今回ご紹介するのは、FBC オペレーションマネジメント部で物流サポート業務を担う、齊藤夏希さん。社内では「なっちゃん」「なつさん」と呼ばれており、最近は「ちいかわ」のかわいさにハマっているそうです。
業務では商品の発送管理、在庫連携、直送品のオペレーション構築などを担当し、情報が複雑に飛び交う領域で、社内外と円滑なコミュニケーションを図りながら丁寧かつ確実に支えてくれています。
クラダシ入社前は、百貨店で10年間、洋菓子・和菓子の売り場づくりや季節催事を担当した経験をもつ小売のプロ。そんななつさんが、なぜクラダシというスタートアップを選んだのか。偶然の出会いからクラダシに入社し今も働きつづけられている、その理由を伺いました!
クラダシの他のメンバー紹介企画はぜひ「Youは何しにクラダシへ?」よりチェックしてみてください。
YOUは何しにクラダシへ?|クラダシ公式note|note社内メンバーがどんな想いでクラダシにジョインし、どんなことをしているのか。インタビューを中心に発信していきます。note.com
目次
- 10年働いた職場を離れ、違う景色を見てみたかった
- 関藤さんと河村さんの“熱量”が、背中を押してくれた
- クラダシに入って感じた“圧倒的なスピード”。毎日が驚きと学びの連続
- 誰も悪く言わない文化と、支え合う仲間とのこれから
- 自分の可能性を広げるために話を聞いてみてほしい
10年働いた職場を離れ、違う景色を見てみたかった
私は新卒で百貨店に入社しました。入社当初はベビー・子供服に興味があって入社しましたが、配属されたのは食品部門で、そこで10年間従事していました。クリスマスやバレンタインといった大型催事では売り場のレイアウトや導線を考え、洋菓子・和菓子ブランドメーカーの担当者とミーティングを重ね、細かな数量設定まで任されていました。
毎日が刺激的で、自分自身が試行錯誤して作った売り場によって、売り上げが改善されていくのを肌で感じられる環境はとても楽しかったです。食品部門は、入社当初に希望していた部門ではありませんでしたが、結果として幅広い業務にかかわることができたので今となっては良かったのかなと思っています。
ただ、勤続10年という節目を迎えた頃、「このまま同じ景色を見つづけていいのかな」とふと立ち止まる瞬間が増えました。
もし転職をするなら「前職とは違うフィールドで視野を広げたいという強い思いがあり、自分自身を成長させられる、そんな新しい環境で働けたらいいなと思っていました。新しい職場に飛び込む勇気は簡単には出ませんでしたが、胸の奥がざわつく感覚だけはずっと残っていて。「次の10年」を改めて真剣に考えて思い切って違う挑戦をしてみようと心に決め、転職を決意しました。
関藤さんと河村さんの“熱量”が、背中を押してくれた
クラダシは、夫の知り合いを通じて、現CEOの河村さんを紹介していただいたことをきっかけに知りました。「フードロス削減を軸にした事業をしている」と言われ、最初は「新しい」と思いました。私がお話を聞いた6年前は、世間的にも自分の仕事が直接社会貢献につながるのは珍しく、自分では考えてみたこともなかったので、驚きがありました。クラダシのビジネスモデルに出会って自分の「新しいことに挑戦してみたい」という気持ちとマッチし、面白そうだと一層興味を持ちました。
その後「一度オフィスに来てみない?」と言われ、軽い気持ちで訪問したんですが、現会長の関藤さんとCEOの河村さんとお話をして、お二人のまっすぐで活気があふれる、そのパワフルさに圧倒されました。社会課題に本気で向き合い、事業として成立させるために突き進む姿勢が、ものすごく魅力的に映り、話していて「ぶれないまっすぐな人たちだな」という印象を抱いたことを覚えています。
当時、河村さんもクラダシに入社されて二週間ほどだったそうなのですが、ご自身の言葉でクラダシが目指すものやクラダシを通じて創っていきたい社会を熱量をもって語られていたのが印象強く残っています。関藤さんや河村さんから溢れ出る熱いメッセージを受け取り、これから急成長していく会社の一員として、その成長に関わっていきたいという気持ちが芽生え、私はクラダシへ飛び込みました。
クラダシに入って感じた“圧倒的なスピード”。毎日が驚きと学びの連続
最初はアルバイトとしてクラダシに入社しました。当時はまだ倉庫も整備されておらず、オフィスの一角に商品を置いて、受注が入るたびに自分たちでピッキングし、伝票を貼って発送するというまさに創業期らしいオフィスでした。人数も少なかったので、私は仕入れを担うMD部(現 総合通販部)と物流(現 オペレーションマネジメント部)の両方の業務を横断して担い、日々の運営に携わっていました。入社してから半年後には正社員となり、物流と掲載業務を兼務するようになり、色々と挑戦をさせていただける環境に身を置いたことで「ここなら成長できそうだ」と感じたことを今でも覚えています。
また、入社して間もなく衝撃を受けたのが、意思決定のスピード感です。百貨店で働いていた頃は、承認までに時間がかかるのが当たり前でした。でもクラダシでは、社長がその場で電話してそのまま決済が通ることもあるほど。社員一人ひとりの判断もアクションも早く、「スピードを前提に動く」文化が根づいているのだと実感しました。そのカルチャーがあるからこそ、やるべきことがどんどん明確になり、迷うより先に動ける人が自然と集まってくる。そんなスタートアップならではのカルチャーは今も息づいています。
私はもともと、新しいことに次々と挑戦するタイプではありませんでした。しかしクラダシでは、周囲から自然と学びや気づきが飛び込んでくる環境があり、日々成長できていると実感しています。クラダシメンバーが見てきた景色や学んできたことから新しい発見を得ることが毎日で、「それ、確かにいいな。自分もやってみようかな」と自然に前向きになれたり、気づけば自分の新たな習慣になっていたり、と変化が積み重なっていきました。
クラダシの良さは、刺激がもらえること、そしてメンバーがエネルギーに満ちていることだと思います。入社して6年たった今も学びつづけられる環境があります。新しい気づきや視点が尽きることなく、常に自分をアップデートできる場所。それが、私がクラダシで働きつづける理由なのだと感じています。
誰も悪く言わない文化と、支え合う仲間とのこれから
クラダシの魅力は、やっぱり「人」です。メンバー全員がとてもポジティブで、人のことを悪く言ったり人のせいにしたりする文化がまったくありません。人間関係のストレスによって仕事自体が嫌になってしまう経験もしたことがあるからこそ、クラダシに入って「人間関係にネガティブな空気が一切ない」と感じたときの安心感は大きかったですね。
私は結婚・妊娠・出産を経験し、今はフルタイムで働いていますが、正直、心身ともに厳しい時期もありました。そのなかで支えてくれたのが、物流チームのメンバーです。チーム全体で「大丈夫、みんなで回すよ」「無理しないでね」と声をかけてくれる。その空気にどれだけ救われたかわかりません。自然と助け合える文化が言葉ではなく行動として根づいていることも実感しました。「みんなで支え合うのが当たり前」。物流メンバーには本当にたくさん助けてもらいましたし、この環境がなければ今の私はいなかったと思います。誰か一人に負担が偏るのではなく、自然とチームでフォローし合うことがクラダシの強さであり、温かさだと感じています。
そんな経験を通して、「働きながら子育てをつづけられるロールモデルのひとりになりたい」と自然に思うようにもなりました。自分が支えられた分、今度は私が誰かの背中を押せる存在になりたいと思っています。
また、業務面では、AIやDXを活用して物流業務の属人化を解消し、誰でも高いパフォーマンスを発揮できる仕組みをつくっていきたいと考えています。一人ひとりの「もっとこうだったらいいのに」という小さな声をすくい上げ、働きやすさをきちんと形にしていくことが、私のこれからのミッションだと思っています。
自分の可能性を広げるために話を聞いてみてほしい
クラダシには、自分の意思で挑戦できる環境が整っています。挑戦したい気持ちを持っている人は、実はもっと多いはず。私自身、前職を辞めて「次はどうしよう」と悩んでいたとき、思い切ってクラダシに飛び込んでみました。結果、自分の可能性が広がる瞬間にたくさん出会えました。
仕事でもプライベートでも、「ちょっと話を聞いてみたい」「このままでいいのかな」と思っている人はきっと多いですよね。そういう方ほど、まずはクラダシのカジュアル面談を気軽に申し込んでほしいと思います。自分の中にあるモヤモヤを言語化していくなかで、新しい気づきが見えてくるかもしれません。「あれ、クラダシって面白いかも」「私もやってみたいな」と感じるかもしれない。
クラダシメンバーと話すなかで、自分が大切にしている価値観や働き方の軸がクリアになることがあります。案外、自分の本当の気持ちって、誰かと話す中で初めて気づくことも多いものです。そんなきっかけの場としても、クラダシメンバーと一度お話ししてみてほしいですね。