子育てしながら働けるかどうかは、制度だけでは判断しきれません。
育休の取り方や、復帰後の働き方。子どもの状況が変わったときに、勤務場所や時間、チームとの連携をどう見直せるか。
育休から戻った後の働き方や、小学校への入学に伴う生活の変化。STYZのメンバーは、そのときどきの状況にどう向き合い、周囲と相談してきたのでしょうか。子育てをしながら働くメンバーの経験と、日々のやりとりを紹介します。
目次
子育て中の働き方は、制度だけでは決まらない
育休、リモートワーク、柔軟な働き方。制度として掲げられている内容に加え、日々の仕事の中でどう使われているかも、働く環境を知るうえで大切なポイントです。
子どもが生まれる。保育園や学校の予定が入る。子どもの体調や登校状況が変わる。家庭内で対応しなければならないことが増える。
そのたびに、働き方は少しずつ変わり、周囲との調整が必要になります。
STYZにも、家庭の状況に応じて勤務場所や時間を調整しながら働くメンバーがいます。
STYZでは、直近1〜2年ほどの間にも複数のメンバーが育休を取得しました。取得期間や取り方は人それぞれ。あるメンバーは、育休取得と復帰後の働き方について、こう振り返ります。
1か月だけとは言え育休が取れて良かったです。リモート勤務も柔軟にできるので、その点は助かっています
育休から復帰した後も、子育ては続きます。家庭の状況に合わせて勤務場所や時間を調整できることも、日々の働き方に関わる要素のひとつ。
またSTYZには、子育て中のメンバーが情報共有できるSlackチャンネル「club-family」があります。
子どもが赤ちゃんだった頃の話。保育園や学校に関する情報。日々のちょっとした困りごと。年齢が違う子どもを持つメンバー同士の会話。
子育てにまつわるちょっとした会話ができる場として活用されています。
うちの子はもう6年生なのですが、赤ちゃん時代の話を聞けるのでとても嬉しいです。たまに愚痴を言うと反応があるのも嬉しいです
経験を共有したり、困りごとに反応を返したり。こうした小さなやりとりにも、同じ職場で子育てをする人同士の関わりが表れています。
ある一定期間だけ働き方を変える選択も
子どもの成長に伴って、働き方を見直すタイミングも訪れます。
保育園から小学校に上がるタイミングでは、登校時間、下校時間、学童、提出物など、生活リズムが大きく変わります。いわゆる「小1の壁」と呼ばれる時期です。
いわゆる「小1の壁」に怯えていたのですが、4月の間は午前中に出社し、午後からリモートワークに切り替えるなど、柔軟な働き方ができたおかげで、なんとか乗り越えることができました
介護や自身の病気、ペットの世話など、生活リズムが大きく変わる事情は子育て以外にもさまざま。
小学校入学時の例では、一定期間、出社とリモートワークを組み合わせていました。必要な調整の内容や期間は、人によって異なります。
あるメンバーは、お子さんの登校が難しい時期に、学校との面談や家庭での対応をしながら、勤務時間を変えずに働いていたと話していました。
勤務時間を維持するほかに、短縮する、休職する、退職するという選択も含め、どの働き方が合うかは本人や家庭の状況によるもの。ひとつの事例を、誰もが目指す形と捉えることはできません。
幼い子どもを育てながらベンチャーで働くことには、迷いも伴います。もっと安定した職場を選んだほうがいいのか、今は仕事をセーブすべきなのか。子どもを優先することで、周囲に負担をかけてしまうのではないかと、ためらう場面もあるでしょう。
子どもに「遊んで」と声をかけられても、PCに向かったまま「ちょっと待って」と返してしまう。そんなとき、何のために働いているのかと立ち止まることも。
STYZで働くことで、そうした葛藤がなくなるわけではありません。それでも、子育ての話を交わしたり、家族を職場に招いたりする中で、子どもがいる自分ごと受け入れられていると感じられる。
子どもに向き合う時間も大切にしてほしいという周囲の姿勢は、日々のやりとりにも表れています。
「今日は子どもが発熱して保育園を休むので、返信が遅くなります」「病院に連れていきたいので、ミーティングをリスケしたいです」。STYZでは、こうした連絡が日常的に交わされます。
家庭の事情を伝えることも、仕事の調整を相談することも、普段のコミュニケーションの一部になっています。
その土台にあるのが、お互いをプロフェッショナルとして信頼する関係です。席を外すことや対応できないことを伝えて終わりにせず、必要な共有や引き継ぎを行い、戻ってからもフォローする。任された仕事や成果に向き合う、そうした日々の積み重ねがあるからこそ、周囲も状況に応じた調整を受け止められるのだと感じます。
もちろん、仕事への責任を、ひとりですべて埋め合わせることにしてしまわないように。引き受ける側の事情も踏まえ、業務量や分担、期限をチームで見直すことまで含めて、互いの仕事を支えていきたいと考えます。
子どもに向き合うことを大切にしながら、仕事にも責任を持つ。その両方を前提に相談を重ねられる関係を、これからも育てていきたいと思っています。
家族が職場を知るきっかけ「こども参観日」
STYZでは、メンバーの家族を職場に招く機会も設けています。
そのひとつが、毎年実施しているファミリーデーです。
2026年8月には、STYZのオフィスで「こども参観日」を開催。メンバーの子どもたちがオフィスを訪問し、家族が働く場所を見学したり、STYZの仕事をテーマにしたワークショップに参加したりしました。

お父さん・お母さんは、どんな仕事をしている? STYZこども参観日を開催しました|インクルーシブデザインスタジオCULUMU
子どもたちにとって、家族が働く姿を見ることは、家で過ごすときとは違う一面に触れる機会になります。そうした発見も、職場を訪ねる面白さのひとつです。
メンバーにとっても、いつもの職場で、自分の仕事を家族に伝えられるひとときになりました。
普段一緒に働くメンバーの家族を知ることも、お互いの生活に目を向ける接点になります。
生活の変化に合わせて、チームで仕事の進め方を見直す
子育てと仕事の両立というテーマは、一見すると、子育て中の人だけに関係する話に見えるかもしれません。
そこで考える働き方は、子育て以外の生活ともつながっています。
家族のケアや、自分自身の体調への対応。学び直しや地域活動など、仕事以外に大切にしていることは、人によって違うでしょう。今は大きな制約がなくても、ライフステージに応じて生活は変わっていくものです。
一緒に働く人にも、それぞれの生活がある。そのことを踏まえて、チームとしての働き方を考えていきたい。
制度を整えれば、カルチャーができあがるわけではありません。生活の変化を伝え合い、仕事の進め方を相談する。家族を職場に招き、普段とは違う一面に触れる。一人ひとりの考え方や日々の行動が、STYZのカルチャーを少しずつ更新しています。
この記事を読んでSTYZに興味を持ってくださった方と、これからのカルチャーや働きやすさを一緒につくっていけたら嬉しいです。
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