1
/
5

愛知〜東京の2拠点生活を送りながら、インターンとして新規事業に半年間携わった話

こんにちは。吉見です。

つながり管理アプリ「Wantedly People」を運営しているウォンテッドリーの新規事業推進室にビジネスインターンとして参画して半年が経ち、とうとう卒業の時が来ました。

そんな私が今回、半年間のインターンを振り返りつつ、感じたこと、学んだことをまとめました。「好きに書いて良い」と言われたので、好きに書いたつもりです。卒業するので何を書いても大丈夫だと思ってます。たぶん(笑)

個人的なインターンに対する考えや、インターンシップに参加することの意義などについても書いているので、ぜひ以下のような方に読んでいただけたら嬉しいです。

  • インターンに興味がある方
  • インターンをまさに探している方
  • インターン経験ありで自分の体験と比較してみたい方
  • インターンを雇用している企業の担当者の方
  • インターンの導入を考えている企業の担当者の方

さくっと自己紹介と業務紹介

愛知の大学に通う傍ら、毎週夜行バスで、愛知ー東京間を往復し、都内のウォンテッドリーでインターンをしていました。この半年間の移動距離のことを考えると、かなりハードなインターン経験だと思います。

もちろん給与は頂いていましたが「収支ギリマイナス」のインターン生活で、メンターの山口さんや人事の小池さんには度々心配されていました。ですが、後述するインターンの環境とそこで得ていたものを考慮すると、私にはそれだけの価値があると思い、この2拠点生活のスタイルを貫きました。

ちなみにインターンはこれが初めてではなく、過去には以下のようなインターンも経験していました。

人材会社:法人営業(3ヶ月)
WEB広告代理店:新規事業、広告サポート(6ヶ月)

半年間に行った業務

ここ半年間で私が担当してきた業務は、下記の通りです。一般的なインターンに比べるとかなり幅広く任せてもらえていたと思います。

  • Webマーケティング(AdwordsとAppleSearchAdsの運用・アカウント設計・数値分析)
  • CRM・SFAツールの導入(HubSpot)
  • 営業(テレアポ・商談・チームのKPI設定)
  • 営業サポート(見積作成・レポート作成)
  • ベンダー折衝(サービス導入・戦略&オペレーション設計・日々の数値とオペレーション管理)
  • インターン採用(候補者との面談)

Wantedly Peopleのビジネスインターン体制

Peopleビジネスチームでインターンが業務を遂行するにあたり、メンター制度というものがありました。入社と同時に、先輩社員が一人、メンターとして自分の担当についてくれます。週一で1on1をしてくれ、相談内容に応じてフィードバックをもらえます。

長期インターンで成長するってどういうことだろう。

インターンの意義は人によって変わると思います。「就職後のスタートダッシュ」や「就職活動に向けた話のネタづくり」など様々だと思いますが、多くの場合で共通して、「自己成長」が目的の一つとなっていると思っています。就職後のスタートダッシュを切るためにも、就活のネタを作るにも、そもそも自己が成長した体験やその実感が必要だと考えるからです。

「成長」するためのステップ、必要な環境

私は個人的に、「成長=出来ることを増やすこと」と定義しています。

そして「出来ることを増やす(成長する)」には、以下のような項目を、a~cの順に獲得していくことが必要であると考えます。(もちろん同時並行もあると思っています。)

(a) ビジネスマインド(ex. 仕事に対する取り組む姿勢)
(b) 抽象的スキル(ex. 論理的思考力、コミュニケーション力)
(c) 具体的スキル(ex. プログラミング、広告運用の知識)

私はインターンを特に、上記(a)と(b)の獲得をすべき場であると考えています。それらを「長期」とは言え数ヶ月程度のインターン期間中に得るためには、以下4つの指標を考慮しながらインターン先を選ぶ必要があると考えています。

1. 業務範囲の広さ(スキルに幅が生まれるか)
2. 各業務の深さ(裁量を持って働くことができるか)
3. 業務全体のスピード感(短いスパンの中で成長を感じられるか)
4. 共に働く人(質の高いフィードバックを得られるか)

つまり、(1)幅広い業務を、(2)自ら試行錯誤しながら、(3)高速で経験しつつ、(4)他者からのフィードバックで業務の質を高めて行くことで、素早く成長することが出来るのではないか、ということです。

Peopleチームでのインターンを振り返って

前提共有が長くなりましたが、以上を踏まえて、半年間のインターン生活を振り返り、学生がWantedly Peopleでビジネスインターンをすることの「メリット」と「デメリット」を挙げていきたいと思います。正直あまり多くのデメリットは思いつかないのですが、せっかく「好きなように書いていい」と言ってもらえたので、ひねり出してデメリットも紹介しようと思います。

Peopleインターンのメリット

1. 業務範囲
冒頭でもお伝えしたとおり、とても広かったです。一般的なインターンでここまで経験出来ることは稀なんじゃないかと思います。

2. 各業務の深さ
これは「裁量」と言い換えてもさして問題はないかと思っていますが、大変深かったです。新規事業という特性もありますが、タスクが細分化されておらず、まるごと飛んで来るため、最初から最後まで自分で見れる楽しさがありました。もちろん社員に共有しながら業務を進めていくことが基本ですが、今思い返してみると「ダメ」と言われた覚えが一度もありません。

3. 業務全体のスピード感
言わずもがなな気もしますが、大変早いです。次々に変わる業務内容と、それに対応するための業務遂行速度が求められる環境にあったと思います。

4. 共に働く人
中途入社で構成されているスモールチームということもあり、各分野に長けている人が集まっていました。またメンター制度の存在も大きかったです。私の場合は、マーケを担当している山口さんに担当してもらっていましたが、マーケを担当しているからか(元々の資質もあると思いますが)、物事を要素に分解する力や数値化して分析する力に長けていると感じ、常に勉強させていただいていました。

Peopleインターンのデメリット

私のように「新規事業」のビジネスチームでインターンをすることは、学生によっては好ましくない環境にもなり得ると感じました。それは、自分から学びに行ける学生でないと成長しづらい環境であるからです。

まず新規事業の特徴として、「業務フローを整えながら進めている」ことが挙げられます。また「社員のリソースに余裕が無い」ケースも多く見られます。それにより、全てを手取り足取り教えてもらえる環境ではなく、「自分で解を見つける」もしくは「疑問点をまとめて自分からフィードバックを求めに行く」ことが求められる環境であったと感じました。いずれにせよ、自ら動く姿勢が無いと、その場で立ち止まってしまいます

また、「各分野のスペシャリストで構成されたチーム」であるために、他の人の業務に干渉しすぎない(≒必要以上のフィードバックをしない)文化がもしかしたらあるのかもしれないと、同時に感じました。しかし、毎週の1on1や日々の業務を通じて、社員との密なコミュニケーション機会が用意されているため、自らキャッチアップする姿勢さえあれば、仕事に関する深い洞察が得られる環境でもあるということだと思います。

まとめ・感想

ウォンテッドリーについて

上記の通り、個人的にはとても良い環境であったと思います。自ら学びにいくことができたので大きく自己成長も出来ましたが、そこで働いている人がみんなとても優しかったです。納得できない事には反論もするし、しかめっ面もしてしまう私でしたが、常に優しく接してくれました。ひょっとしたら内心イラっとすることもあったかもしれません。ごめんなさい(笑)

インターンそのものについて

長期インターンの価値(得られるもの)は、今まで述べてきたとおりです。

インターンに「数ヶ月〜2年」を費やすということは学生生活のスパンからみれば「長期」ですが、これからの長いキャリアからみた時のインターン生活は「超・短期」だと思っています。こんなに短期での業務経験が正当化される機会は今だけだと感じている(正社員の数ヶ月での転職は、やはり印象悪そう)ので、ぜひ活用してみることを、個人的にはおすすめしています。

総括

とても楽しかったです。シゴトでココロオドリました。

メンター・山口から吉見くんへ

多種多様な業務をお願いしていましたが、積極的に学びアウトプットを出し続けてくれたので、本当に頼りになる存在でした。彼がチームをまた一つ上のステージに引き上げてくれたと思います。

インターン生を迎え入れる私たちとしても、一定の裁量を与えて社員と一緒に仕事をしてもらうこと、そして何よりもメンターからのフィードバックや評価を通じて成長実感を得られる環境を用意することを重要視しています。吉見くんにとって、ウォンテッドリーでのインターン経験が成長実感に満ちたものであれば幸いです。

インターン以上に今後のキャリアでは多種多様な苦難に直面すると思いますが、吉見くんらしく、真摯に向き合い学び続ければ、圧倒的な活躍ができると信じています。彼を応援し続けたいと思います。

合わせて読みたい

インターンシップのあるべき姿とは?ウォンテッドリーが考えていること、実際の取り組みについてまとめました | Wantedly, Inc.
新年度の始まりですね。今春より新社会人になるみなさま、おめでとうございます!ウォンテッドリーで広報を担当している小山です。ウォンテッドリーにjoinして約1年3ヶ月、ビジネスSNS「Wanted...
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/114162
Wantedly, Inc.では一緒に働く仲間を募集しています
22 いいね!
22 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
Wantedly, Inc.からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?