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開発

モノレポで管理している LaTeX 文書を GitHub Actions でビルドする

 LaTeX を使った文書作成の良い所は Git 及び GitHub を使ったバージョン管理が容易なことですが、ウォンテッドリーの業務で CI/CD パイプラインの改善に取り組んだ後で振り返ると、折角 GitHub を使うのであれば GitHub Actions を使って定型フローを自動化できないか試したくなります。LaTeX で文書を作成する際の定型作業と言えば PDF 等のビルドですが、ローカルで開発している際には latexmk 等を用いて自動化できるにせよ、作業漏れが怖いので GitHub 側でもビルドを行うようにしておきたいですよね。 本記事では LaTeX で書かれた文書をモ...

『Tidy First?』の実践でコードレビュー完了までのリードタイムが短縮された話

はじめにこんにちは。ウォンテッドリーのバックエンドエンジニアの西野です。本記事では、開発チームの課題であったコードレビューの遅延を解消するために実施した取り組みを紹介します。10月初旬、チームのバックエンドエンジニア間で「コードレビュー完了までの待ち時間が長い」ことが問題になりました。レビュー依頼から完了(Approve)までに1日以上かかるケースが多く、時には次の作業に着手できずにスケジュールが遅れることもありました。この状況を改善するために、私たちはレビュープロセスの見直しに着手しました。なぜコードレビュー完了までに時間がかかるのかバックエンドメンバー間で議論した結果、レビューが滞る...

Devin の Playbooks を活用したリポジトリメンテナンスの効率化

こんにちは。ウォンテッドリーでデータサイエンティストをしている林 (@python_walker)です。この記事では、AI エージェント Devin の機能である Playbooks を活用し、データサイエンティストチームが管理するマイクロサービスで使用している Python バージョンの更新作業を効率化し、作業コストの削減を実現した取り組みについて紹介します。チームの抱えていた課題これまでの Python アップデートの手順Devin Playbooks を利用した効率化Playbooks とは何かなぜ Playbooks を選んだかPlaybooks の活用法結果解決した課題まだ残っ...

Human-in-the-Loop な AI エージェントを作るためのソフトウェア設計

こんにちは、ウォンテッドリーでソフトウェアエンジニアをしている市古(@sora_ichigo_x)です。現在は Visit Sourcing Agent Squad でスカウトの新機能「AIエージェントモード」の開発を担当しています。はじめに何を、なぜ作るのかどうやって AI に候補者リストを作成させるかAI が候補者リストを作成する際の問題点ヒューマン・イン・ザ・ループ(Human-in-the-Loop, HITL)ソーシング計画をどう作るかさいごにはじめに「AIエージェントモード」は 2025年11月にリリースされたスカウトの新機能で、候補者探しの一部を AI で自動化することがで...

DBの「詰まり」をハードウェアで解決する —— 開発者の「インフラ視点」

ウォンテッドリーの Infra Squad に所属している巨畠です。ある日、社内のURLロギングサービスのDBでレイテンシが急増する事象に遭遇しました。 レイテンシの悪化と聞くと(アプリケーション開発の場合は特に)「重いクエリがあるのかな?」「インデックスが効いていない?」と実装を疑ってしまいますが、今回の問題はそこではありませんでした。この記事では、どうやって問題となっている状況を理解したのか、そしてなぜ「ハードウェア(インフラ設定)で解決する」判断をしたのかについて共有したいと思います。アプリケーション開発者の方々に向けて、課題の理解・解決のための「インフラ視点」を提供できれば幸いで...

最新技術を、最短距離でユーザーに届ける。若きデータサイエンティストが見据える未来

長期インターンを経て、2022年に新卒で入社したデータサイエンティストの林 悠大(はやし ゆうだい)。 Wantedly で「企業と候補者の最適なマッチング」が生まれる世界をつくろうと、静かに情熱を注ぎ続けている。その熱量は、実務だけにとどまらない。入社4年目には、世界最大級の推薦システム国際会議「RecSys 2025」において Best Paper Candidates に選出されるという快挙を成し遂げた。今回は若くして挑戦を続ける林に、ファーストキャリアとしてウォンテッドリーを選んだ理由、そしてデータサイエンティストとして働く醍醐味について話を聞いた。物理の研究現場から、機械学習の...

AIが候補者リストを作成提案する「AIエージェントモード」提供開始

この度、ビジネスSNS「Wantedly」において、企業が採用活動を行う際にAIが採用要件理解から候補者のスクリーニング、リスト化までを一元的に行う新機能「AIエージェントモード」を提供開始します。候補者を“探す”時間を、候補者と“コミュニケーションする”時間へAIエージェントモードは、採用活動時に活用いただくことで、単純作業になりがちな一方で負荷が高い“候補者を探す”工程を代替、時間短縮を実現します。これにより、多くの候補者と向き合う必要がある採用担当者の慢性的な時間不足を解消し、候補者一人一人としっかりと向き合う時間を創出します。新しく生まれた時間の中で採用担当者が、企業の持つカルチ...

ウォンテッドリーの一員になって一年が経ちました

2025年11月1日でウォンテッドリーの一員になれて一年になりました。吉良吉影のように静かに暮らしてきたフロントエンドエンジニアの一年をふりかえってみようと思います。(余談ですが、ウォンテッドリーの会議室はジョジョの奇妙な冒険のスタンド名になっています)GitHubでふりかえるGitHubでの活動を集計してみました。commit数: 1245Merged PR: 311初コミット: 2024/11/07初本番リリース: 2024/11/11この結果を見ると、ウォンテッドリーでは積極的に本番リリースを行なっていることがわかると思います。Feature Flagをつけてのリリースもありますが...

ウォンテッドリー開発組織の自律・共感・挑戦を実現する働き方

こんにちは、ウォンテッドリーの開発組織にて中途採用を担当している佐藤です!皆さんは普段、どんな働き方をされていますか?コロナ禍で一気に進んだリモートワークですが、最近は、少しずつ出社回帰の動きも見られてきましたよね。今回は、ウォンテッドリーの開発組織におけるリアルな働き方をご紹介します!ウォンテッドリーの働き方の基本方針自律・共感・挑戦を実現する働き方自律した働き方共感から広がるチームの力挑戦を後押しする1on1対面だからこそ生まれるアイデアとチームの温度まとめウォンテッドリーの働き方の基本方針ウォンテッドリーの開発組織は、週2〜3回の出社をベースに、対面コミュニケーションを重視したハイ...

Dependency Hellを乗り越える、基盤ライブラリのメジャーアップデートの勘所

こんにちは、Mobile Tech Leadの久保出です。今回は、モバイルアプリ開発者が定期的に直面する、少し厄介なタスクであるAGP(Android Gradle Plugin)やGradle、Xcodeといった開発基盤に関わる依存性のメジャーアップデートについて、その勘所を共有したいと思います。とりあえずバージョンを上げてみたら、芋づる式に大量のライブラリのアップデートが必要になり、ビルドが通らなくなってしまった…といった経験をした人は多いでしょう。この記事が、そんな難易度の高いアップデート作業に立ち向かう一助となれば幸いです。なぜ基盤ライブラリのアップデートは難しいのか勘所1:公式...

事業の判断を導く羅針盤。見えない基盤を設計するデータエンジニアリング

こんにちは、ウォンテッドリー株式会社 執行役員 VPoE の要 (@nory_kaname )です。普段は開発組織全体のマネジメントが主なシゴトですが、BI Squad や QA Squad のように、プロダクトを支えながら前進させるチームも担当しています。今回は、その中でもBI Squadにフォーカスして、どんな目的でどんな取り組みをしているのかを紹介します。「数字でココロオドル」を支える存在として一般的なBIチームとの違いデータ基盤をつくるエンジニアリングマネージャーから見たBI Squadの面白さ一緒に基盤をつくる仲間を探しています「数字でココロオドル」を支える存在としてBI Sq...

Cloud Run サイドカーに serverless-init をデプロイして Datadog を利用する

こんにちは。ウォンテッドリーで Visit の開発をしている市古(@sora_ichigo_x)です。先日、学習目的で Cloud Run※1 インスタンスへ Datadog※2 を導入する機会がありました。その過程で、プロダクト開発では普段意識することが少ない「どうやってサーバーから Datadog にデータ送信されているのか」という仕組みに触れることができました。ウォンテッドリーでは長らく Datadog を活用しているので、業務に活かせる学びとして Cloud Run から Datadog にデータ送信した話をまとめようと思います。※1 Google Cloud が提供する完全マネ...

Kaigi on Rails 2025 参加レポートと現地参加する価値

こんにちは、ウォンテッドリーでエンジニアリングマネージャーをしている鴛海です。2025年9月26,27日に Kaigi on Rails 2025 開催されました。オーガナイザーのみなさま、関係者のみなさま楽しく有意義な会をありがとうございました!この記事は、来年は参加や登壇をしたいが、どのようなカンファレンスなのか、雰囲気はどうなのかを知りたい方に向けて書いています。Kaigi on Rails 2025の参加体験を通じて感じたことを共有し、来年以降のKaigi on Railsへの参加を促進することで、Railsコミュニティをより活発にしていきたいと考えています。Kaigi on R...

have_attributes マッチャーを活用して失敗原因の特定がしやすいテストを書く

こんにちは。ウォンテッドリーの Enabling チームでバックエンドエンジニアをしている市古(@sora_ichigo_x)です。現在、Enabling チームでは技術的な取り組みを社外にも発信すべく、メンバーが週替わりで技術ブログをリレー形式で執筆しています。前回は小室さんによる「Amazon BedrockでClaudeから構造化した回答を取得する際に得た知見」でした。今回はRSpecの話をします。失敗原因の特定がしやすいテストを書くRSpec で実装しやすく、保守しやすいテストを目指すなら、失敗原因の特定がしやすいテストを書く必要があります。ここでいう「失敗原因の特定がしやすいテ...

なぜ、仕事が大きくなると手が止まるのか

こんにちは。ウォンテッドリーの Enabling チームでバックエンドエンジニアをしている市古(@sora_ichigo_x)です。現在、Enabling チームでは技術的な取り組みを社外にも発信すべく、メンバーが週替わりで技術ブログをリレー形式で執筆しています。前回は小室さんによる「【入社エントリー】なぜSIer出身者がウォンテッドリーへ転職したのか」でした。今回は私が日頃から仕事で大事にしている段取りの話をします。はじめにこの機能をまるっと任せたい / この課題をなんとかしてほしい エンジニアとして経験を積んでいくと、ある時から「この機能をまるっと任せたい」「この課題をなんとかしてほ...

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