「だれと働くか」で選ぶ。話したい社員を直接指名できる新機能「指名カジュアル面談」をリリース | Wantedly, Inc.
シゴト探しにおいて、「カジュアル面談」はすっかりおなじみになりました。一方で、カジュアル面談に参加してみて「マネージャーから直接チームの課題感を聞きたかった」「現場のエンジニアと技術の話をしたか...
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はじめまして。ウォンテッドリーでプロダクトマネージャーをしている赤川です。
2025年にウォンテッドリーに入社するまでは、毎日の業務を支援するtoB向けプロダクトのプロダクトマネージャーをしていました。そんな私が、toBとtoCの両面を持つプラットフォームであるWantedlyで、指名カジュアル面談機能をリリースしました。
この機能のリリースで学んだことは、良い機能をただ作るだけでは価値は届けきれないということです。
そこで今回は、「作った価値をどう届けるか」についてお話しします。
指名カジュアル面談とは?
なぜ、作っただけでは価値が届かないのか
1. 指名可能な募集がなければ、求職者に価値が届かない
2. Wantedlyを使っていない求職者には価値が届かない
価値を届けるためにやったこと
1. 価値が届くための前提を整えた
2. 価値が届く導線を整えた
結果
学んだこと
指名カジュアル面談は、求職者の方がカジュアル面談で話したい企業のメンバーを指名して申し込める機能です。
この機能により、社長を指名して直接ビジョンを聞いたり、同じ職種の人を指名してリアルな働き方を聞くことで、求職者の方・企業の方ともにカジュアル面談をより有意義に利用できるようになりました。
指名された方が無理なくカジュアル面談に対応できるように、企業が事前に指名可能なメンバーを設定し、求職者はその中から指名できる形にしました。
そのため、企業の皆さまに指名可能な状態を整えていただいてはじめて、求職者の方が指名できる状態が成立する構造になっていました。
私はウォンテッドリーに入社するまでは、毎日の業務を支援するtoB向けプロダクトを担当していました。そこでは日常的な利用を前提に、プロダクト上での案内や営業・CSを通じた周知で新しい機能を知っていただくことができる形でした。
しかし、Wantedlyでは、既に使っていただいている方だけではなく、まだ使っていない求職者の方にも価値に気付いてもらう必要があります。
まだ使っていない求職者にはプロダクト上での案内が届かないため、プロダクトの外側に届ける手段が必要でした。
最初に必要だったのは、求職者の方が実際に応募する際に指名できる状態を、企業の皆さまに整えていただくことでした。そのため、企業向けの機能を求職者向けの機能よりも早くリリースし、先に指名設定ができるようにしました。
あわせて、PRチームやコミュニケーションデザインチームと連携する中で、企業の皆さまに指名設定をより進めていただくきっかけとして、「指名No.1グランプリ」の実施が発案されました。
プロダクトマネージャーとして、この機能を「なぜ作るのか」「何が価値なのか」を共有し、関係者の認識を合わせることで企画の推進を支える役割を担いました。
指名応募数を競い、1位の企業には都内の広告媒体における当社PR動画に出演できるといった賞品を提供することで、企業の皆さまにも機能を活用する意義をより感じていただける企画になりました。
企業の皆さまによる指名設定が進んでも、それだけではまだWantedlyを利用していない求職者の方に価値は届きません。そのため、プロダクトの外にいる求職者の方にも、指名できるようになったことを知っていただく必要がありました。
そこで、企業がSNSで募集をシェアした際に指名カジュアル面談の存在が伝わるようにOG画像を改善しました。
また、社内での連携の中から生まれたのが、「指名カジュ面、はじめました」キャンペーンです。
自社のカルチャーを最も深く理解し、その熱量を直接候補者へ伝えられるのは、他でもない「社長・経営陣」だという考えのもと、ご賛同いただいた9社の経営トップ層の方々にご協力いただきました。
こうした取り組みの結果、リリース前は0件だった指名可能な募集が、求職者向けの機能をリリースする時点で5,000件以上になりました。また、リリースから約1週間で、10,000人以上の求職者の方に閲覧してもらうことができました。
なお現在では、リリース時点の3倍である15,000件以上の募集で指名が可能になっています。
各種キャンペーンの実施が、指名可能な募集の増加ペースと、プロダクトの外にいる求職者へのリーチを後押しする形になりました。
今回の経験を通じて、プロダクトマネージャーは良い機能を作るだけではなく、その価値が成立し、認知されて使われるところまで含めて設計する必要があると感じました。
その際には、以下の問いが有効でした。
1. 価値が成立する前提条件は何で、その条件をどう満たすか
2. プロダクトの外にいる求職者にどう届けるか
そしてこの2つの問いに取り組む中で気づいたのは、「プロダクトの中で何ができるか」に加えて、「プロダクトの外側で何ができるか」まで考える必要があるということです。
今回のリリースでは、PRチームやコミュニケーションデザインチームと連携しながら、「プロダクトの外側で何ができるか」まで含めて、価値の届け方を設計する経験ができました。
また、社内で連携する際には「なぜこの機能を作るのか」「この機能は誰にとってどんな価値があるのか」を言語化し、関係者で共通の認識を持つことでスムーズに進行できたと考えています。
今回の経験を踏まえて今後は、関わってくださる企業や求職者の方々にとって意味のある価値がしっかり届くところまで設計することを意識していきます。
このストーリーに登場したコミュニケーションデザインチームによるストーリーもあります。クリエイティブへのこだわりが記載されていますので、是非読んでみてください。