採用記事で「うちに来てください」と書くのが普通だと思います。でも今日は逆のことを書きます。
facingに、来ないほうがいい人の話です。
最初に言っておくと、意地悪で書いているわけじゃないです。むしろ逆で、合わない人がうっかり入って、3ヶ月で「思ってたのと違った」と辞めるのが、お互いにとって一番もったいない。あなたの3ヶ月も、こっちの3ヶ月も返ってこない。だから先に、正直に書いておきます。
該当したら、そっとページを閉じてもらってかまいません。それで一人分、時間が節約できます。
1. マニュアル通りに、ただ動きたい人
うちの仕事は、マニュアルに書いてある場面より、書いていない場面のほうが多いです。
解約したいお客様が、料金でも機能でもなく「なんとなく冷たく感じる」と言ったとき。怒っているお客様の言葉の裏に、別の不安が隠れているとき。マニュアルには、その答えは載っていません。
ここで「手順にないので確認します」で止まる人より、その場で一回自分の頭で考えて動ける人が伸びます。
決まったことを、決まった通りに、正確にやりたい。判断は上の人がしてほしい——その働き方が悪いわけじゃないです。むしろ向いている仕事はたくさんある。ただ、うちだとしんどい。毎日のように「正解の書いていない場面」が来るので。
2. きれいな仕事だけ、選びたい人
CS・BPOというのは、世の中の多くの人が「できればやりたくない」と思っている仕事の集まりです。
解約を申し出てきた人の電話を取る。怒っている人のクレームを受ける。誰かが後回しにした案件を巻き取る。華やかではないし、SNSに載せて映える瞬間も少ない。
うちのバリューに「逃げない」というのがありますが、これは標語じゃなくて、毎日やっていることそのものです。みんなが避ける場所に、自分から入っていく。その手応えを面白いと思えない人にとっては、たぶん苦行にしかなりません。
「もっとクリエイティブな仕事がしたい」「企画から関わりたい」。その気持ちは本物だと思うし、否定しません。でも、うちで最初にやってもらうのは、地味で、泥くさくて、人が逃げがちな現場です。そこは正直に言っておきます。
3. 自分の効率を、一番大事にしたい人
これは少し説明が要ります。
うちのもう一つのバリューに「For them」——クライアントの成果を、自社の効率より優先する、というのがあります。
普通の会社なら「それはうちの業務範囲外です」で終わる場面でも、クライアントの成果に必要だと思えば、一回引き受けて考える。自分の今日のタスクが多少押しても、目の前の相手の数字が動くなら、そっちを取る。そういう判断をする人たちが集まっています。
だから、「自分の担当はここまで」「定時に自分の分が終わればいい」を最優先にしたい人とは、たぶん噛み合いません。自分の効率を守ること自体は正しい。ただ、うちはチームとクライアントの成果のほうを少し上に置いているので、価値観がぶつかります。
で、どういう人なら最高か
ここまで読んで、まだ閉じていない人へ。
逆を言うと、こういう人にはたぶん最高の場所です。手順の外側を自分で考えるのが面白い人。みんなが避ける場所に、なぜか興味が湧く人。自分の効率より、目の前の相手の成果が動いたときのほうが嬉しい人。
実際、そういう人たちが積み上げてきた数字があります。解約阻止率を平均で-38%動かしたり、LTVを+22%伸ばしたり。新しいサービスのローンチで、6営業日で30名の体制を立ち上げて、ローンチ日のデータを100%間に合わせたこともあります。累計のCS支援額は10億円を超えました。
これは「優秀な人材を集めたから」じゃないんです。地味な現場から目を逸らさずに、人としての判断を面白がれる人が、結果として出した数字です。小さなチームで。
最後に
世の中の採用記事は、たいてい「あなたは活躍できます」と書いてあります。でもそれは、誰に対しても言える言葉です。
うちは、合う人にははっきり合うし、合わない人にははっきり合わない会社です。今日それを正直に書いたのは、入ってから「違った」とお互いに気づくより、入る前に分かったほうが、絶対にいいからです。
ここまで読んで「自分のことだ」と思った人がいたら、たぶんそれは正しい勘です。一度、話を聞きに来てください。残りの3タイプに当てはまった人は、合う会社が他にきっとあります。本気でそう思っています。