「私は天才じゃない。だから『組織のニーズ』に自分をアジャストし、何十億のインパクトを狙う秀才の生存戦略」
こんにちは!Road Goal Holdings人事の星です!
本日は経営企画室で活躍されている伊東七彩さんに、Roadでキャリアアップをしたここまでの変遷を公開していただきたいと思います(^^♪
――マーケティングから経営企画(コーポレート)へ。一見華やかに見えるキャリアチェンジですが、ご自身ではどう捉えていますか?
正直に言うと、最初からこのポジションを目指していたわけでも、キラキラした動機があったわけでもないです。
よく世の中のセオリーとして、営業で圧倒的な数字を出して、スポットライトをバンと浴びるようなスタープレイヤーっていますよね。私は、自分がああいう「天才」や「カリスマ」のタイプではないことを、これまでの人生で痛いほど理解していました。突出した戦闘能力があるわけでもないし、スキルやセンスが最初から飛び抜けていたわけでもない。自己評価としては、めちゃくちゃ「平均点」の人間なんです。
じゃあ、そんな自分が組織の中でどう生き残り、価値を発揮していくのか。そう考えた時に行き着いたのが、天才としてのスペシャリストではなく、「スペシャルなゼネラリスト」になるという生存戦略でした。
一握りのセンスで勝負できないなら、組織に今必要なことを泥臭く学び、取り入れ、自分のものにしていくしかない。ちゃんと勉強して、打率高くアジャストしていく「秀才」の生き方こそが、私のベースにあります。
――「自分の強み」を最初から持っていたのではなく、環境に合わせて見つけていった、と。
そうですね。「これが私の強みです!」とプロダクトアウトで独りよがりの武器をアピールしても、組織のニーズとズレていたら1円の価値にもならないじゃないですか。
私が自分の強みだと言える生々しい部分は、「組織の理想と現在地を繋ぐ、要件定義ができること」だと思っています。
Roadが中長期的に目指している大きな規模感や組織の理想を、おぼろげながらも構造として想像する。
その上で、「じゃあ、今誰もやっていないけれど、組織の成長のために絶対に足りないピースは何なのか?」「今、何が必要なのか?」を分解していく。
組織のニーズを掴み、それを自分の役割とリンクさせて、どう実務に落とし込むか変換していく。
「自分が今ここに置かれている理由は何か?」「期待されている役割は何か?」を経営陣と毎度すり合わせ、泥臭く起動修正を繰り返していくうちに、それが徐々に板につき、結果として組織の価値に変えていけるという確信に変わっていきました。
その結果として「経営企画」というポジションをつけていただいた、という感覚なんです。
――なるほど。ただ、経営企画という仕事は、営業のように目先の数字(KPI)が見えにくく、正解も一つではないですよね。そのプレッシャーはありませんか?
めちゃくちゃあります(笑)。営業だったら、走れば走るほど数字として成果が出るし、自己評価も他者評価もしやすい。つまり「自分の現在地」が分かりやすいと思います。
でも、私のいる領域は結果がすぐに出るものでもないし、もはやどこがゴールなのか、何が正解なのかさえ分からない。300kmくらいある長いメジャーの上を、現在地も見失いそうになりながら、プレッシャーの中で少しずつ進んでいる感覚です。結果が出るまでの時間は本当に長いです。
ただ、ここで目的を見失わずに、センターピンをブラさずに走り抜けることができたら、個人で追う売上よりも何十倍、何百倍もの経済インパクトを組織にもたらすことができると思っています。
営業1人がフルで頑張っても、時間や体力の限界(アッパー)は見えてしまいます。でも、経営企画として「成果が出る組織の仕組み」を作ることができれば、何十億円もの経済を動かすポテンシャルと可能性を秘めていると思います。
「私、今そういう可能性を持ってる」って思うと、現在地が見えなくても、圧倒的にワクワクするし、未知の領域に対する好奇心が湧いてくるんですよね。
ワクワクする気持ちと同じだけの、やらなければならない理由がある。
――その高い視座とワクワク感が、七彩さんを突き動かす原動力なんですね。
ワクワクや自己効力感はもちろんあります。でも、実はそれと同じくらい、私を後ろから突き動かしているのは「過去に対する失敗の記憶や罪悪感」なんです。
これまでRoadの中で、事業の縮小や解散、撤退といったリアルな痛みを間近で経験してきました。当時は今のようなグループ全体を見るポジションではなかったけれど、間違いなく自分側にも責任はあったと感じています。「あの時もっとこうできていれば、違う未来があったんじゃないか」という実力のなさに対する悔しさと罪悪感は、今でも消えません。
経営企画という仕組みを作る側が機能を止めたり、判断を誤ったりした瞬間に、またあの未来がやってくるかもしれない。大好きな仲間や組織を失うかもしれない。一度リアルに経験したからこそ、そのネガティブなイメージや恐怖が、私には具体的に見えすぎてしまっているんです。
だから、未来に対する「こうなったらおもしろそう」というポジティブな推進力と、過去の経験から来る「二度とあの失敗はしない」というネガティブな抑止力、その両方の力に背中を押されているからこそ、どれだけプレッシャーがあっても「やるしかないし、やりたい」と走り続けられています。
――お話を聞いていると、七彩さんは24時間しくみや逆算のことを考えていそうですね。プライベートの趣味も、やっぱりそういう脳みそを使われているんですか?
あ、でも私、趣味が料理なんですけど、好きな理由がちょっと特殊かもしれないです。 料理って、「何をいつから始めればいいか」を常に逆算しなきゃいけないじゃないですか。お肉を焼くタイミング、スープを温める時間、副菜を仕上げるステップ……。そのマルチタスクを完璧に頭の中で組み立てて、全皿が完全に「同時」に仕上がって食卓に並んだ瞬間が、たまらなく好きなんですよ。 まるで、ものすごく難しいゲームをノーミスでクリアしたときのような、最高の達成感があるんです。
――……あの、趣味の理由がすでにめちゃくちゃ経営企画っぽくて面白いんですけど(笑)。やってることが完全にプロジェクトマネジメントですよね!!!
あはは、確かにそうですね(笑)。「このピースをここにハメるために、今ここを動かす」みたいな感覚は、仕事と繋がっているかもしれません。
――やっぱりプライベートでも非の打ち所がない完璧主義なんですね。普段これだけロジカルで責任感が強い七彩さんですが、プライベートでも完璧主義なんですか?
いや、もう本当に、会社を一歩出たらポンコツを極めてますよ!周りからは「仕事中と人格違いすぎません?」ってよく呆れられています(笑)。
こないだは、PCを家に忘れて出社しましたからね。
オフィスに着いてバッグを開けた瞬間、文字通り血の気が引きました。「あ、今日私、PCがない……」って。
あの日は一日中、「PCがない自分って、本当に何の価値もないな。今日の私の戦闘能力、低すぎるわ……」って、自分の存在意義を見失いながら絶望して過ごしました。アクセルを4つも5つも持って日々走っている反動のせいか、一歩ズレると信じられないくらい大穴をあけるタイプなんです。
――(爆笑)。それは周りのメンバーもツッコミが追いつかないですね。
でも、Roadのメンバーは私のそういう素のポンコツな部分をいつも笑ってカバーしてくれて、本当に助けられています。だからこそ、仕組み作りの仕事ではみんなに100倍にして価値を返さなきゃなって、別の意味でも気が引き締まりますね(笑)。