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【就活中の皆さんへ】就職先を選ぶことは、会社の株を買うことと同じである。

こんにちは、Wantedly人事部長の大谷です。
今年で社会人20年目、人事歴も10年以上になります。
これだけ長い間人事の仕事をしていると、本当にいろんな人と出会い、話をします。
その中でも、特に学生からよく聞かれる質問に、

「オススメの会社を教えてください」

というものがあります。
この質問は、とても難しい質問です。

トータルで儲かる株を聞いているのに、直近の株価で会社を選ぶ矛盾

行って話しを聞いてみると面白い会社ならたくさん有るのですが、何名かの学生が言う、「オススメ」が一体何なのかを聞いてみると、彼らが求めているのは「安定的に会社・組織にずーっと在籍ができ、その上で、自他共に認知・評価される絶対的に良い会社を教えてください」と言うことを聞いているのではないか、と言う仮説が浮かびました。つまり、「株を買ってみたいんだけど、絶対に儲かる株を教えてください」と言っているのと同義であるのではないかと。

もし、そんな株があるなら、自分が買うよ、という話ですよね。

時間を投資するのか、お金を投資するのかの違いはありますが、有限で替えの効かない資産をどこに突っ込むのか、という点では会社選びも本質としては似ています。

給与、福利厚生、自分が持っているスキル、今後の会社の成長見込み、自分のリスクの許容具合などに応じて、株の売買のように、選ぶべき会社は変わって当然であるはずですが、なぜかその時に勢いのある会社、業績の良い会社に応募は殺到しがちです。それは、自分が就職活動をしている20年前も同じでした。

例えば、商社なんかは面白くて、資源が高くて、業績が絶好調の時は、皆行きたがるのに、赤字決算が出ただけで、行くことを渋る人が増えたり。株で例えると、トータルで儲かる会社を教えてください、と言っている割には、直近の株価につられているのが不思議だなと。

会社ランキングは変わっても、会社の選び方だけは変わらない

自分が就活をしている時には、たしかソニーが就活ランキングの1位でした。ところが、今でも人気があることには変わりないにしても、1位にはならない。昭和の頃は、右肩上がりで、皆が良いという会社に入れば、良いことがあったのかもしれません。ただ、僕らが就活始めた頃からルールが変わって、定年まで勤めあげる時代から、自分でどんどん選択をして、居場所を見つけて行く、変えられる時代になっている。

例えば、30年ほど前の昭和の頃は金利が年7〜8%あって、預けると満期の頃は二倍とかになっていたので、お金は銀行にあずけていれば間違いなかった。ところが、今は、銀行に預けてても、ATMの引き出し料くらいしかつかないようになってしまい、資産を増やすのだったら自分でどの金融商品にどれくらい投資するか考えないといけないように。

トータルで必ず儲かる会社なんて、無くなってきているのに、会社選びの方法だけは、あまり昭和の頃と変わらないというのは、なんとも不思議な話です。

ただ、皆が皆、スタートアップに行けば良いのかというと、それも違うと考えています。やはり、東証一部上場企業の方が、東証二部やマザーズよりは安全なのは確かです。一方で、マザースとかだと楽天やDeNAのように、大化けするものもある。また、大きな会社ではすぐにつけない役職や裁量権を得られます。ただ、全部の会社がそうであるということはなく、ハイリスクローリターン、ゼロリターンの可能性もあるわけです。

自分で意思決定する癖をつける

そのような状況の中で、リスクヘッジの方法としてオススメなのが、いろんな企業でインターンをしてみることです。できれば、長期で中の人と同じように働いてみる。自分がどういうキャリアを積んで行く方が幸せなのか実際に体験できますし、スタートアップであれ、大企業から転職した人に話を聞くことだってできるわけです。すると、自分は商社みたいなとこでしっかり教育をうけて積み上げてやるのが得意で、スタートアップやベンチャーに行くとうまくいかないかもしれない、とわかったりする。早め早めに、自分の適性を見定めて置くのが、リスクを軽減できるコツかなと思います。実際、統計的にはいろんな会社を見てきた学生の方が、自分がいるべき場所を客観視できているな、と思います。

とはいえ、選ぶことができる会社は1つです。頑張って頑張って考えて決めたのに、それでも一定数のミスマッチが起きてしまう理由の1つに、自分でその会社が良いと意思決定をしていないことが考えられます。自分の思いより、親や友人など周りからどう思われるかや、先輩社会人のオススメで会社を決めてしまうと、最終的に合わない場合が多い。始めは良くても、どこかでつまずいた時−そのタイミングは最初の部署配属の時かもしれないし、数年経った時かもしれませんが−モチベーションが維持できにくくなってしまう。そういった事態を避けるためにも、これから会社を選ぶ人たちは、自分で意思決定する癖を作ると良いと思います。

好きな人を選ぶ時も、会社を選ぶ時も、結局偏りが出てしまう

最後に、就職する人、転職する人にいつもしているアドバイスを書きたいと思います。

就職、転職活動をいくらしても、結局決めるのは1社で、そこへ自分が投資したことが正しいのか、間違いなのかは比較しにくいです。では、どうしたら良いのかというと、自分が回った会社をメモしておくことです。そこに、落ちる受かる関係なく、今後どうなりそうか、という予想や受けた時の印象を書いて残しておく。

2、3年経って見返してみると、自分がそこにいた場合、どういったことになっているのか、なんとなく想像することができます。株を色々な会社から均一に買うような感覚です。また、これをやるメリットとして、自分が感覚的に好きと思う会社がわかってくることがあります。

例えば、面接であった人がみんなすごく良くて惹かれたから、その会社は良いと思っても、1年後にはその出会った人がみんな辞めてしまっている場合もある。すると、もう少し違う側面で見なければダメだったな、ということがわかる。

好きな異性に偏りが出るように、会社選びにも偏りは出やすいので、そのあたりの癖を知っていると、自分が自分にオススメできる会社を選ぶことができるはずです。

もはや、絶対に利益が出続ける株がない社会で、それをチャンスと捉えるか、ピンチと捉えるかは、自分のこれからの意思決定次第だと思います。自分で買った株を、自分で高くしていけると考えると、案外、今の世の中の方が刺激的で面白いかもしれませんね。

これから社会に出ていく皆さんが、「シゴトでココロオドル」ことができるよう、私達も全力で頑張っていきます。

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