更新し続けていけたらと思っています。

▼Wantedlyに初めて掲載したストーリー

石井社会人1年目の時に、当時の先輩に「その仕事は、きっとどこかで誰かが見ている」と言ってもらったことを大事にしてきました。Wantedlyも誰かが見てくれると信じて頑張ってきたのですが、このような賞をもらえて本当に嬉しいです。実際にテレシーに入社した人たちも「社内の様子がわかりました!」と言ってもらえる機会が増えてきたので、今後も続けていきたいと思っています。

中野受賞できたことは本当に嬉しいですね。石井さんが毎週面白いストーリを投稿してくれるおかげで、採用面でもとてもやりやすかったです。入社者の全員が見ていますし、Wantedlyは、当社の採用活動に欠かせない情報発信の基軸になっていると思います。

ーー最後に、皆さんの普段のお仕事や採用業務において『ココロオドル』瞬間を教えてください。

土井採用の観点で言うと、「一緒に働きたい」と思った人が来てくれることがココロオドル瞬間じゃないですかね。普段の仕事で言えば、私はずっとココロがオドっています(笑)。

新しい顧客先が増えていくことも、新しい仲間が増えることも、私たちが存在することで顧客のビジネスがうまくいくこともすべてが嬉しい。結果として、それで経済が活性化されていくのであれば、もっと嬉しい。ずっとココロオドル瞬間です。

石井テレシーに入社した方が、Wantedlyを見てくれていて、テレシーの良さを実感してくださっていることです。昔と比べて、いろんな情報メディアで入社する企業のことを知れる時代になったと思います。だからこそ、Wantedlyで可能なかぎり今後も赤裸々な記事を制作していきたいと思います!

中野求職者がテレシーに入りたいと思って、入社してもらえることが、ココロオドル瞬間。私自身もテレシーのことが大好きになって入社したので、同じ思いをもって入社してくれることが本当に嬉しいんです。

テレシーが大好きで「テレシーに入社するのがいちばん良い!」と心から思って採用活動をしているので、それが求職者に伝わるのはテレシーの人事として大きなやりがいですしココロオドります。

ーー感動的なメッセージをありがとうございました!そして改めて、この度は受賞おめでとうございます!

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