「何度でもやり直せる社会」を体現。AIが導く寄り添い×共感採用の最前線|MATCH CRAFT部門 GOLD:株式会社キズキ

ウォンテッドリー株式会社が主催する、採用と組織づくりをリードするイベント『FUZE2025』。同イベントでは、ミッション・ビジョン・バリュー、パーパスへの共感によるカルチャーフィットを軸にした人と人、人と会社の出会いを生み出すビジネスSNS「Wantedly」を活用し、素晴らしい運用実績と採用実績を誇る企業をAwardsにて表彰しています。

今回、多くの出会いを生み出す募集(求人票)を書いた企業として、MATCH CRAFT部門でGOLDを受賞したのが株式会社キズキ。「何度でもやり直せる社会をつくる」というビジョンのもと、不登校や中退、引きこもり、生活困窮、うつや発達障害など、さまざまな困難に直面する方たちに向けて、学習支援事業や就労支援事業に加え、国や自治体と協働する公民連携事業も展開しています。

キズキは、ChatGPTを活用し、1つの職種に対して3パターンの求人の打ち出しを行うなど、さまざまな手法を試しながら募集を制作してきました。募集を会社の想いを伝える窓口へと磨き上げるための工夫やその成果について、採用マーケティングを担う阿部真璃奈さんに伺いました。

採用に役立つ「マーケティング」の考え方とは

これからの採用に欠かせない、マーケティングの基本的な考え方をご存知ですか?

求職者が求める価値観が多様化し、優秀な人材層の獲得競争が激化する現代において、自社に最適な人材を採用するためには「マーケティング」の視点が欠かせません

そこで、採用担当者なら知っておきたいマーケティングの基本的な考え方を、1つの資料にまとめました。

まずは資料をダウンロードして、採用に役立つマーケティングの知識を身につけましょう。

まずは無料ダウンロード

株式会社キズキ
▼コーポレートサイト
https://kizuki-corp.com/
▼Wantedlyアカウント
https://www.wantedly.com/companies/kizuki-or

【登場人物】
株式会社キズキ 採用マーケティング マネージャー
阿部 真璃奈
▼Wantedly Profile
https://www.wantedly.com/id/marinaabe

Wantedlyだからこそ伝わる、困難を乗り越えた一人ひとりの軌跡

―キズキの「何度でもやり直せる社会をつくる」というビジョンには、どんな想いが込められていますか?

私たちはさまざまな困難を抱えた方のサポートをしていますが、実は社員の多くも挫折や困難を経験してきた人たちです。だからこそ「やり直せる社会」という言葉に強く共感し、それが会社を動かす力にもなっているのだと思います。私自身も社会人になってから、うつとパニック障害で休職した経験があり、その時に支えてくれた人がいたから今がある。だから今度は、自分が誰かの背中を押したいという想いが常にあります。

―キズキの採用体制について教えてください。

まず人事部が、人事・採用の統括を担っており、特に新卒者やすぐに転職を考えている人の対応をしています。候補者にリアルな情報を伝えるために、スカウト送信やカジュアル面談、面接対応は、各事業部がそれぞれ担当しています。

―そのなかで阿部さんは、普段どのようなお仕事をされているのですか?

私はマーケティング本部で採用マーケティングのマネージャーをしています。私は将来的に入社してほしい潜在層の方々に向けてアプローチしているんです。具体的には、Wantedlyの募集やスカウトの送信に加え、オープンポジション(※1)の募集掲載やミートアップ(※2)、ストーリーの活用によって、キズキを知ってもらうきっかけを作っています。

※1)特定の職種や業務内容を限定せず、候補者のスキル・適性・ポテンシャルを考慮しポジションを決定する方法
※2)特定の興味・関心を持った人たちとのつながりの場として、勉強会や交流会といったイベントを開催する機能

―Wantedlyを活用し始めたのはなぜだったのでしょう?

共感採用を大切にしているプラットフォームだということが大きかったです。私たちは市場水準と比べて遜色ない条件を提示していますが、最近は特にベンチャー企業などでより良い条件を出す求人が増えてきていることもあり、そこで戦うのはどうしても難しい部分がありました。でも、Wantedlyを駆使して会社の想いをしっかり伝えることができれば、もっといい採用に繋がるはず。そんな期待を持って活用を始めました。

不登校や離職、挫折といった経験を経て、そこからやり直してキズキで活躍している社員が多いので、想いを乗せてその軌跡を伝えられるのも、Wantedlyならではの魅力です。候補者にとっては、「同じような経験をした人が、ここでこんなふうに働いているんだ」と知ることで、「自分も頑張れるかもしれない」と思えるきっかけになることもあると思っています。

1ポジション3パターンの募集を掲載。AIの活用で掴む候補者との出会い

―実際に利用してみて、どんな変化や効果を感じていますか?

この1年で多くの応募をいただき、その中から5人が内定、3人が入社しました。特徴として感じるのが、ほとんどの方が「何度でもやり直せる」というキズキのビジョンに惹かれて応募しているということ。

「自分も学校に行きづらかった経験がある」「クラスに不登校の子がいて支えたいと思った」「教師として不登校や発達障害の生徒に向き合ってきた」など、何かしら自分の経験や想いと結びつけて応募してくださる方がとても多いです。

―Wantedlyの機能のなかでも特に募集に注力した理由を教えてください。

Wantedlyの担当の方から「募集をしっかり作り込んだ方が応募に繋がる」とアドバイスをいただいたことが大きかったです。それまでは、募集は1ポジションにつき1件出すだけ、一度出したら出しっぱなしでした。でも担当の方から「1ポジションにつき3記事は出した方がいい」「定期的に募集を公開し、検証していきましょう」と具体的に教えていただいて。そこから意識を切り替え、募集記事に注力するようになりました。

(株式会社キズキが実際に公開した募集)

―実際にはどんな工夫をしているのですか?

直近ではAIを活用しています。1つのポジションでもタイトルやサムネイルを少しずつ変えた3パターンの募集記事を同時に公開しているんです。タイトルを考える際は、ChatGPTを壁打ち相手にしています。たとえば「デザイナーで3年以上の経験を持つ人の転職ニーズは?」と聞いたり、「キズキの特徴を活かしたタイトル案を出して」と投げたり。出てきたアイデアを実際に試していくと、成果に繋がるものが見えてきます。

ー効果測定をしてさらにブラッシュアップを重ねていくのですか?

そうですね。いちばん大切にしているのは、「出したら終わりにしない」ことです。1週間ごとにPVや応募の数を必ず確認し、良かった点と改善点を振り返りながら改善を続けています。そこで得られた気づきをもとにタイトルやサムネイルを修正し、また試す。この繰り返しで少しずつ精度を上げていくようにしています。

―これまで反響を感じた募集記事にはどんなものがありましたか?

「不登校などの社会問題をデザインで解決。ユーザーに寄り添ったデザイナー募集」というタイトルで出したデザイナーの募集は、大きな成果を生みました。事前にChatGPTにデザイナーの中途候補者のインサイトを尋ねたところ、「もっとユーザーの気持ちに寄り添ったデザインがしたいのに、クライアントの都合で叶わない」というモヤモヤを抱えている人が少なくないとわかったんです。

そこにマッチしたタイトルだったからこそ、「ここなら自分の想いをかたちにできるかもしれない」と感じてもらえたのだと思います。結果、募集記事の公開から毎日のように、1週間で27件もの応募が集まりました。

(デザイナー募集の3タイトル。想いに寄り添うタイトルが候補者の心に響いた)

募集記事は出して終わりではない。改善を重ねて実現するビジョンマッチ採用

―Wantedlyの応募から実際に採用に至ったケースで印象的だったものはありますか?

印象的だったのは、もともと人事職に応募してくださった方です。その時点では人事ポジションはクローズしていたのですが、プロフィールを見た時に、就労支援事業部でも人事としてのキャリア支援の経験が活かせるのではと感じました。そこで、すぐにはお断りせずカジュアル面談に繋げ、最終的に入社に至りました。

また、外資コンサル出身の方が公民連携事業部に入社したケースもあります。とても優秀な方でしたが、すぐにご案内できるポジションをご提示できなかったこともあり、入社までに8〜9か月かかりました。その間も定期的にコミュニケーションを取り続け、無事に入社。今では関西エリアでマネージャーとして活躍しています。私たちは候補者と継続的に接点を持つことを意識していて。

短期的に成果を求めるだけでは、本当にいい採用はできません。候補者の人生にとっても入社のタイミングはとても大切なので、候補者の背景や想いにしっかり向き合い、柔軟にポジションを提案することや、時間をかけて信頼関係を築くことを心がけています。

―今後、Wantedlyを通じてどんな採用活動をしていきたいと考えていますか?

採用コストの削減には引き続き注力していきたいですね。人材紹介会社を使えば確かにいい人材に出会えるのですが、コストがどうしても大きくなる。そこをどう効率化できるかは会社全体のテーマでもありました。

直近では、月額費用だけでデザイナーを採用することができましたし、Wantedlyをしっかり使いこなすことで、コストを抑えながらビジョンマッチもする採用に繋げられる手応えが出てきています。

―最後に、採用に悩む担当者や経営者の方へアドバイスをお願いします。

多くの会社では採用担当が一人で頑張っているケースが多いですが、だからこそAIの活用はぜひおすすめしたいです。募集は出して終わりではなく、改善を重ねていくことで成果が出るものなので、そのサイクルを回すための相棒としてAIはとても有効です。

私が入社した当時は、人事が採用全般を担う体制だったのですが、やはり追いつかなくなってきて。そのタイミングで、各事業部の社員が安心しながら、自分ごととして採用に関われる体制を整えていきました。採用目標が大きくなれば、やはり限界が来ます。その時は数字やデータを根拠に、周囲に協力を求めてほしいです。会社全体で取り組むことで、より良い採用活動ができるはずです。

Wantedlyのサービス資料を見る
タイトルとURLをコピーしました