大切なのは価値観のマッチング。スカウトを活用したオーダーメイドの選考体験|SCOUT CRAFT GOLD:株式会社キカガク

ウォンテッドリー株式会社が主催する、採用と組織づくりをリードするイベント『FUZE2025』。同イベントでは、ミッション・ビジョン・バリュー、パーパスへの共感によるカルチャーフィットを軸にした人と人、人と会社の出会いを生み出すビジネスSNS「Wantedly」を活用し、素晴らしい運用実績と採用実績を誇る企業をAwardsにて表彰しています。

今回、候補者の心を打つスカウトメッセージを讃えるSCOUT CRAFT部門において2年連続でGOLDに輝いたのが株式会社キカガクです。「あるべき教育で人の力を解放する」というミッションを掲げ、教育を中心に据えて、社会貢献や社会変革を実現するべく、DX人材育成やAI導入支援などの事業に取り組んでいます。

「ミッションマッチング採用」を重視してスカウト機能を活用し、21%という高い返信率を誇るキカガク。どのようなスカウト運用によって高い成果を実現しているのか、人事部の橋本廉さん、スカウト業務を担う大橋智香子さん、エンジニア採用や新卒採用を担当するリクルーターの高村昂汰さんにお話を伺いました。

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【登場人物】
株式会社キカガク 人事部 のみなさま

橋本 廉 さん
https://www.wantedly.com/id/ren_hashimoto_

高村 昂汰 さん
https://www.wantedly.com/id/kota_takamura

大橋 智香子 さん
https://www.wantedly.com/id/chikako_oohashi

スカウト機能はミッションで繋がる出会いの場

―キカガクさんはどのような事業を行っているのでしょうか?

橋本さん(以下、橋本):一言で表現すると、教育事業です。私たちは教育を中心に据えて、社会貢献や社会変革を実現したいと考えています。たとえば、現在、社会的にAIやデータサイエンスの領域の注目度が高まっていますよね。私たちは業務効率化やDXが叫ばれている中で、特にその解決策となるAI関連領域をメインに扱っています。また、来年の4月にはインターナショナルスクールの立ち上げも決まっており、社会人教育だけではなく、幅広い教育領域で社会貢献を目指しています。

(左から、高村 昂汰さん、大橋 智香子さん、橋本 廉さん)

―「あるべき教育で人の力を解放する」というミッションには、どのような思いが込められているのでしょうか?

橋本:AIやデータサイエンスによる業務効率化が進んで、AIが仕事をやってくれる部分も増えています。とはいえ、社会を作っていくのはやはり「人」だと思うんです。時代が変わっても教育の重要性は変わらないと考えています。

社員は新しい教育手法や技術も含めて、あるべき教育のかたちを常に追求しています。弊社に入社を希望される方も、教育への意識を持っていらっしゃる方がほとんどです。

―キカガクにとってWantedlyはどのような存在ですか?

橋本:最も長期間活用していて、最も実績を上げている採用サービスです。特に、異業界や異職種からキカガクに興味を持っていただく方、具体的には講師、コンサルタント、セールスなどを中心に、幅広くスカウトをお送りしています。

―昨年に続き、2年連続でSCOUT CRAFTを受賞されました。なぜ、Wantedlyのスカウト機能を利用しようと思ったのでしょうか?

橋本:Wantedlyの考え方と、弊社が採用で大事にしている部分がすごく近かったのが大きいです。ミッション・ビジョン・バリューへの共感を大切にする姿勢は、弊社も創業当初から持っています。そういう熱量の高い方との出会いの場として、Wantedlyのスカウトを利用しています。

スカウトでコンタクトを取った方は、弊社の考え方とか熱量に興味を持って話を聞きに来てくださるのですが、このような出会い方ができる採用サービスってあまりないんですよ。弊社の採用方針とWantedlyの特性が見事にマッチしているからこそ、候補者にとっても価値ある出会いの場を作れているのかなと思います。

―そもそも採用においてどのような課題がありましたか?

橋本:弊社は、創業数年のスタートアップで知名度もなく、候補者にとってはどんな企業なのか想像しにくかったと思います。当然、そういう会社に入社するのは不安じゃないですか。しかし、会社の雰囲気や実態を伝える適切なツールがなく、候補者に弊社のことを説明する機会がなかなか持てませんでした。加えて、ほかの採用サービスだと年収や待遇、福利厚生といった条件検索が中心になっているため、キカガクを選ぶ理由が限定的になってしまいます。

そんな中、条件を前面に出すのではなく、想いを起点とした出会いを実現してくれたのがWantedlyでした。「こういうことをやりたい会社なんです」「こういう人がたくさんいます」という発信ができて、それに共感する方と出会える。条件を前面に出さず、フラットに企業を評価していただける点が、私たちにマッチしていました。

21%の高返信率を実現する「なぜあなたに?」の明確化

―どのようにスカウトを活用されているのでしょうか?

橋本:運用は大橋に一任しています。彼女はダイレクトリクルーティングの経験が豊富なので、事業部が求める人材像やチームの現状などを共有したうえでスカウトを活用しています。

高村さん(以下、高村):運用を大橋に集約することで、全事業部の情報を把握して候補者を探すことができますし、その知見をリクルーターである我々にもフィードバックしてもらえます。分業することで、効率的かつ多角的な視点を獲得できるメリットがあるんです。

―大橋さんが運用を行うにあたって重視しているのはどのような点でしょうか?

大橋さん(以下、大橋):私が目指しているのは、要件に合うすべての候補者にお声がけすることですね。理想的なのは、当社の要件を満たすだけじゃなくて、その方の希望やキャリアビジョンがキカガクで実現できることなんです。相手にとってのメリットも考えて探していくので、一人一人丁寧にプロフィールを確認しています。そのため、候補者を探すことにはいちばん時間をかけていますし、業務としても非常に重視しています。

―キカガクはスカウトに対して21%という高い返信率を実現しています。スカウトメッセージを作るうえで意識していることを教えてください。

大橋:候補者がいちばん気になっているのは、「なぜ私にスカウトを送ったのか」だと思うんです。ついつい自社の魅力を語ってしまいますが、それは候補者が知りたいことではない。「自由な社風で働きたい」「事業を一緒に育てたい」という人に対して、「うちはまさにそういう企業です」とちゃんと伝える。

スカウトメッセージの役割は、弊社に入るとその方の希望が叶えられることに気づいてもらうこと。つまり、自社目線じゃなくて、徹底した候補者目線が大事なんです。候補者の立場に立って、何を知りたいのか、どの情報を開示すべきかを考えることが、結果として返信率に繋がったのかなと思います。


(大橋さんが送付するスカウトメッセージの一例)

ー返信率を保持するために工夫していることはありますか?

大橋:返信率を上げるために重視しているのは高頻度にサーチを行うことです。というのも、私はWantedlyに登録した候補者にとって、いちばん最初のスカウトをお送りしたいんです。私自身、転職サイトに登録した時、最初にスカウトをくれた企業がとても印象に残っていて。実際、リクルーターさんからのフィードバックでも「最初にスカウトもらって嬉しかったと候補者が言っていた」という声をよく聞きます。

―高い返信率を保ったまま、2か月で286通ものスカウトを送られているのですね。効率的な運用と丁寧なコミュニケーションを、どのように両立されているのですか?

大橋:もちろん、すべての方からお返事をいただけるわけではないのですが、検証するためにもスカウトを送る数は重要です。効率化という意味では、職種ごとにテンプレートを作っています。ただ、いちばん重要な「スカウトをした理由」については、必ず個別にカスタマイズすることで質と量のバランスを取っています。

優秀な人材を獲得するためのオーダーメイドな採用を目指して

―スカウト経由での直近1年の採用状況を教えてください。

高村:今年1月から8月までで正社員4名を採用しており、Wantedlyでの採用は全体の約10%を占めています。他社の採用サービスと比較すると、エンゲージメントが高く、離職率が低いことはデータにも表れていますね。スカウトによってカルチャーのミスマッチを防いでいるからこその結果だと思います。

―今後どのようにWantedlyを活用し、どのような採用を行っていきたいですか?

高村:私たちのスタンスを示したうえで、候補者がどうありたいのかといった想いのマッチングを引き続き大事にしていきたいです。「あるべき教育で人の力を解放する」という大きな問いに対して、自分の経験を通じてどう共感してもらえるか。共感だけじゃなくて、そこで能動的に動いて、どういうものを作っていきたいのか。この観点で採用のアプローチをしていきたいと考えています。

橋本:一方で、キカガクは従業員が100人を超え、組織としては過渡期にあります。今後はより専門性の高い人材やハイレイヤー層にもアプローチする必要がある。より候補者一人一人に最適化された選考体験の提供が重要になってくると思っています。

一人一人に最適化された選考体験を実現するには、すり合わせを重ねていくことに尽きます。評価に至る過程で、会社と候補者双方が情報を開示し、可能性を一緒に模索していく。それを叶えるための入り口が、スカウトになっていると思います。キカガクとしては、「候補者を選ぶ」という観点ではなく、「マッチング」を大前提とした採用をより追求していきたいですね。

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