九州大学大学院 / 経済学府経済システム専攻
卒業論文『中国におけるIn-out-in again仮説の検証』
途上国が経済成長を果たすために国際分業をどのような形で利用すべきかという論点に対して、発展途上時には他国からの技術を吸収するために積極的なバリューチェーンへの参加が、発展中期には先行国からの妨害から逃れるために国内バリューチェーンへの回帰が、発展後期には途上国へのアウトソーシングのために再びグローバルなバリューチェーンの利用がみられるという「In-out-in again」仮説を立て、貿易データを用いて仮説の立証を行いました。