工藤 高裕 20日前 フォロー 今月の分子 293: CFTRと嚢胞性線維症(CFTR and Cystic Fibrosis) 嚢胞性線維症は、粘液が濃くなって気道閉塞や慢性肺感染症を引き起こしてしまう遺伝病で、イオンや水の流れを制御するCFTRの遺伝子が変異して正常に機能しなくなることが原因になっています。このCFTR... もっと見る
工藤 高裕 約2ヶ月前 フォロー 今月の分子 292:φX174 YES複合体(PhiX174 YES Complex) 細菌に感染するバクテリオファージを使ったファージ療法は1世紀以上前に発見されたものですが、抗生物質が効かない耐性菌に対する代替療法として最近再び注目されつつあるというお話です。詳しくは今月の分子... もっと見る
工藤 高裕 3ヶ月前 フォロー 今月の分子 291: ヒアルロニダーゼ(Hyaluronidases) 細胞間を結び付けている結合組織を構成する重要成分の一つ「ヒアルロン酸」を分解する酵素のお話です。この分解は材料をリサイクルするために行われますが、がんの転移や細菌の感染、精子細胞と卵子の受精など... もっと見る
工藤 高裕 4ヶ月前 フォロー 今月の分子 290: ナノワイヤー(Nanowires) 細胞は線維状のタンパク質集合体をつくっていて、その内側には電子伝達体が並び、電子を通す微細な電線になっている、というお話です。詳しくは今月の分子「290: ナノワイヤー(Nanowires)」を... もっと見る
工藤 高裕 5ヶ月前 フォロー 289: メディエータ(Mediator) タンパク質をいつどこで作り使うのかを制御することは重要ですが、それは主に遺伝子の転写を制御することによって行われています。この記事では、転写が始まるときにつくられる「転写開始前複合体」を構成する... もっと見る
工藤 高裕 6ヶ月前 フォロー 今月の分子 288: ビタミン(Vitamins) 私たちは必要な栄養素をすべて自分でつくることができるわけではありません。自分でつくれない「ビタミン」は食物から摂取する必要があります。そのビタミン群とそれに関係するタンパク質のお話です。詳しくは... もっと見る
工藤 高裕 7ヶ月前 フォロー 今月の分子 287: ZAR1レジストソーム(ZAR1 Resistosome) 植物にも免疫機構がありますが、それに関するタンパク質のお話です。詳しくは今月の分子「287: ZAR1レジストソーム(ZAR1 Resistosome)」にて日本語訳(PDBj)https://... もっと見る
工藤 高裕 8ヶ月前 フォロー 今月の分子 286: RSウイルス融合糖タンパク質(RSV Fusion Glycoprotein) 構造生物学の知見は、最も効果的な箇所に標的を絞ったとした感染症ワクチンの開発に役立てられている。主に乳幼児や高齢者に呼吸器系の疾患を引き起こすRSウイルスのワクチンや抗体治療薬は、ウイルス表面に... もっと見る
工藤 高裕 9ヶ月前 フォロー 285: ヒストン脱アセチル化酵素(Histone Deacetylases) 細胞のDNAは通常ヒストンタンパク質に折りたたんで収納されていて、必要な部分だけをほどいて遺伝子を発現させる。ヒストンへのアセチル基を付加したり除去したりすることで遺伝子の発現は制御されている。... もっと見る
工藤 高裕 10ヶ月前 フォロー 今月の分子 284: ATMキナーゼとATRキナーゼ(ATM and ATR Kinases) DNAが損傷したまま複製されるとがんの発生につながる可能性がある。それを防ぐため、損傷したDNAを検知するとDNA複製を一時停止しDNAを修復するしくみがある、というお話。詳しくは今月の分子「2... もっと見る
工藤 高裕 11ヶ月前 フォロー 今月の分子 283: c-Ablタンパク質キナーゼとイマチニブ 染色体の一部が入れ替わり異常なタンパク質がつくられることにより起きる慢性骨髄性白血病(CML)は、タンパク質キナーゼを標的とする抗がん剤の一つ「イマチニブ」によって生存率が劇的に改善した、という... もっと見る
工藤 高裕 12ヶ月前 フォロー 今月の分子 282: 嗅覚受容体(Odorant Receptors) 匂いは嗅覚受容体に匂い物質が結合し、その情報が脳に伝わって認識されるが、匂い物質も嗅覚受容体もたくさんの種類があって、それらの組み合わせでさまざまな種類の匂いが識別されている、というお話。詳しく... もっと見る
工藤 高裕 約1年前 フォロー 今月の分子 281: セルラーゼとバイオエネルギー(Cellulases and Bioenergy) 持続可能で食料と競合しない原料としてセルロールが着目されていて、セルロースの分解にはある真菌がつくる酵素が利用されている、というお話。詳しくは今月の分子「281: セルラーゼとバイオエネルギー(... もっと見る
工藤 高裕 約1年前 フォロー 今月の分子 280: 主要組織適合性複合体クラスIローディング複合体(MHC I Peptide Loading ... 感染やがんによって問題が起きた細胞は、最も最適なペプチドを作って細胞表面に提示し、問題が起きていることを免疫系に知らせる。誤って正常な細胞が攻撃されることがないよう、複数段階の過程を経てペプチド... もっと見る
工藤 高裕 約1年前 フォロー 今月の分子 279: 後期促進複合体/サイクロソーム(Anaphase-Promoting Complex / C... 細胞周期の後期を制御しているタンパク質が正しく動作しないと、細胞分裂の準備が整っていない細胞が分裂し、正しく動作しない細胞ができてがんの発生につながり得る。そして、このタンパク質を対象とした薬剤... もっと見る