Microsoftの技術イベント「de:code 2016」に参加してきました（当社サービスとの連携も紹介して頂きました）

マネーフォワードのウェブ＆サーバーサイドエンジニアの黒田です。

昨日(5/24)、Microsoftの日本における年に一度の技術イベントの「de:code 2016」に参加してきました。

マネーフォワードとMicrosoftは、先日のプレスリリースで提携を発表させて頂いており、セッションの中で当社サービスの「MFクラウド経費」との連携についても取り上げて頂きました。

「de:code 2016」の雑感

オープニングのキーノートも、参加したセッションも、ほぼ満席で大盛況。

マネーフォワードも先日、2000人規模のイベント MFクラウドExpo を開催させて頂いているのですが、さすがMicrosoftは規模や豪華さなど桁が違うなぁと改めて実感。。。

「Windows」というワードはほとんど出てこない

他の来場者の方と懇親会で「Windowsというワードほとんど聞かなかったですね」という話をしたのですが、本当にそれが一番印象的でした。

Microsoftといえば、「WindowsとOffice製品」の印象が強く、クラウド、モバイル、オープンソースといった分野では、GoogleやApple、Amazonなどに出遅れているという印象があるかと思いますが、今回は「クラウド、モバイル、オープンソース」といった部分が前面に出たイベントでした。

マネーフォワードとの提携についても取り上げて頂きました！

以下のMicrosoftの松崎エバンジェリストのセッションにて、当社の「MFクラウド経費」との連携について取り上げて頂きました。

MFクラウド経費では、現在以下の２点でMicrosoftと連携しております。

HTML & Javascriptで開発し、Officeストアで配信されるExcelアドインの提供Office365とのSSO（Azure AD連携）やAPI連携

Excelアドインの提供について

当ブログを愛読されてます多くの方は、Excelアドインというと「VBAで作るアレでしょ？」と考えているかと思うのですが（かくいう私もMicrosoftさんからお話を聞くまではそう思っておりました(笑)）、なんと最近のOfficeアドインは、HTML & Javascriptでアドインの開発が出来るようになっています。

しかも、HTML & Javascriptで開発されているので、Windows版 ExcelだけでなくiPad版ExcelやExcelオンラインなど、マルチプラットフォームで動作させることが出来るようになっています。（Mac版Excelも、あと少しで動作するようになるとのことです）

また、アドインの配布もOfficeストアを経由して配布できるようになるなど、OfficeのアドインだけをとってみてもMicrosoftさんが変わってきているなと思うのではないでしょうか。

MFクラウド経費のExcelアドインはこちらからインストールできます。
※ 現在、WindowsのExcel2013以降、iPad版 Excel、Excelオンラインで動作します。（Mac版 Excelはあと少しで対応とのこと）

アドインの動作は以下のアニメーションの通りで、このアドインを使うことで自由なExcelテンプレートにMFクラウド経費の経費申請を出力でき、自由に集計することが出来ます。

Microsoft連携の意義について

マネーフォワードは「MFクラウド」というブランドで会計・給与・請求書・経費精算など企業向けのバックオフィスクラウドサービスを提供させて頂いておりますが、Microsoftはいまだエンタープライズ領域で圧倒的な存在です。

業務用のデスクトップマシンはまだまだWindowsが主流であり、Office製品（とりわけExcel）は圧倒的に業務で使われているアプリケーションです。

今回マネーフォワードが、Microsoftと連携をしてExcelアドインの開発やMicrosoftのビジネスアカウントであるOffice365との連携を決めたのも、この点が非常に大きいです。
また、Microsoftが展開するクラウドプラットフォームの「Azure」も進歩はめざましく、当社では競合との比較の上、機械学習などの分野で一部活用をはじめようとしております。