【CI刷新プロジェクトヒストリー①】クラダシが"これからの10年"に向けて踏み出した一歩 ――全員でつくる未来 | 株式会社クラダシ
2025年7月1日、クラダシは創業11年目を迎えました。創業以来、私たちはミッションに「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョンに「日本で最もフードロスを削減する会社」を掲げ、ソーシ...
https://www.wantedly.com/companies/kuradashi/post_articles/1039875
前回の記事「【CI刷新プロジェクトヒストリー①】クラダシが“これからの10年”に向けて踏み出した一歩 ——全員でつくる未来」では、コーポレートアイデンティティ(CI)刷新プロジェクトの裏側として、半年間の軌跡をご紹介しました。
このプロジェクトは、メンバー、部長、そして経営陣、それぞれの想いを丁寧に紡ぎ合わせ、一つの形へとまとめ上げていったものです。
濃密だったこの半年間、会社の軸となるCIを策定していく過程で、どのような想いを込め、どのような状態を目指していたのか。
今回は、本プロジェクトのリーダーを一人で務め切ったけいちゃんにインタビューし、その胸中を語っていただきました!
▽けいちゃんの「Youは何しにクラダシへ?」はこちらから👇
CI刷新の旗を振る覚悟を決めるまで
現場の最前線に立つ私が、CI刷新を牽引する意味
メンバーと向き合い、全員の声を拾い集めた理由
“クラダシらしさ”を見つけるために
経営陣の“視座”と、メンバーの“納得感”をつなぐ
全員で創り上げたCI、ここから始まるクラダシの新たな章
―――突然のプロジェクトリーダーのアサインでしたよね。リーダーをお願いされた時はどんなお気持ちでしたか?
けいちゃん: 最初こそ戸惑いましたが、このプロジェクトのリーダーという大役を任せていただけたことへの感謝と、信頼して任せてもらえたことへの嬉しさが大きかったですね。
実は、社内全体にCI刷新が発表された時点では、自分がリーダーにアサインされるとは知らなくて、その時は一人のメンバーとして「へぇ、そうなんだ」くらいに思っていたんです。(笑) その発表から1週間ほど経った後に全社で行われた「2026年6月期上期戦略発表」の前日に、正式にCI刷新プロジェクトのリーダーについてお話をいただきました。
正直なところ、CI刷新に対しては「戸惑い」と「期待」という2つの感情がありました。
クラダシがこれまでに掲げてきたミッション・ビジョンには、非常に強いメッセージ性と想いが込められていますし、メンバー自身の愛着も深い。だからこそ、そこを変えることに「本気でやるの?」という驚きがありました。
一方で、私は普段、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の商品仕入れ業務を通じて、多くの食品メーカーさまやユーザーさまと向き合っていますが、世の中のフードロスに対する意識の変容を肌で感じています。「ソーシャルグッドカンパニー」を掲げるクラダシだからこそ、フードロスだけでなく、もっと多様な社会課題の解決に寄与できる会社になっていけるはずとも思っていました。なので、このタイミングでミッション・ビジョンの変更に踏み切った経営陣の意図も理解できました。
だからこそ、プロジェクトリーダーとして「どのように進めていくか」「どのような内容に変更するのか」が勝負だと気を引き締めました。
―――ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の商品仕入れを担当する総合通販部との兼務でのアサインでしたよね。正直、不安はありませんでしたか?
けいちゃん: 不安というよりは、「自分でいいのか?」という迷いがありましたね。入社以来ずっとバイヤーとして商品仕入れをメインにやってきた自分に、全社プロジェクトのリーダーが務まるのかと。CI刷新と仕入業務って、一見するとあまりシナジーがないように感じていたので、なおさらそう思いました。
でも、任せていただいたからには、絶対にどちらもやり遂げたい。だから、「絶対に仕入れ業務はおろそかにしない」と心に決めました。クラダシがこれまで主軸として取り組み、これからも大切にしつづける「メーカーさまのフードロスになる可能性のある商品の仕入れ」は、何としてもやり切ると自分に誓いました。
そう決意を固める中で、逆にクラダシの事業のコアである「フードロス解決」の最前線にいる自分が、このCI刷新の中心にかかわることができるのは良い機会ではないかと思い始めたんです。 コア事業でしっかり実績を出した上で、CI刷新も進めていく姿勢を示すことができれば、メンバーもついてきてくれるんじゃないかと、そう思ってとにかく全てに一生懸命取り組もうと腹を括りました。
――—実際にこの半年間、相当ハードだったと思います。二足のわらじをどうやって履きこなしていたんですか?
けいちゃん: CI刷新と仕入れ業務では全くカラーが異なりますし、思考の切り替えも必要で、時間の使い方は最初かなり悩みましたね。 試行錯誤の末にたどり着いたのが、「一番頭が冴えている朝に、いつもより早く起きてCI刷新に取り組む」というスタイルです。
新CIのワードやデザインなどは、12月の社内発表までメンバーへのサプライズとしてとっておきたかったので、周りから画面が見えにくい時間帯という意味でも、朝が最適だったんですよね。(笑)
――—プロジェクトが始動してすぐ、メンバー全員との1on1を実施されましたよね。なぜ、一人ひとりの声を聞くところから始めたのでしょうか?
けいちゃん: 最初にCI刷新が発表された時、私が「戸惑い」を感じたように、同じように戸惑ったメンバーもいたと思うんです。 「Youは何しにクラダシへ?」のインタビュー記事を見ても分かる通り、クラダシに入社する人はミッション・ビジョンに強く共感している人が多く、メンバーはミッション・ビジョンを軸に日々業務にあたっています。それなのに、メンバーの気持ちを置き去りにして、トップダウンで「CIをこれに変えます」と決めるのは、さらに社内が混乱するのではないかと思いました。
まだ人数もそこまで多くない組織ですから、一人ずつ話す時間を設けることは絶対に必要だと思いました。もちろん、全員から意見を聞いたからといって、100%反映させることは難しいですが、「皆さんが抱えている想いを経営陣に届けることは、プロジェクトリーダーの責任として必ずやります」とメンバーに伝えて回りました。
――—このステップには、社員の想いを一つにする、そんな意図もあったんでしょうか?
けいちゃん: そうですね。ミッションやビジョンを一番よく理解し、一番共感していなければならないのは、私たちメンバー自身だと思っています。 だからこそ、メンバーが「今何に共感していて、CI刷新をどう理解しているのか」をしっかり把握する必要がありましたし、新たな共感を生むために何を大切にすべきかを知っておきたかったんです。
これまでの経験上、一人ひとりが使命感を持って働いている方が、確実にパフォーマンスが高まると実感しています。その状態を作るには、社内に一種のムーブメントを起こしたかった。 新しい方向に全員で進んでいくためには、決して独りよがりになってはいけません。「あなたになら任せられる」と信頼してもらえるようなコミュニケーションを、限られた時間の中で築いていこうと必死でしたね。
――—社内の一体感を創るために、率先して「関係づくり」に取り組まれたんですね。1on1の後のスモールグループセッションも、想いを共有する時間を大切にされていました。
けいちゃん: 個人的には、あの「スモールグループセッション」は実施して本当に良かったと思っています。 1on1でメンバーの想いを聞いた時、想像以上に素晴らしい話がたくさん出てきたんです。これは経営の意思決定者である河村さんにも直接聞いてもらうべきだと確信して、セッションを企画しました。 メンバーの皆さんがすごくオープンに色んな想いを話してくれて、河村さんもそれに真剣に耳を傾けていて……すごく良い時間でしたね。
――—あのセッション、メンバー構成が入社年次ごとに分かれていましたよね。あれには何か狙いがあったんですか?
けいちゃん: 出てくるエピソードの時代背景を揃えたかったのと、メンバーの皆さんが自然と本音を話せるような環境を作りたかったからです。 同じ時代を過ごした仲間同士なら、「あんなことあったよね!」と盛り上がれますよね。概念的な話ではなく、メンバーが体験してきた具体的なエピソードを共有してほしかったんです。
その時、何を見て、何を感じたのか。一人ひとりが持つヒストリーを積み上げないと、クラダシの歴史や、みんなが大事にしている「クラダシらしさ」は見えてきません。だからこそ、本音を引き出し合えるよう、入社年次の近いメンバーで構成しました。
――—セッションの中で、特に印象に残っていることはありますか?
けいちゃん: 全社ミーティングでも共有しましたが、「きれいな未来を子どもに残したい」という言葉や、入社時に抱いていた地方課題に対する想いなど、その人のルーツが見えた瞬間は印象的でしたね。古くからいるメンバーの「当時は少ない人数でこんなことをやっていた」という思い出話もとても面白かったです。
私自身は中途入社なので、クラダシの全ての歩みを実体験として語れるわけではありません。でも、メンバーの話を通じて、まるで自分も体験したかのように感覚として吸収できた、本当に貴重な時間だったなと感じています。
――—1on1やスモールグループセッションは、プロジェクトを進める上で大きな糧になったんですね。
けいちゃん: 間違いなく、そうですね。
それだけでなく、「こういう想いをCIに反映できればいいな」と自分なりに描いていた方向性が、大きく外れていないという確信を得られる機会になりました。 メンバーが大事にしている芯の部分は共通していて、やはり「フードロス削減」や「社会性・環境性・経済性の両立」といった言葉に集約されていることも再確認できました。そして、メンバーが描く未来に向かって前進するための成長を、このCIで描いていきたいという想いが一層強くなりましたね。
――—8月の経営合宿には、けいちゃんもプロジェクトリーダーとして参加されました。経営陣や部長陣の議論を間近で見て、どう感じましたか?
けいちゃん: 合宿では、各事業が「社会性・環境性・経済性」においてどのような価値があるのかをディベート形式で議論しました。 経営陣がビジネスの観点で何を表現すべきだと考えているのか、その議論を通じて、皆さんの考えの深さや視野の広さに触れることができました。同時に、CI刷新を進める上で、私自身ももっと視野を広げなければならないと痛感しましたね。
さまざまな想いが溢れる中で、それらをミッション・ビジョンのメッセージから事業の一つひとつまで一貫させていき、自分自身の理解をちゃんと深めながら、言葉に落とし込んでいく作業は、改めて難易度が高いなと感じました。
―――合宿を終えた後、現場のメンバーに対してかなり細やかにコミュニケーションを取られていたのが印象的でした。そこにはどのような意図があったのでしょうか?
けいちゃん:合宿での熱い議論をリーダー陣だけのものにせず、メンバー一人ひとりが「自分ごと」として捉えられるようにしたかったんです。そのためには、丁寧なプロセスで説明責任を果たす必要があると考え、各部署へ細かく共有する時間を設けました。
私はもともと感受性が強く内省的なタイプなので、自分が社員だったら「こうしてほしい」と思うコミュニケーションを丁寧に構築したかったんです。日頃から、「自分が扱われたいように人を扱うべき」だと思っているので、余計に丁寧にしたかったですね。
また、クラダシがさらに成長するには、色んなタイプの人が志高く働けるカルチャーが必要です。だからこそ、全員が気持ちよく前を向ける環境づくりを常に心掛けていました。
――—皆の想いを吸い上げ、実際に言葉や形にしていく制作フェーズで、一番難しかったことは何ですか?
けいちゃん: 具体的なビジュアルや言葉をつくったのち、経営陣の皆さんにレビューをもらうのですが、それはもう色々なフィードバック・ご意見をいただきました。経営陣の皆さんは、これまでのクラダシについて最も、長く・深く考え、行動をし、これからの結果にも責任を持つ方々なので、リスペクトとプレッシャーを持ちながら対話を進めるのには、結構体力を使いましたね。 最終的な決裁権は河村さんにあるのですが、経営陣一人ひとりの想いやこだわりを一つにまとめていくのは、本当に難しかったなと思います。
また、「数名の経営陣でこれだけ意見が割れるなら、全社展開したらどうなるんだろう?」と少し不安にもなりました。(笑)
8月下旬以降は外部のベンダー企業と毎週定例会議を重ね、コピーやデザイン、Growth Bookの構成をひたすら作り込んでいきました。
クラダシは、事業の信念が強いので、コーポレートアイデンティティ策定の方向性や決め方などは全て自分たちで進めていくことにし、クリエイティブ制作を中心に外部ベンダーに委託したんです。そのため、社員の想いや声を一人ずつ吸い上げていく取り組みで使用するテーマ・資料、場づくり、進行、さらにクリエイティブに落とし込んでもらうための要件整理などなど、すべて自分でやらなければいけなかったのは、業務量と時間的に結構大変でした。
ただ、大変だけれども、その一つ一つの過程はものすごく重要で、1on1もスモールグループセッションも、それをやったからこそ聞けた声や想いはあったと感じています。心の底から「あのとき、妥協することなく最後までやり切って良かった」と振り返って今は思います。
――—12月ギリギリまで調整が続きましたが、無事に社内展開できた時はどんなお気持ちでしたか?
けいちゃん: とにかくホッとしました、安堵の気持ちが一番です。
ただ最後の最後まで、周りのメンバーに確認・修正のご対応をいただくことになってしまい、申し訳なかったなと思っています。私の方でもっと早くに段取りして動けていたらここまでギリギリにならなかったのではないかと思う一方で、社内展開前の段階で「誰にどこまで共有していいのか、お願いしていいのか」の判断は難しかったですね。
でも、こういう時に必ず応えてくれるのがクラダシメンバーです。どんなにギリギリでも絶対間に合わせてくれるし、全面的に協力してくれます。最終的には開発や広報のメンバーを巻き込み、無事に公開することができました。本当にメンバ-には感謝しています。
また、不安だった社内メンバー全体の反応も想像以上に好評で安心しました。発表と同時に行ったワークショップで、新しいミッション・ビジョンを踏まえて「未来に色んなカラー(事業)を増やしていきたい」という意見が出た時は、私自身もそう思いながら作っていたので、すごく嬉しかったですね。もちろん、善いビジネスの輪を広げる一方で、既存事業ももっと育てていかないといけません。新しいミッション・ビジョンを作ることがゴールではなく、ここからが本当の始まりだと改めて実感しました。
――—改めて、走り抜けたこの半年間を振り返っていかがでしたか?
けいちゃん: メンバーの想いを聞き、みんなで議論するのは本当に楽しかったですね。クラダシやメンバーのことを深く知ることができましたし、改めて事業に対する理解も「自分事」として深まりました。 ちなみに、最初に決めていた「総合通販部との兼務で仕入れも絶対にやり切る」という目標もしっかり達成できました。本当に「やり切った!」と言える半年でした。
カタチとしては完成しましたが、ここからがスタートです。「言葉」そのものも重要ですが、もっと重要なのは「誰が放った言葉なのか」ということ。 カタチだけでなく、実を伴った言葉として社外に広げていくためにも、まずは社内にミッション・ビジョンを浸透させ、メンバー全員で実現に向けて動けるよう整えていくのが、これからの私の責務だと思っています。
新ミッション「善いビジネスで未来に実りを。」、新ビジョン「日本一のインパクト企業グループへ。」の実現に向けて、メンバー全員で取り組んでいきたいです。
―――本当に半年間プロジェクトリーダー、お疲れさまでした!!
最後に改めて、プロジェクトリーダーを任せていただいたこと、そして協力してくれたすべてのメンバーに心から感謝しています。私の状況を見て「これ、やりますよ」と自然に声をかけてくれる、本当にすてきなメンバーに支えられてきました。これは間違いなく、全員で創り上げたCIだと自信を持って言えます。
プロジェクトリーダーとして走り切ったこの半年間は、多くの学びに満ちた時間でした。成功も課題も含めて、すべてが私自身のキャリアにとって非常に貴重な経験です。まだまだこれからではありますが、まずはここまで支えてくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
最後に。
けいちゃんの、メンバーや会社を深く知ろうとする姿勢、信頼を築く丁寧なコミュニケーション、そして「クラダシのコアは守りつつ、可能性を広げるために変わるんだ」という強い想い。それら全てが、会社全体を巻き込み、動かしていったのだとインタビューを通じて改めて強く感じました。
次回は、CI刷新プロジェクトヒストリー③として、経営陣の皆さまにインタビューした内容をご紹介します! 続編もお楽しみに!
====
私たちクラダシは、ミッションを「善いビジネスで未来に実りを。」、ビジョンを「日本一のインパクト企業グループへ。」と掲げ、フードロス削減から電力ロス削減まで事業を展開し、世の中に山積するさまざまな社会課題を価値へと転換しつつ、社会・環境・経済へ確かなインパクトをもたらす「ソーシャルグロースカンパニー(Social Growth Company)」を目指します。
もしこの記事を読んで、少しでも「クラダシで働いてみたい」と思っていただけた方は、ぜひ一度採用ページをのぞいてみてください。
きっと、あなたが輝けるフィールドが見つかるはずです。
👇株式会社クラダシHP