新規事業の1年間は、4倍の濃度で過ぎていく。覚醒するWantedly People【前編】

「普通だったら4ヶ月ぐらいの間に経験することが、Wantedly Peopleでは1ヶ月で起こるんですよね。」

入社後の一年間を振り返ってそう語るのは、つながり管理アプリ「Wantedly People」のマーケティングを担当する山口勝伍。同じくセールスを担当する野崎早希とともに、たった2人で新規事業域のビジネスサイドを盛り上げています。

この3月には社内で「覚醒プロジェクト」と呼ばれたアプリの大幅リニューアルも無事に終わり、上昇気流のまっただ中にいる2人ですが、ここに到るまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。

普段は決して苦労人の素振りを見せない山口と野崎が、今だから語れるエピソードとは......? ウォンテッドリーのビジネス部門を統括する川口かおりを聞き役に、「濃すぎた1年間」を振り返ります。

負けん気の強い営業と、サポートを惜しまないマーケ。2人がチームにもたらしたもの。

写真左端から:山口勝伍(マーケティング)、野崎早希(セールス)、川口かおり(執行役員)

川口:
この春で2人が入社してからちょうど一年経ったけど、アプリの大幅アップデートだったり、組織変更だったり、チーム内外の変化が多い一年だったじゃない。入社当時のことを今から振り返ってみるとどんな感じ?

野崎:
正直、入社したばかりの頃のチームの印象は「暗い」の一言(笑) これからPeopleをマネタイズしていくぜ!っていう時期だったけれど、営業自体がまだまだチーム化されていなかったから、達成を喜びあったり、目標とのギャップを埋めるために足並みを揃えたりするような営業組織の当たり前の姿すらなかったのが当時の課題でした。

だから入社したての4月5月は、インターンを増やして、チームプレーと分業と仕組み化を根付かせるための試行錯誤をひたすらに繰り返す時期。営業はスタンドプレーだけでは成り立たない仕事だから、営業組織としてあるべき姿を作ろうと色んなことに手をつけてましたね。

それと同時に、大型案件の制作ディレクションだったり、代理店やレップとの関係づくりだったりとか、広告営業として伸ばしていかなくてはいけないスキルも山ほどあって。でも周りの助けも借りつつなんとか頑張っていたら、秋には私が開拓した代理店商流の売り上げが上がるようになったので、一歩一歩踏ん張りながらやっていけば結果に結びつくんだなって思えました。

山口:
野崎さんはエンジニア含め、Peopleチームでは未だに紅一点のメンバーだけど、入社したばかりの頃から「絶対に負け癖をつけるな」「勝つんだ」ってチームに発破をかけてましたよね。

言うだけじゃなく、自分で突破する力もさすがで。しっかりクライアントや代理店を握って案件をとってくるから、チーム内では「くノ一」って呼ばれてたりとか(笑)

川口:
(笑)入社時期でいうと山口くんの方が1ヶ月あとなんだよね?

野崎:
そうですね。山口さんが入るまでは、営業が1人で見積もり提出やレポート作成までやっていたのですが、どうしてもアクションが遅れて、先方の気持ちが冷めてしまうことがありました。

でも山口さんが入社してすぐにそのあたりのセールスオペレーションを爆速で整えてくれて。インターンと2人でRPAを用いてレポート作成を自動化したり、SQLを叩いて広告在庫の数字を出したり.......大事なところから一個一個優先順位をつけて、いつも困っていることをすぐに解決してくれるから本当に感謝してます。

山口:
新規事業あるあるだと思いますけど、現場はなにからなにまで未整備なことだらけで、カオスでしたよね。それに、チーム内外での変化の1つ1つに大きな影響を受ける立場だったから、業務の優先順位がコロコロ変わる。

僕個人も、Peopleのマーケ担当として入社したはずが、最初の1,2ヶ月は営業がメインだったり。寝耳に水だったんですけど、「新規事業だからこういうことも覚悟しなきゃいけないですよね」って話をしてたら、他のメンバーから「大人ですね」って言われたことを覚えてます(笑)

野崎:
確かにカオス感あった! でも自分の場合、新規事業に特有の「職能ごとの守備範囲がいい意味で整理されていない」環境を求めて入社したので、自分が20代後半から30代前半にかけて経験したい仕事をぜんぶ任せてもらえそうだという期待に合致する状況ではあったかな。もちろん、それは今も変わらないですが。

People流、スモールチームの盛り上げ方

川口:
会社として見れば、Peopleのマネタイズという目的を担える2人の入社はすごく大きな出来事だったと思う。けど、やっぱりスモールチームならではのタフさは、なかなか周りから見えづらい部分もあるよね。

山口:
実際に、社内でのPeopleのビジネスサイドの認知はすごく低かったと思います。チームリーダーは熱っぽく誘ってくれたけれど、Visit側の人から見たら「Peopleの新しい人、何やってるかよくわからないな」みたいな。今から思えば、当時はそういうしんどさもありましたよね。

ただ、全社的にも人数が増えている中で、現場レベルでの交流機会を増やさなきゃいけないというのは自分でも考えるようになりました。だから僕と野崎さんで別部署の人たちに声かけして飲み会をセッティングしたりしてね。今では、VisitとPeopleでお互いを気にかけるタイミングは確実に増えたと思います。

川口:
2人とも人懐っこい性格だから、その辺りのことはうまくやれそうだね。さっき野崎さんが「暗いチームだった」って言ってたけど、個人的にPeopleチームからはいつも明るい印象を受けてるんだよね。

野崎:
川口さんにもいつも話していることですけど、営業組織は盛り上げてなんぼだと思っていて、特に私たちみたいなスモールチームの場合、一番頼れるのは互いに背中を預け合っている仲間との信頼関係だから、盛り上がるしか選択肢がないんですよ。

「エンジニアと交わす祝杯」が自慢です。

山口:
それで思い出すのが、自分が営業に立っていた頃、最終営業日に「あと数万で目標達成」ってSlackで連絡が来て。自分はちょうど商談の直前でしたが、ありがたいことにその場で発注をいただくことができたんです。勇み足でオフィスに戻ったら、CTOを中心にエンジニアのメンバーたちがシャンパン開けて「お疲れ様!」って祝ってくれて。

今でも鮮明に思い出せるほど、チームの盛り上がりを感じた瞬間でした。今では社内でも「Peopleチームって賑やかで結束感出てるよね」と言ってもらえるくらい、エンジニアとビジネスサイドの関係は自慢できますね。

野崎:
エンジニアのメンバーと同じ熱量で仕事に向き合えるところは、私もPeopleチームの大好きなところですね。開発陣と協調して、リスペクトしあえる環境というのは本当に得難いと思っています。

自分の前職のような大きな組織だと、営業が「これが欲しい」といっても、なかなかそれが開発に反映されることはなかった。だけど、今ではエンジニアが真後ろの席にいるから、すぐに議論に入れるんですよ。いい経験させてもらってるなと思うし、これだけ優秀な人たちが作っているものなのだから頑張って売らないとなという気持ちになれますね。

山口:
うちのエンジニアたちは「コードを書くだけが仕事」ではなくて、「チームが、事業が、社会が」っていう視点を持っているのが素晴らしいなと思います。
だからビジネスサイドとも目的意識を共有できて、一緒に喜びあえるんじゃないかな。

2人きりの再出発は、「強くてニューゲーム」。

川口:
去年の11月には、Peopleの「覚醒(大型リニューアルプロジェクト)」に向けて、いったん広告の販売をストップすることになって、それと同時にビジネスサイドの組織変更があったよね。Peopleチームは山口くんと野崎さんの2人きりになって、やっぱり不安も感じたかな?

野崎:
正式に2人だけのチームになって、不安を感じたかどうか…… 正直あまり覚えていないということは、大して不安もなかったのかな(笑)

組織変更の話があった時、とりあえず山口さんと2人でオフィスの外を散歩しに行ったんです。「2人だけど、どうする?」みたいなことを話し合いながら。最終的には「自分たちの裁量は大きくなるね」と背筋が伸びるような気持ちになったことを覚えてます。すぐさま前向きに思考を切り替えられたのも、相方が山口さんだったからという事実が大きいですね。

山口:
どうせ2人きりだし、営業だからこれは範囲外、マーケだからこれはタッチしないとか言ってられない状況になりましたね。12月以降、僕と野崎さんがやって来たことはアプリの覚醒後に新しいビジネスを構築するための素地を整えること。言ってみれば、2人でBizDevしている感覚です。

でも、それはPeopleをリリースして以来の2年半の間にみんなで積み上げて来たものの上に成り立っているわけだから、「強くてニューゲーム」みたいな感覚もあります。

覚醒とともに身につけた「2つ上の視点」

野崎:
やるべきだと思うことがあれば、どんどん自分たちで発案していかないと何も変わらない。「そのためには自分も変わらないといけないんだな」って常に考えていますね。

広告営業として「Peopleの広告をどう売っていくか」だけを考えるのではなくて、ユーザーコミュニティをどうする? 新しいカスタマーサポートの体制をどう作る? アプリをどうプロモーションする? みたいに、複眼的にプロダクトと向き合う意識が芽生えたと思います。

山口:
自分たちに何ができるのか、何ができないのか、それをしっかりと見極めた上でプランを出せば、任せてもらえる環境ですからね。ここにきて挑戦のステージが1つあがったな、という実感があります。

川口:
2人を見ていると、昔と今とで当事者意識のレベルが全然違うよね。混沌の中でレベルアップを余儀なくされているという面もあるだろうけど、一番は「自分はこうしたいと思っている、でも……」「本当はこういうことをしていかなくてはいけない、だけど……」みたいな、仕事に対するこだわりを持ちながらもどこかで「自分は意思決定者ではない」と遠慮していた部分がなくなったと思う。

「自分が言ってもどうせ、会社は動かない」みたいな諦めって、仕事をする上ですごくもったいないことだと思うのね。事業を拡大するために、これをやらなくてはいけない!と自分たちで決めて動けている2人を見てると本当に頼もしいなって思います。ウォンテッドリーには「2つ上の視点」っていう言葉があるけど、それって自分たちの責任で意思決定をしなくては手に入らないものだから、これからもその意気込みを持ち続けて欲しいですね。

<後編に続きます>

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