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派手なスター性はいらない、丁寧なものづくりの親方でありたいーココネの履歴書第4回ー

ココネの履歴書第3回として弊社デザイン事業部のアニメーションチームのチームリーダーである小木曽にインタビューしました。ベンチャーの社員インタビューというと、その人のスター性を劇的に紹介するものになりがちですが、小木曽はその穏やかで話しやすい人柄でチーム内で話しやすい環境を作る施策を多数実行し、その一つ一つは地味なものであっても、結果として社内でも傑出したチームになっています。まさにマネジメントの鑑、というよりも気さくだけれども結果にこだわるところは徹底的にこだわる、そんな日本のものづくりの親方といった姿をお伝えできればと思います。

自分の戦場はどこにあるのだろうか

ー自己紹介をお願いします。

小木曽 ココネ株式会社デザイン事業部アニメーションチームリーダーの小木曽です。あ、ボードゲーム部の部長もやってます(笑)

ーこれまでの経歴を教えてもらえますか?

小木曽 デザイン系の大学を出た後、最初本の装丁のデザインの仕事をしていたんですけど、向いていないなと感じてフリーで活動していましたが、フリーで力を伸ばすことの限界を感じてもいました。その後はぐるなびなどを経てフラッシュゲームに自分のスキルを見出し、数社を経てgumiで本格的にフラッシュを使用してアニメーション制作を行うようになりました。そんな中でgumiで求められることが3Dになってきたこともあり、3Dは自分の戦場ではないなと感じたことから、自分のフィールドで戦える場所を求めココネに転職しました。

ーココネが自分のフィールドであると?

小木曽 今、アニメーションチームのマネジメントもやらせてもらってるんですけど、自分としてはこれがやりたいとか、これを実現するために働いている!とかいうのは正直ないです(笑) 今の仕事もなりたくてなったというよりも結果なったというのがしっくりきます。自分の強みで戦えること、そして一つのことを続けるのではなく時代にあったことを学び強みにしていくこと、この二つがキャリアを通じて大切にしていることです。





ものづくりへのこだわり

ーココネが小木曽さんにとってしっくりきた理由を聞かせてください

小木曽 メンバーに「作りたい」人が多いことです。一人一人個性が出せる環境にあって、その作品には確かにその人らしさが出ている一方で、ただカオスに作るのではなくてココネらしさはちゃんとどの人の作品にも出てきています。

ーココネらしさとは?

小木曽 可愛らしいけれども癖のある動き、可愛いやふわふわしているといっただけでなく、毒があったりぱきっとした動きもあったり、言葉で表現するのはなかなか難しいですね。

ーココネらしさをデザイナーが表現できる理由って何ですか?

小木曽 それはデザイナーが企画段階から関わっているからだと思います。他社さんとかだとディレクターが企画を決めて、デザイナーは言われた内容に沿って作るだけといったことが多いですが、ココネではゲームアプリのエンドロールにデザイナーの名前が載るくらいデザイナーの個性を重視しています。

ーディレクターの指示のもとでその通りに作るというやり方のほうが効率が良いと考えるから他社はそのやり方を採るのだと思いますが、ココネではなぜデザイナーが企画段階から携わるやり方を採れるのでしょうか?

小木曽 ココネのデザイナー・アニメーターはアニメ―ションをただ作るのではなく、なぜ・どうしてそのアニメ―ションを作るのかを皆理解しています。今日、多様性といってことはよく言われますが、ディレクターが一人で決めるよりも実際に第一線で作るデザイナーの意見が企画段階から入るほうが良いものが作れるということ、そして木を見て森を見ずにならない、つまり同じ「作る」といってもなぜそのアニメーションを作るのかを理解しているほうがもちろん良いものが作れるわけです。

女性は若い・男性はおっさん、そんなチームです

ー15人のチームのマネジメントをされる上で意識されていることはありますか?

小木曽 毎日朝会をやるようにしています。同じチーム内でもプロジェクトが違うと話す機会が少ないからです。仕事の話もそうですが、今日の一言といって全員にライトニングトークをしてもらっています。

ーライトニングトーク?

小木曽 それぞれ好きなことを話してもらう感じです。そうするとそれぞれの人が興味を持っていることがわかって面白いんです、うちのチームは女性は若くて、男性はおっさんが多いので何もしないとなかなか話すきっかけもないですからね(笑)

ー男性はおっさん…

小木曽 でも意外とおっさんが可愛いもの作るんですよ。僕みたいねに。

ー…

小木曽…(笑)








ー気を取り直して、この記事を読んでくれている読者には若い人も多いと思いますが、若い人に期待することなどあったら教えてください。

小木曽 もちろんスキルや実績があるにこしたことはないし、アニメーションに多少触っていては欲しいです。けれども一番大事なのは「何か」持っていると感じられる何かがあること、それは自覚できるものであるかもしれないしないかもしれない、だから興味を持った人、やる気のある人には一度飛び込んできてほしいです。自分でも気づかなかった何かを一緒に見つけることができるかもしれません。

ーありがとうございました。

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