こんにちは。ネットプロテクションズ採用担当です。

今回は、先日発表された出産・育児期にまつわるサポート制度「ココット」を紹介します。この制度を立ち上げたのは、以前の記事でも紹介した有志で構成された「ワーキンググループ」というチーム。そのリーダーである松尾絵美さんとメンバーの平間亮哉さんによる立ち上げの想いも交えながら紹介します。

社員の「働きたい」想いを叶えるために幅広くカバー

左：松尾絵美さん、右：平間亮哉さん

ココットとは出産・育児にまつわるサポート制度の総称ですが、そのなかには現在19の制度があります。妊娠から出産、育休、職場に復帰して活躍するまでの様々な状況変化に柔軟に対応できるよう、フェーズごとに以下のような施策を利用することができます。

制度を作った背景には「働きたいけど働けない状況を救ってあげたい」という想いがあるという平間さん。働くことを制限しなければならない状況を解決することの手助けとなる施策が網羅されています。

「今後は介護や私傷病が原因で働けなくなってしまう方も支援する制度にもしたい」という松尾さん。現在は出産育児に関する支援に特化していますが、より多くの要因を支援する制度に広げる動きがはじまっています。

手厚さは日本一！？育休産休取得も復職もアタリマエに

産休や育休はもはや当然の風潮ですが、実際には休むことによって同僚に迷惑がかかるかもしれないといった心配などから、なかなか休暇取得や勤務時間の調整などがしづらい職場もあるかもしれません。

ココットの施策のなかでもユニークに目を引くものとして「サポーター社員の雇用」があります。妊娠により定常的な業務ができなくなる可能性があるメンバーの所属する部署では、短期の社員を採用し、本人はもちろん部署の同僚へも極力負担がかからないよう業務の再分配を行います。松尾さんは「実際に自分の部署のメンバーが育休に入ったときは、業務を残されたメンバーで回していくのが大変だった。ただそれが気がかりでギリギリまで身体を酷使するようなことは避けて欲しいし、育休を早く切り上げるということもしてほしくなかった」と施策制定の背景を説明してくれました。

ココットは女性だけではなく男性社員も利用できる制度です。特に喜ばれるのは「認可外保育園補助」。認可外保育園の費用について月額10万円を上限とした補助を行います。なおこれは認可保育園の落選者だけでなく、保育園の送り迎え時間を短縮することが目的での入園であっても補助が出ます。利益に余裕がないとできないわけではなく、この施策の導入には極めて合理的な判断がありました。「復職したいメンバーが認可保育園に入れないという理由で復職が遅れるくらいなら、補助を出してでもそのメンバーの復職を支援したほうが会社としての生産性は高まる。また遠くの保育園に送り迎えするのであれば、その時間を仕事に活用してもらったほうが会社にとってもメンバーにとってもハッピーであり、両者Win-Winになれる」と平間さん。

その他にも多くの施策があり、ひとつひとつは他社でもあるものも多いですが、これだけ網羅的にカバーしているのはなかなか無いのではないでしょうか。

トップダウンではなく、働くメンバーから生まれた制度

今回お話を伺ったうち、平間さんは人事を兼務もしているものの、松尾さんは財務経理兼ビジネスアーキテクト（システム開発・運用）という業務に携わっており、他に2名いたチームメンバーも部署は様々。ココットはネットプロテクションズがより多様な方を受け入れるために重要な制度なのですが、それは経営者や人事部によるトップダウンではなく、現場で働く社員が必要性を感じ整えていきました。事業のみではなく制度づくり、ひいては会社づくりにも手を挙げれば参加できる環境があるからこそ、ココットは成立しました。

「最初に社長に相談しにいったときに、『もっと手厚くて良いんじゃない？』と言われた」とお二人が笑って語るように、ネットプロテクションズではこれからもメンバーの様々な多様性を受け入れ、どんどん働きやすい職場になっていくと思います。

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