ウォンテッドリー開発責任者が語る「エンジニア募集の作り方」(開発環境テンプレート付き)

こんにちは、Wantedlyカスタマーサクセスチームです。「エンジニア採用」の難易度が高まる中、Wantedly上でも多くの企業様がエンジニア向けのを募集記事を公開しています。同時に、エンジニア目線で魅力が伝わる募集記事となるにはあと一歩…という募集記事も増えてきています。

そこで今回は、エンジニア採用を始めたばかりの非エンジニアの方向けに、ウォンテッドリー株式会社執行役員・開発責任者の森脇より、エンジニア募集で最低限抑えておきたいポイントをお伝えします。

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エンジニア採用に必要な基礎知識とは?

エンジニアの採用は、開発に馴染みのない人事や、経営者にとっては採用が最も難しい職種の1つです。

そこで、エンジニア採用に悩む方々のために、エンジニア採用における「採用チャネルの選び方」「募集要項の作り方」「面談のコミュニケーション方法」などを1つの資料にまとめました。

以下から資料をダウンロードして、エンジニア採用に必要な知識を身につけましょう。

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この記事のゴール

・初心者でも、エンジニア募集で最低限抑えるべきポイントが理解できる
エンジニアから見て「魅力が伝わる募集」が作れる
すぐ記事に落とせるイメージを持つことができる

エンジニア向けの募集要項で最低限押さえたい「3つのポイント」

今回は、ウォンテッドリー株式会社の執行役員・開発責任者の森脇に、エンジニア目線から考える「エンジニア募集には最低限必要な要素」をインタビューしました。

森脇 健斗/執行役員 開発チーム担当 大阪大学工学部環境・エネルギー工学科在学中からフリーランスエンジニアとして活動し、 同大学を卒業後、ウォンテッドリーに2015年度新卒として入社、Wantedly Visit開発チームに配属。 Wantedly Feedをはじめとする複数の新機能の開発や既存機能の刷新などのプロジェクトを主導。 2019年9月より現職。

ーー本日はよろしくお願いします。Wantedlyをご利用の企業様に、より良い出会いをしていただけるよう、エンジニア目線での募集記事についての考えを教えて下さい!

森脇:よろしくお願いします!

ポイント1:固有名詞を確実に。

森脇:非常に基礎的ですが、エンジニア向けの募集要項を作成する際には「固有名詞を正しく記載すること」が非常に重要です。当たり前に思われる内容かもしれませんが、意外と出来ていない募集記事が多いです。

NG例)JAVA、Javascript、パイソン
OK例)Java、JavaScript、Python

どの職種でも重要なことですが、特にエンジニアは固有名詞が正しい表記かどうかを気にする人が多いです。エンジニアが利用する開発言語や、ツールの名称は非常にややこしいものも多いです。だからこそ、適切な綴りで書かれていなかったり、大文字と小文字を間違えているだけでエンジニア目線だと「レベルの低い会社」と見えてしまう可能性があります。皆さんも、自分の名前や自社の名前を少し間違えられるだけで強い違和感がありますよね。その感覚と同じです。一歩目として、固有名詞を正しく記載することを意識してみて下さい。

ポイント2:エンジニアが知りたい情報を簡潔に入れる

森脇:「情報が薄くて自分と相性が良い募集か判断ができない」という募集もよく見かけます。エンジニアが知りたいと感じている情報をうまく入れ込みたいですね。

エンジニアが知りたい情報と聞くと「開発環境」「利用言語」などの専門的な内容を想像する方が多いかと思いますが、まずは自社の基礎的な情報をしっかり記載しましょう。例えば、

・会社・事業の魅力
・会社として何を大切にしているのか
・会社の雰囲気
・組織体制・一緒に働くメンバー
・仕事の進め方・働き方
・募集ポジションの魅力

上記のような内容は職種に限らず気になりますよね。エンジニアも自分が好きだと思える会社・事業・組織・人に関わりたいと考えています。専門的な内容にフォーカスをする前に、改めて上記のような基礎的だが重要な情報の記載を厚くすることをオススメします。

一例として、ウォンテッドリー株式会社の募集を載せました。「会社として大切にしていること」を簡潔に記載し、思想に共感してくれる人に興味を持ってもらいやすい様に工夫をしています。

▼ウォンテッドリー株式会社の募集要項

 

エンジニア目線に特化したときには、下記のような内容に触れると解像度が更に上がります。

・コードを書きたい人向けか、マネジメント志向の人向けか
・技術を突き詰める文化か、プロダクトや事業の成長を重視する文化か
・コミュニケーションや開発のスタイル
・社内勉強会、エンジニア向けの制度の有無

ポイント3:エンジニア目線で違和感が無いか確認する

森脇:専門的な内容になればなるほど、エンジニアに詳しい人が書いた募集かどうか、エンジニアのチェックが入っているかどうかが容易に見分けがつくようになります。理解が浅いまま作成されていると感じられてしまうと、エンジニアからの興味は一切なくなってしまうことも。

エンジニア向けの募集要項の作成のためには、採用担当自身がエンジニアの知識を強化する、もしくはエンジニアの協力が得られる体制を作るようにしましょう。

「非エンジニアでもエンジニアのことを理解する」か「エンジニアを巻き込む」ことが必要です。エンジニアのことを理解するためには、LAPRAS株式会社の方々が出版された、『作るもの・作る人・作り方から学ぶ 採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本』を読んでみるといいかもしれません。

ちなみに、ウォンテッドリーでは必ずエンジニアを巻き込んで募集記事を作成しています。エンジニアが採用に協力してくれる体制を作るのは一朝一夕には出来ないので、「採用とは会社全体でやるもの」というカルチャーを掲げて日々地道な活動をしていく必要があります

ウォンテッドリーでは、エンジニア採用担当の人事はエンジニアの隣で一緒に働いたり、一緒にイベントを開催したり、ランチで話す機会を頻繁に設けたりしています。その結果、エンジニアからの協力を得られるようになり、上記画像のようにかなり踏み込んだ内容まで記載することができています。

エンジニア知識の拡充・エンジニアの協力体制の構築のいずれもすぐには実現できません。エンジニア採用に不慣れな方でも募集要項を簡単に作れるように、本記事の最後に「開発環境テンプレート」を用意しました。まずはこちらを利用してみて下さい。


ーーなるほど、ありがとうございました!非常に参考になります。最後に一言何かありますか?

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まとめ:必要なのは「共感」。

森脇:ウォンテッドリーの募集において一番重要なのは「共感」です。「共感」には、「想い」「具体性」が必要です。「想い」がないと響かないし、「具体性」だけでも伝わらない。ここまで「具体性」を補強する内容をお伝えしてきたので、最後に必要なのは「想い」ですね。

「想い」にテクニックはないので、「どういう人を採用したいのか?」を考えて、自社の魅力や想いをしっかりと打ち出す。反応を見ながら打ち出し方を変えてみる。その「想い」を届けるサイクルが何よりも大事です。

是非、「自社の魅力・想い」にきちんと向き合って、共感してくれる人を採用しましょう!

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すぐに使える「開発環境テンプレート」

ーーいかがでしたでしょうか?最後に、エンジニア募集を作成する際に記載する開発環境をまとめたテンプレートを作成しました。募集要項を作成する際にご参照下さい。

使っていただく際には改めて下記をご留意いただきご活用下さい。

・理想ではなく事実を書く
・固有名詞の記載に気をつける

【言語】
フロントエンド
例)JavaScript、TypeScript
バックエンド
例)C、Java、PHP、Ruby、Go、Python
モバイル
例)Kotlin、Java, Swift

【ライブラリ、フレームワーク】
フロントエンド
例)jQuery、React、Vue.js、Angular、Next.js
バックエンド
例)Spring Framework、Play Framework、Laravel、CakePHP、Ruby on Rails
Django、Flask、TensorFlow

【インフラ】
例)AWS、AmazonEC2、AmazonRDS、AmazonS3、GCP、Microsoft Azure、
Vagrant、Docker、Kubernetes、Terraform、Ansible、Chef、Puppet

【データベース】
例)MySQL、PostgreSQL、Oracle Database、SQLite、MongoDB、Cassandra, Redis

【ログ、監視】
例)Fluentd、Zabbix、BigQuery

【OS】
例)Mac、Windows、Linux
※選べるなら選べると記載する

【CI/CDツール】
例)Jenkins、CircleCI, GitHub Actions

【プロジェクト管理】
例)Backlog、Redmine、JIRA、Trello、ZenHub

【各種ツール】
例)Slack、

【その他条件】
例)リモート応相談、PC貸与
上記のように、リモートについて、作業環境についてなどアピールできる要素を記載する

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