人材紹介の手数料相場は?計算方法や返金規定、10サービスの手数料比較

人材紹介サービスを利用する際、最も気になるのが紹介手数料の仕組みと相場です。
本記事では、手数料が決まる仕組みや理論年収の計算方法、万が一の早期退職に伴う返金ルールを整理しました。自社に最適なコストパフォーマンスの高い採用手法を見つけるための参考にしてください。
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人材紹介にかかる手数料とは

人材紹介サービスでは、採用が決定した場合、人材紹介会社へ紹介手数料(成功報酬)を支払います。

紹介手数料(成功報酬)は、「1人採用ごとに◯万円」と一律で決まっている場合もあれば、「採用した人材の理論年収◯%」と年収の割合で定められている場合もあります。

紹介手数料(成功報酬)とは別に着手金が発生するケースも一部ありますが、基本的には成功報酬型で、採用とならない限りコストは一切発生しません。紹介手数料(成功報酬)を支払うタイミングも、「候補者が入社した時点」であるのが一般的です。

なお、求職者が人材紹介会社に対して手数料を支払うことはありません。求職者は無料で人材紹介サービスを利用できます。

手数料の種類「届出制」と「上限制」

人材紹介の手数料には、法的に2つの形態があります。

  • 届出制手数料(一般的)

人材紹介会社が事前に厚生労働大臣に届け出た手数料率を適用します。
現在、多くの人材紹介会社がこの形態をとっており、上限は実質的に「年収の50%以下」とされています。

  • 上限制手数料

法律によって手数料の上限が固定されるものです。
支払われる賃金の10.8%(免税事業者は10.3%)が上限となりますが、現在はあまり一般的な形態ではありません。

早期退職時は手数料が返金される場合も

採用した人材が自己都合で早期退職した場合、紹介手数料が一部返金されるケースもあります。

手数料の返金規定は多くの人材紹介会社が設けていますが、媒体ごとに保証期間や返金額は異なります。トラブル防止のためにも、必ず返金規定を確認してから契約するようにしましょう。

一般的な保証期間は90日間で、入社後1ヶ月未満の退職は紹介手数料の80%入社後3ヶ月未満の退職は紹介手数料の50%の返金が相場です。また、返金による金銭的な補償ではなく、代わりの人材を無償で紹介する「フリーリプレイスメント」という補償方法をとる媒体もあります。

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人材紹介の手数料の相場は理論年収30~35%程度

人材紹介 手数料

ほとんどの人材紹介会社(エージェント)では、理論年収の30~35%程度の報酬を設定しています。人材紹介の手数料を算出する基となる「理論年収」とは、入社後1年間にその社員へ支払われると見込まれる総報酬額を指します。入社時期が年度の途中であっても、1年間在籍したと仮定して計算するのが特徴です。

たとえば1月に月収50万円で入社した場合、年度末までの3ヶ月間で得られる年収は150万円です。しかしこの人が年度頭から在籍していたと仮定した場合、年収は12ヶ月分の600万円になるでしょう。この「600万円」に賞与等を足した額が理論年収であり、人材紹介会社(エージェント)に支払う手数料算定に使用します。

理論年収に含まれるもの・含まれないもの

何が理論年収に含まれるかは人材紹介会社との契約書によりますが、一般的な内訳は以下の通りです。

項目理論年収への算入備考
基本給算入する12ヶ月分
賞与(ボーナス)算入する前年度実績や想定額
役職手当・資格手当算入する毎月固定で支払われるもの
残業代(固定残業代)算入する基本給に含まれる場合
通勤手当(交通費)算入しない実費精算のため含まないのが一般的
残業代(超過分)算入しない変動費のため含まない

人材紹介の手数料の計算方法とシミュレーション

紹介手数料は、以下の計算式で算出します。

理論年収 × 紹介手数料率(%) = 紹介手数料(税別)

採用する人材の年収によって、支払う手数料は大きく変動します。以下は、一般的な料率である30%および35%で算出した場合のシミュレーション表です。

理論年収料率30%の場合料率35%の場合
400万円120万円140万円
600万円180万円210万円
800万円240万円280万円
1,000万円300万円350万円

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人材紹介会社へ支払う手数料率の比較

つづいて、人材紹介会社(エージェント)ごとの手数料の違いを見ていきましょう。各人材紹介会社(エージェント)によって、手数料率は異なります。

手数料率人材紹介会社(エージェント)例

~30%

・マイナビ新卒紹介
・就職エージェントneo
・アスリートプランニング
・美大芸大就活ナビ

30~35%

・リクルートエージェント
・doda
・マイナビエージェント
・パソナキャリア

36%~

・JAC Recruitment
・iX転職

HP上で利用規約をチェックしても「職業紹介が成功した場合において、当該求職者の就職後1年間に支払われる賃金の最大100%」と記載している人材紹介会社(エージェント)がほとんどです。

紹介する人材のスキルや専門性が高い場合は手数料率が高くするなど、変動するのが一般的なため、このような記載に留めているのでしょう。

実際には30~35%程度の手数料率を定めることが多く、新卒・第二新卒・フリーター・既卒専門のエージェントであれば30%以下に定めていることもあります。

40%以上の手数料率を設けているのは、スキルあるヘッドハンターによる直接スカウトを主体としている媒体です。自社がどんな人材を求めているかで、使い分けていきましょう。

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人材紹介会社10サービスを手数料率が低い順で紹介

ここでは、手数料ごとに人材紹介会社(エージェント)を紹介していきます。

いくつか毛色の異なるエージェントを複数ピックアップしてありますので、参考にしてみてください。

1.【~30%】マイナビ新卒紹介

マイナビ新卒紹介は、マイナビエージェントと同じく株式会社マイナビが運営する新卒専門型エージェントです。

ミスマッチを少なく採用したい企業や、高学歴の学生を求める企業からの評判が高く、時間をかけて学生を育成してくれます。

大学のキャリアセンターとのつながりも強く、積極的に学内イベントをおこなって学生を集めているのが特徴です。

URL:https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/corp/

2.【~30%】就職エージェントneo

就職エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営する新卒専門型エージェントです。

とくに文系学生に強く、正確なクロージングで新卒採用成功まで伴走してくれるのが強みです。

理系学生を希望する企業には理系専門のアドバイザーがついてくれるため、幅広い層を採用できます。

URL:https://www.neo-career.co.jp/service/sa_B

3.【~30%】アスリートプランニング

アスリートプランニングは、株式会社アスリートプランニングが運営する新卒専門型エージェントです。

新卒かつ体育会学生の採用に特化している媒体であり、スポーツジム・子ども向け運動教室・スポーツブランドなどから評価を得ています。

競技団体との横連携も強く、スポーツ業界の盛り上がりを支えています。

URL:https://athlete-p.co.jp/

4.【~30%】美大芸大就活ナビ

美大芸大就活ナビは、株式会社ユウクリが運営する新卒する新卒専門型エージェントです。

新卒かつ美大や芸大など芸術分野に秀でている人材に特化している媒体であり、広告代理店・デザイン会社・建築会社・商品企画部を強化したい企業から評価を得ています。

書類や面接だけでは判断が難しいクリエイティブ性重視の採用を叶えたいなら、ぜひ利用したいエージェントです。

URL:https://bidai-geidai.jp/

5.【30~35%】リクルートエージェント

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する総合型エージェントです。

非公開求人だけでも常時10万件以上を扱う巨大な規模が特徴で、性別・年齢・キャリア歴を問わずさまざまな人材から登録を受け付けています。

求人申し込みをする企業の幅も広く、業種や職種はもちろん、地域や規模に関わらずどんな企業でも相談できる間口の広さがメリットです。

URL:https://www.r-agent.com/

6.【30~35%】doda

dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する総合型エージェントです。

若手から中堅層に強いのが特徴で、20代の求職者が全体の半数以上を占めています。

30代まで入れると全体の約7割程度になりますから、若い人材を求めている会社向きのエージェントだといえるでしょう。

申し込んでいる企業の幅は広く、業種・職種問わず多様なニーズに対応しています。

URL:https://doda.jp/consultant/

7.【30~35%】マイナビエージェント

マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営する総合型エージェントです。

dodaと同じく若手~中堅向けの媒体であり、34際までの求職者が全体の8割を占めています。

マイナビは中途採用だけでなく、新卒に特化したエージェントや就職情報サイトの運営もおこなっており、グループ全体に蓄積したノウハウを活かして人材を集めているのが特徴です。

「こんな募集は無理だろうか?」と思っても、一度相談する価値があるでしょう。

URL:https://mynavi-agent.jp/

8.【30~35%】パソナキャリア

パソナキャリアは、株式会社パソナが運営する総合型エージェントです。

業界トップクラスである16,000社の求人を扱い、とくに女性の転職に強いとされています。

求職者だけでなく企業側のサポートが丁寧なことでも有名で、「面接で聞いてはいけない質問とは?」「転職者の入社手続きをする上で注意すべきポイントは?」など、人事部の不安に即してノウハウを伝授してくれることでも評価を得ています。

URL:https://www.pasonacareer.jp/

9.【36%~】JAC Recruitment

JAC Recruitmentは、株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営するハイクラス専門型エージェントです。

管理職・専門職・ミドル~ハイクラス層など高年収ビジネスパーソンに特化しており、とくに30~50代の登録者が多い傾向にあります。

大手企業や外資系企業によるクローズド採用のニーズも高く、失敗したくない採用をしたいならオススメのエージェントです。

URL:https://corp.jac-recruitment.jp/

10.【36%~】iX転職

iX転職は、パーソルホールディングス株式会社が運営するハイクラス専門型エージェントです。

年収1,000万円以上の非公開求人割合が高く、ヘッドハンターによるスカウトを主体として採用サポートをおこなっています。

ヘッドハンターの専門分野も、「人材・教育・サービス業界」「IT業界」「コンサルティング業界」など細かく分かれており、自社が必要なスキルに特化した人材を募集しやすいのがメリットです。

URL:https://ix-tenshoku.jp/

低コストで優秀な人材を採用するならWantedly

Wantedlyは、ミッションや価値観への共感でマッチングする採用サービスです。

300万人の登録ユーザーのうち、8割近くが20~30代と、多くの若手優秀人材が登録をしています。

掲載期間6ヶ月で30万円から募集を掲載可能。募集の掲載数に制限がなく成果報酬もないため、採用単価を抑えることができます。

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人材紹介の手数料とほかの採用手法の費用相場を比較

人材紹介会社(エージェント)を利用する以外にも、採用手法は複数あります。それぞれどのぐらい費用がかかるのか、効率的な採用活動を行うためにも、他手法の費用感も頭に入れておきましょう。

他採用手法の費用以外のメリット・デメリットを知りたい方は、『必ず知っておくべき最新の採用手法まとめ|全6種類をわかりやすく解説』で詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

採用手法費用の相場
人材紹介会社(エージェント)成功報酬(理論年収の30~35%程度)
求人広告掲載課金(4週間15~40万円程度)
転職フェア1ブース60~100万円程度
1ブース60~100万円程度自社サイトが既にある場合は、無料。
新しく作成する場合、50~150万円程度。
リファラル採用社員へのインセンティブ1人あたり10~25万円程度
ダイレクトリクルーティング定額の場合、年間60~100万円程度
ひとりずつ支払いの場合、理論年収の30~35%程度
ハローワーク無料

各種手法と比較すると、人材紹介会社(エージェント)の利用には下記のようなメリットがあるとわかります。

・成功報酬型であるため、採用確定まで料金がかからない
・非公開で求人を出せるため、クローズ採用したい企業に向いている
・エージェントが求職者との間に入るため、採用の工数が減る
・求職者のレベルやスキルをある程度指定できる

理論年収の30~35%という成功報酬は一見高額なようにも思えますが、総合的なメリットを考えれば、コストパフォーマンスに優れた手法だと言えそうです。

Wantedlyでは、採用コスト削減に悩む方々のために、採用コスト削減のコツや採用成功事例などのノウハウを1つの資料にわかりやすくまとめました。

ぜひ、あわせて確認してみてください。

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まとめ

人材紹介会社(エージェント)の手数料率は、理論年収の30~35%程度であることが一般的です。

新卒・第二新卒・既卒・フリーターに特化しているエージェントであれば手数料率を安く設定していることが多く、反対に管理職や専門職などスキルのある人材に特化しているエージェントであれば手数料率が高くなる傾向にあります。

どんな人材を求めているか明文化し、自社にあったエージェントを選ぶのが成功への近道だといえるでしょう。

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