自由には、責任を。権限には、覚悟を。僕がStella Pointの「役職」に求めるもの。
突然ですが、みなさんは「自由に働きたい」と思ったことはありますか?
自分で仕事の進め方を決めたい。
もっと裁量がほしい。
自分のチームを持ちたい。
大きな仕事を任されたい。
もっと上の役職に就きたい。
僕は、こういう気持ちを持っている人が大好きです。
いいじゃん!どんどんやろうよ!って思います。
むしろ、Stella Pointには、そんな人がもっともっと増えてほしい。
ただ、一つだけ伝えたいことがあります。
自由には、責任を。権限には、覚悟を。
今日は、僕がStella Pointの「役職」や「リーダー」について考えていることを書いてみようと思います。
役職は、ご褒美じゃない。
役職が上がる。
部下が増える。
給料が上がる。
周りから「リーダー」「マネージャー」と呼ばれる。
もちろん、嬉しいことだと思います。
頑張った結果として評価されるのは素晴らしいことだし、僕もメンバーが昇格したら嬉しいです。
でも、僕は役職を単なるご褒美にはしたくありません。
例えば、営業成績がめちゃくちゃ良い人がいたとします。
誰よりも売上をつくっている。
目標も達成している。
本当にすごいことです。
ただ、その人が必ずしも良いリーダーになるとは限りません。
自分で売上をつくる力と、チームで売上をつくる力は違うからです。
自分ができることと、誰かをできるようにすることも違います。
だからといって、営業成績が良い人がリーダーに向いていないという話ではありません。
伝えたいのは、役職が上がるということは、任される仕事と責任が変わるということです。
メンバーとして、自分の成果に責任を持つ。
リーダーになったら、自分だけでなくチームの成果にも責任を持つ。
さらに大きな組織を任されたら、売上だけでなく、育成や組織の未来まで考える。
そうやって、責任を持つ範囲が広がっていく。
僕は、それが役職だと思っています。
偉くなるための肩書きではなく、何を任され、何に責任を持つのか。
そこを大切にしたいんです。
自由って、好き勝手にやることじゃない。
僕は、メンバーにできるだけ自由に仕事をしてほしいと思っています。
いちいち僕に確認しなくても、自分で考えて、自分で決めて、どんどん挑戦してほしい。
その方が絶対に面白いじゃないですか。
でも、自由って何でしょう?
好きなことだけやる?
自分のやり方に誰も口を出さない?
報告もしなくていい?
僕が考えている自由は、ちょっと違います。
例えば、チームの売上が目標に届いていないとします。
そんなときに、
「社長、どうしたらいいですか?」
と聞くこと自体は悪くありません。
相談することは大事です。
でも、毎回、社長が答えを出すまで待つ必要はないと思うんです。
なぜ目標に届いていないのか。
今のやり方のどこに問題があるのか。
何を変えたら良くなるのか。
自分なりに考えて、提案して、任された範囲で動いてみる。
もちろん、必要な相談や報告はする。
そのうえで、自分の判断で仕事を前に進めていく。
僕が渡したい自由は、そういう自由です。
自由って、自分で決められることだと思うんです。
そして、自分で決めるということは、その結果にも向き合うということ。
うまくいったら嬉しい。
うまくいかなかったら、原因を考えて次の行動を変える。
そこまで含めて、自由なんじゃないかなと思います。
権限がほしいなら、覚悟を持とう。
「もっと権限がほしいです!」
僕は、こういう言葉も大歓迎です。
でも、権限って、何のためにあるんでしょう?
誰かに指示を出すため?
自分の意見を通すため?
偉くなったことを実感するため?
違いますよね。
権限は、責任を果たすためにあるもの。
僕はそう考えています。
例えば、チームの売上目標に責任を持ってもらうなら、その目標を達成するための施策を考え、実行する権限が必要です。
メンバーの育成を任せるなら、育成方法を考え、改善するための権限も必要です。
責任だけ渡して、何も決めさせない。
それで「結果を出して」と言われても、難しいと思います。
だから僕自身も、責任を託すなら、それに見合う権限を渡さなければいけない。
ただ、権限を持つ側にも覚悟が必要です。
自分で決める以上、いつもうまくいくとは限りません。
目標に届かない月もある。
考えた施策がうまくいかないこともある。
メンバーの育成に悩むこともある。
そんなときに、どうするか。
「自分は悪くない」
「メンバーが動いてくれなかった」
「環境が悪かった」
もちろん、実際にいろいろな要因があると思います。
でも、そこで思考を止めてしまったら、何も変わりません。
自分にできることはなかったのか。
もっと早く気づけなかったのか。
次は何を変えるべきなのか。
そうやって、問題から逃げずに考え続ける。
僕は、それがリーダーの覚悟だと思っています。
ちなみに、覚悟というのは、長時間働くことでも、一人で全部抱え込むことでもありません。
困ったら相談していい。
助けを求めてもいい。
失敗したら、みんなで振り返ればいい。
ただ、自分が任されたことを、誰かのせいにして終わらせない。
そこは大切にしてほしいです。
うまくいかないときこそ、リーダーでいてほしい。
チームの数字が良いとき。
メンバーが成果を出しているとき。
目標を達成したとき。
リーダーとして嬉しい瞬間は、たくさんあると思います。
でも、本当にリーダーの力が問われるのは、うまくいかないときなんじゃないでしょうか。
売上が落ちている。
チームの雰囲気が良くない。
メンバーが悩んでいる。
何かを変えなければいけない。
そんなとき、周りを見て見ぬふりせず、自分から動ける人でいてほしい。
必要なら、耳の痛いことも伝える。
自分の判断が間違っていたなら、それも認める。
そして、もう一度チームを前に進める。
もちろん、リーダー一人で何でも解決しろと言いたいわけではありません。
僕も、会社も、ちゃんと支えなければいけない。
でも、リーダーになったからには、自分のチームのことを本気で考えてほしい。
うまくいったときだけ、リーダーでいるんじゃない。
うまくいかないときこそ、リーダーでいてほしい。
僕は、そんな人に大きな仕事を任せたいです。
僕がいなくても回る会社を、本気でつくりたい。
ここからは、少し僕自身の話です。
僕には、Stella Pointをこんな会社にしたいという理想があります。
それは、僕がいなくても、みんなが自分たちで会社を前に進められる会社です。
もちろん、僕が会社からいなくなりたいわけではありません(笑)。
ただ、何でも社長が決める会社にはしたくないんです。
チームの方針も社長。
新しい施策も社長。
問題が起きたら社長。
何か変えたかったら社長。
これでは、会社が大きくなっても、結局は僕一人の判断できる範囲でしか動けません。
それって、もったいなくないですか?
Stella Pointには、いろいろな強みを持ったメンバーがいます。
僕より現場のことを知っている人もいる。
僕にはないアイデアを持っている人もいる。
僕が気づいていない課題に気づける人もいる。
だったら、もっと任せたい。
もっと考えてほしい。
もっと挑戦してほしい。
事業の責任者が、自分の事業の未来を考える。
チームのリーダーが、自分のチームの目標や育成について考える。
メンバーも、役職に関係なく、会社を良くするための意見を出す。
それぞれが自分の役割に責任を持ちながら、会社を前に進めていく。
僕が全部決めるより、ずっと面白い会社になると思うんです。
もちろん、経営者としての最終責任は僕にあります。
そこを誰かに押しつけるつもりはありません。
そのうえで、みんなにも会社を動かす経験をしてほしい。
社長の指示を待つ人ではなく、自分の意思で会社を動かす人になってほしい。
それが、僕の目指す組織です。
「管理職」じゃなくて、「会社を動かす人」を増やしたい。
僕は、Stella Pointのリーダーに、経営者意識を持ってほしいと思っています。
とはいえ、全員に社長と同じ仕事をしてほしいわけではありません。
例えば、チームを任されたら、売上目標だけを見ていればいいのか。
僕は、そうは思いません。
メンバーは成長しているか。
今のやり方に無駄はないか。
学生や取引先に、ちゃんと価値を届けられているか。
来月も同じ成果を出せるチームになっているか。
自分がいなくても、メンバーが成果を出せるようになっているか。
そんなことまで考えられる人になってほしい。
もっと大きな組織を任されるようになれば、利益や採用、組織づくりについて考える機会も増えていくと思います。
もちろん、責任や権限の範囲は役職によって違います。
でも、共通して大切なのは、自分の目の前の仕事だけで終わらないこと。
自分が任されている組織の未来まで考えること。
それが、僕の考える経営者意識です。
そして、リーダーを目指さない人にも、もちろん大きな価値があります。
一人のプロフェッショナルとして誰にも負けない成果を出すことも、素晴らしいことです。
全員が管理職になる必要なんてありません。
ただ、リーダーという道を選ぶなら、その肩書きに見合う責任を引き受けてほしい。
偉くなってほしいんじゃない。
会社を動かせる人になってほしい。
そのために、僕も変わらなきゃいけない。
ここまで、リーダーに求めることをいろいろ書いてきました。
でも、これってメンバーにだけ言う話じゃないんですよね。
僕自身にも、すごく当てはまる話です。
「自由にやっていいよ!」
と言いながら、結局全部僕が決めていたら、自由なんてありません。
「責任を持ってね!」
と言いながら、必要な権限を渡さなかったら、それも違います。
「挑戦してほしい!」
と言いながら、失敗した瞬間に怒っていたら、誰も挑戦しなくなります。
だから、僕にも覚悟が必要です。
任せる覚悟。
自分とは違う判断を受け入れる覚悟。
うまくいかなかったときに、一緒に原因を考える覚悟。
そして、会社の最終責任を引き受ける覚悟。
正直、自分で決めた方が早い場面もあると思います。
でも、そればかり続けていたら、いつまでたっても僕しか決められない会社になってしまう。
それは、僕がつくりたいStella Pointではありません。
だからこそ、これからは責任と権限をもっと明確にしていきたい。
何を任せるのか。
どこまで自分で決めていいのか。
何に責任を持つのか。
どういう成果や行動を評価するのか。
そうしたことを、会社としてきちんと整理していきたいと思っています。
みんなに覚悟を求めるなら、僕も覚悟を持たなきゃいけない。
当たり前のことですが、すごく大事なことだと思っています。
自由には、責任を。権限には、覚悟を。
僕は、Stella Pointをもっと大きな会社にしたいです。
今よりもっと多くの人が働いていて、いろいろな事業があって、それぞれの場所で新しい挑戦が生まれている。
そんな会社を本気で目指しています。
でも、会社が大きくなることだけが目的ではありません。
その中で、一人ひとりが自分の可能性を広げてほしい。
今までできなかったことが、できるようになる。
今まで任されなかったことを、任されるようになる。
自分のチームを持つ。
事業を動かす。
新しいことに挑戦する。
そういう経験が、Stella Pointからどんどん生まれてほしい。
僕は、メンバーに自由を渡したい。
もっと権限も渡したい。
そして、僕が想像していなかったような成果を、みんなに出してほしい。
だからこそ、伝えたいんです。
自由がほしいなら、責任を取りにいこう。
権限がほしいなら、覚悟を持って取りにいこう。
役職は、ただの肩書きじゃない。
自分の可能性を広げて、誰かの成長を支えて、会社を前に進めるためのものだと思っています。
僕も、そんな人たちにもっと大きな仕事を任せられる経営者になりたい。
そしていつか、僕が何も言わなくても、みんなが自分たちの意思でStella Pointをどんどん面白くしている。
そんな会社になったら、最高じゃないですか。
自由には、責任を。権限には、覚悟を。
これは、みんなに向けた言葉であると同時に、僕自身に向けた言葉でもあります。
一緒に、そんなStella Pointをつくっていきたいです。