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【経営チーム対談(前編)】「これまでとはギアを変えた成長を」大きな転換点にいるファーメンステーションでチャレンジする魅力とは

前回までは、計4回に渡り、代表の酒井から創業にあたっての当時の想いや創業からこれまでの経緯、今ファーメンステーションが大切にするパーパスやバリューについてお伝えしました。


今回は、現状のファーメンステーションが直面するチャレンジや、今後どのようなチームを作っていきたいのかについて、代表の酒井と新たに2021年3月にCOOとして参画した北畠の視点でお話をします。
(ファシリテーションを初期からの株主であるグローバルブレイン重富さんにお願いしました)

――今日は、よろしくお願いします。最初に2021年3月にCOOとして参画された北畠さんから簡単に自己紹介をお願いできますか。

北畠:
はい、私は大学卒業後、新卒で外資系の総合コンサルティングファームに入社し、もう1社コンサルティングファームを経験後、事業会社でチャレンジしたいと思い、2011年に医療ベンチャーのエムスリーに転職しました。エムスリーでは社員数100人くらいのまだまだベンチャーのフェーズで参画し、以降2017年まで主に製薬企業向けデータビジネスの事業開発などを中心に本当に様々な経験をさせていただき、事業責任者などを務めました。縁あって2017年に前職のヘルステックスタートアップに3人目として参画させていただき、取締役COOとして事業全般を担当していました。そして、今回代表の酒井さんとの縁があり、2021年3月にファーメンステーションの仲間に入れていただく形になりました。

――資金調達と新経営チームの発表をしたプレスリリースでは酒井さんとのお二人の身長差に驚きました。(笑) 今日はファーメンステーションのチャレンジやチームに対する考え方とともに、北畠さんがファーメンステーションに参画された経緯や客観的に見てどう見えるのかなど聞かせてください。

北畠:
そうですよね、私の周囲も多少ざわつきましたね。(笑) 私は185cmくらいあるのですが、身長差約35cmの経営チームはスタートアップ界隈でも上位に入れるのではないかと思います。


■ファーメンステーションのチャレンジ

――酒井さん、はじめにファーメンステーションの現状と今向き合っているチャレンジについて教えてください。

酒井:
2009年の創業以来、独自の発酵技術を基礎に、未利用資源を再生・循環させる事業と様々なプレイヤーを巻き込んだシステムを創出することに地道に取り組んできました。始まりは、岩手県奥州市の休耕田を再生し、そこでとれるお米からエタノールを製造し、何か事業や商品に使えないかというところからです。10年くらいの業歴の中で、独自の技術から生み出されるオリジナル原料の提供、自社商品として化粧品や日用品の商品化、アパレル・雑貨ブランドさんの商品をOEMする事業、最近は食品・飲料メーカーさんから出る食品残さ等の未利用資源のアップサイクルを行う共創事業など、一つずつ技術と事業を構築してきました。2018年にこの対談をファシリテーションをしていただいているグローバルブレインさんも含めた外部の投資家にご出資をいただき本格的にスタートアップとして舵を切る判断をし、今回2021年初頭に2回目の第三者割当増資を行い本格的に事業にアクセルを踏む意思決定をしました。社会的にも私たちがやっているようなサステナブルな事業や考え方に追い風が吹く中、これまで培った技術と事業をもとに、チームを創り、スピード感を持って新しい概念や価値の提示を世の中にしていくチャレンジをしていくことになりますので、これまでの成長スピードや成長角度とはギアを変えた一人ひとりの行動が必要になるなと最近日々感じているところです。

――今、ファーメンステーションがやっていることは、新しい概念や価値の提示を世の中にしていくチャレンジだというお話がありましたが、事業の内容は日々の意思決定では具体的にどういったチャレンジがあるのでしょうか。

酒井:
私たちが事業を通じて行っていることは、サステナビリティや社会課題へのアプローチで言うと、世の中の皆さんがモノを買ったり使ったりするときにどういうことにまで考えを及ぼし、購買・利用を通じてどのようなアクションをしようと考えるかという価値観を変えたい、という大きなチャレンジです。一方で、やっていること自体や作って提供しているもの自体は、人々が見たことのないものではなく、化粧品や日用品のように毎日使っているものであり、具体的には、ファーメンステーションは米等の未利用資源からエタノール(アルコール)を製造していますが、アルコールというのは世界中の人にとって非常に身近な工業製品なんですよね。燃料にも、消毒剤にも、食べ物にも、飲料にもなるということで、毎日使うものを通してアルコールを使わずに生活する人は多くの国で基本的にいないと思います。そういう意味では無限の市場があります。

そういうことに対して、いちいち「サステナブルな考え方や原料が入っていた方がいいよね」という風に買っていただく方に思ってもらいながら、そこを置き換えていくというチャレンジをしたいと思っています。なので、それを作っている私たちは、商品一つ作るにしても、容器はどうか、中身はどうか、パッケージはどうかということを毎回考え、技術の進歩に合わせて改善して、それを頑張って伝えるという毎回毎回小さなチャレンジではあるんですけど、それを愚直にやり続けることは地味だし信念がないと意外と難しいです。大きな市場があって、価値観を伝えながら、共感してもらいながら事業をやるというのは難しいことですけど、非常に楽しいチャレンジだと思っています。

私自身は、会社を始めたときから超イケているビジネスだと思っているので、儲からないかもしれないけど仕方ないから続けようと思ったことは一度もないんですよね。どうしてみんなわからないのだろうという気持ちになったことは少しありますが、一貫して非常に事業性のあることに取り組んでいると思っています。


――確かに新しい市場、サステナブルな視点でいうと、ファーメンステーションがやっていることは新しいと捉えられがちですけど、化粧品等の市場としては既に大きな市場があるものですよね。エタノールもそうですし、化粧品原料というもの既にあるもので、まさに今そこを、サステナビリティの意識というのが強く醸成されている中で、ファーメンステーションの原料を如何にインストールしていくか、というフェーズになるんですかね。そんな現状にあたって、これまでチームについてはどのように考えていたのでしょうか。

酒井:
会社としては比較的業歴が長くて、2009年創業から12年なんですが、東京と岩手の2拠点で社員も少ない人数ながらに、目の前にある機会を地道につかみながら、機会を逃さずやってみたいなと思うことにチャレンジすることで、今の技術やビジネスモデルがなんとか出来上がってきました。2018年にグローバルブレインさん等に出資いただいて、その後さらに、事業会社と協業したり、追加のご出資をいただく中、会社として成長するためにはより強固なチームが必要で、きちんと戦略を組んで、皆で同じ方向に向かっていかないとだめだな、ということまでは頭の中では分かっていました。誰と話しても言われますし、教科書的にも成長にはチームが必要で、ミッションを共有する仲間が必要だってなっているのですが、自分たちを特別だと思うわけではないのですが、なかなかそういう想いを共有しつつチームを強くできる人材との出会いがない中で、現実問題としては難しく感じていました。ただ最近、時代の変化なのか、やってきたことが評価されるようになってきたからかはわからないのですが、そのような想いを共有しながら共にチームを強くできる人材との出会いが見えるようになってきていて、今はすごく良いチームが作れるのではないかと思っています。

■参画する立場から見たファーメンステーション

――客観的な視点を持って参画を決められた北畠さんに質問です。外から見ると、色々な見え方があるビジネスをやっていて複雑に見えることもあるのかと思うのですが、北畠さんが当初持たれていた印象や、実際に入ってからの印象が変わったことなどがあれば教えてください。

北畠:
最初の印象は、正直私自身に事業の中身の理解にまだ深さがなかったので、ホームページを色々見たりしすると、田んぼの写真があって、自社商品を作っていてオンラインショップやっていて自然由来とか環境に配慮した自社ブランドを持っているのかという、そういう入り口でした。思想は丁寧に説明がされているので、どのようなポリシーを大切にした商品をやっているのか、単純に売上を伸ばすことだけでなく、地方なり一次産業などエコシステムと連携してやっているんだ、くらいの印象で最初はいました。

中に入って深く関わるようになって、本当に色々なステークホルダーと連携しながら事業に取り組んでいるのが実際に分かってきました。ファーメンステーションは、単純に社会課題をダイレクトに解決するというだけではなくて、社会性と事業性を両立してやっていくスタートアップとしてやっていこうとしています。ビジネスとして継続していくことを考えると、例えば何か環境や地域の課題に向き合うにしても、事業としてどうなり立たせるのか、誰が何のために買うのか、お金は誰が払うのかっていうことを、トータルで考えないといけないというのは、より深く理解する中で腹に落ちてきた部分でした。だからこそ、複雑というか多様なステークホルダーと事業をやっているのだなと、ある種の合理性を感じました。傍から見ると一つ一つは一見非合理に思えるのですが、その非合理の集合は合理的と言うか、そこに面白さを感じました。


――北畠さんがこれまでの経験を活かすという部分も色々とあるとおもうのですが、一方で、ファーメンステーションだからこそ北畠さんにとって新たな挑戦になることはありますか。

北畠:
もちろん山ほどあります。私のこれまでの経歴としてはコンサル会社とヘルスケア系のベンチャーにいて、色々な産業に携わったり、事業のゼロイチや大きくする部分で、幅広く色々な経験をしてきているので、エッセンスを抽象化すればその経験を活かせる部分は多くあると思います。一方で、ファーメンステーションが取り組む事業は、テーマ的にやったことのないテーマですし、研究開発型ですが業態で分類するなら製造業的なことになるので、そこは当事者としてはやったことがなかったことです。取り組む社会課題の意味でも、地方とか一次産業が関わる点や、環境や地球そのものに対して向き合うということはしたことがなかったです。感覚的には半分以上は新しいことではないでしょうか。

――多様な知見や経験がある方が入ってくるのはファーメンステーションとしても喜ばしいことですし、その方たちにとっても地球規模で課題を解決したいという新たなチャレンジのポイントが、ステークホルダーや事業の切り口が多い分たくさんありますね。

北畠:
そうですね。ぶっちゃけファーメンステーションでやっているようなことを直接的に前の会社でやっていたという方は世の中的に0人なのではないかなと思います。多分直接的な経験だけで人材を探したら、そもそもマーケットに存在しないのではないかと思っています。ただ、一段抽象化したレベルの経験や能力で異分野にそれを適用できる方は多くいらっしゃるかと思っていて、同時に、答えのないことに向き合いたいって方いるじゃないですか。そういうことを考えることにわくわくする人の方が合うんじゃないかなと思います。答えが分かっていて、そこをうまくやることを考えるのが好きな人もいますし、そういった志向や能力ももちろん事業成長のためにフェーズによって必要だとは思いますが、それだけがモチベーションだと今のファーメンステーションは入ってもつらいんじゃないかなと思います。ですので、これから入ってくる方でチャレンジがありませんというのは基本的にあり得ないんじゃないかなと。

――北畠さんがチャレンジの時に大事にしていること、背中を押すような言葉があれば教えてください。

北畠:
思考法の話で、良いとか悪いとかではないのですが、私自身は物事が全てルーティーンになると面白くないんです。完全に伸びていくことが見えている事業とかサービスは世の中にあり、それはすごいことで、明確にKPIも見えていて、あとは訪問回数とコンバージョンをこうすれば伸びるのだということが決まっているものにチャレンジややりがいを感じる方もいますし、それ自体は価値観なのでリスペクトしています。一方で、私はどちらかというとものごとが混沌としていて、ヒントは散らばっているのだけど、それが上手く結びついていないという状況にワクワクしますし、それをチャレンジと思っていて魅力を感じます。その観点で、ファーメンステーションが面白いなと思いました。

背中を押すじゃないですけど、私も二児の父で、家族の生活を守る必要性を抱えている人間なんですけども、一定のプロフェッショナリズムを持っている方であれば、ぶっちゃけ会社が万が一倒産しても何とかなる、という自信を持てている方は多いのではないかと思います。会社に寄りかかりたいからスタートアップに来る人っていないじゃないですか。そういう意味でいくと、別に死にはしないというか、何とかなるという自信があるのでチャレンジしたいと思います、という方であれば、得られる機会は山ほどあるのでチャンスしかない環境ではないかと思います。

前編はこちらまで。後編では、2人の視点から、ファーメンステーションが目指す世界観や大切にする価値観、チームに対する考え方などを話します。楽しみに!

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