工藤 高裕 10日前 フォロー 今月の分子 312: FOXP3 免疫系は外からの侵入者を防ぐ役割を果たす一方で、自身の細胞や分子を攻撃しないようにしておく必要があります。このバランスを取るのに不可欠なのが制御性T細胞と呼ばれる細胞で、今回はこれに関するお話で... もっと見る
工藤 高裕 約1ヶ月前 フォロー 今月の分子 311: GLP-1受容体作動薬(GLP-1 Receptor Agonists) GLP-1は体内で産生され、食欲と代謝の調節に重要な役割を果たす天然ペプチドですが、これに似た分子が2型糖尿病や肥満の治療に用いられています。ペプチドでできた分子は消化管で分解されるため注射によ... もっと見る
工藤 高裕 2ヶ月前 フォロー 310: インクレチン(Incretins) 食事を始めると、インスリンの分泌を促したりするペプチドホルモン群が分泌されます。アメリカドクトカゲの毒にはこれに似たタンパク質が含まれていて、長期間食事をとらなくても血糖値を維持できることが知ら... もっと見る
工藤 高裕 3ヶ月前 フォロー 今月の分子 309: アブシジン酸受容体(Abscisic Acid Receptor) 植物は生育環境が悪化しても移動することができないため、代わりにストレスに応答するしくみを発達させています。ストレス応答の多くはアブシジン酸と呼ばれる植物ホルモンによって行われていますが、今回はそ... もっと見る
工藤 高裕 4ヶ月前 フォロー 今月の分子 308: Arc 脳には多数の神経細胞があってシナプスを通して互いに連絡を取り合っています。学習と記憶にはこのシナプスによる結合を動的に変化させる「シナプス可塑性」が必要ですが、これには刺激に対して素早く反応する... もっと見る
工藤 高裕 5ヶ月前 フォロー 今月の分子 307: βラクタマーゼの活動をとらえる(Capturing Beta-Lactamase in Ac... 抗生物質の多くは細菌が持つ酵素を阻害し細胞壁を作れなくすることにより効果を発揮しています。細菌はβ-ラクタマーゼという酵素を作って抗生物質を無効化し対抗してきましたが、これを防ぐにはβ-ラクタマ... もっと見る
工藤 高裕 6ヶ月前 フォロー 今月の分子 306: 東部馬脳炎ウイルス(Eastern Equine Encephalitis Virus) 人獣共通感染症を引き起こすこのウイルスは、さまざまなタイプの細胞に感染する能力を持っていて、このことにより多様な宿主に感染できるようになっています。このウイルスの表面にあるスパイクタンパク質がど... もっと見る
工藤 高裕 7ヶ月前 フォロー 今月の分子 305: TOC-TICトランスロコン(TOC-TIC Translocon) 植物や藻類が持つ葉緑体は光エネルギーを化学エネルギーへと変換する細胞内器官です。独自のゲノムを持っていますが、必要なタンパク質の大半は細胞の核ゲノムに依存しており、細胞で翻訳されたタンパク質を取... もっと見る
工藤 高裕 8ヶ月前 フォロー 今月の分子 304: アポリポタンパク質B-100とLDL受容体(Apolipoprotein B-100 and... リポタンパク質(lipoprotein)はタンパク質と脂質でできた粒子で、血流中を移動してさまざまな脂質を運搬する役割を担っています。ただ、血液中の濃度が高すぎる状態が続くとアテローム性動脈硬化... もっと見る
工藤 高裕 9ヶ月前 フォロー 今月の分子 303: エノイルCoAカルボキシラーゼ/還元酵素(Enoyl-CoA Carboxylases/Re... 植物や藻類は、主にルビスコという酵素を使い、二酸化炭素を糖などの有機化合物に変換する炭素固定を行っています。ただこの酵素は効率は良くなくて、効率を向上させる試みもあまりうまくいっていません。一方... もっと見る
工藤 高裕 10ヶ月前 フォロー 今月の分子 302: H5赤血球凝集素(H5 Hemagglutinin) インフルエンザウイルスの表面には赤血球凝集素(ヘマグルチニン)というスパイク状のタンパク質があり、このタンパク質には18種類のタイプがあります。鳥類に感染する鳥インフルエンザの中で、特に重篤な病... もっと見る
工藤 高裕 11ヶ月前 フォロー 今月の分子 301: 組立ラインポリケチド合成酵素(Assembly Line Polyketide Syntha... ポリケチドには抗生物質やがん治療薬など医学的に重要な物質が多数含まれますが、これらの合成を担うポリケチド合成酵素は多数の酵素ドメインが集まってできた複合体になっています。今回はこの酵素に関するお... もっと見る
工藤 高裕 約1年前 フォロー 今月の分子 300: 鞭毛モーター(Flagellar Motor) 細菌が持つ鞭毛は移動に使われますが、この動きを制御しているのが鞭毛の根元にある鞭毛モーターです。今月の分子300回目の節目となる今回はこのタンパク質のお話です。詳しくは今月の分子「300: 鞭毛... もっと見る
工藤 高裕 約1年前 フォロー 今月の分子 299: マラリア原虫PTEX(Malaria Parasite PTEX) マラリア原虫はさまざまなタンパク質をヒトの体内で分泌し赤血球などの性質を改変し増殖しやすい環境をつくっています。このようなタンパク質は、ワクチンや治療薬の標的として研究されているというお話です。... もっと見る
工藤 高裕 約1年前 フォロー 今月の分子 298: アンジオテンシンと血圧(Angiotensin and Blood Pressure) 血圧の制御に関わるホルモン「アンジオテンシン」は血圧を上昇させる作用を持っていて、「アンジオテンシノーゲン」の一部が酵素の「レニン」と「ACE」によって切り出されることにより生成されます。これら... もっと見る