インターンシップのスケジュール|最新動向や計画のポイントも解説

インターンシップの計画を立てようとしているものの、「他社や学生の動向がわからない」「どのような点に注意してスケジュール策定したらよいかわからない」と悩んでいる方は多いと思います。

そこで本記事では、インターンシップの年間スケジュールや、企業・学生の最新動向を解説します。スケジュール策定のコツや、計画から実施までの流れも紹介しますのでぜひ参考にしてください。

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インターンシップの重要性

インターンシップとは、就職を考えている学生が実際に企業の業務を体験する制度のことです。「就業体験」や「就労体験」とも呼ばれます。

インターンシップの企業側・学生側のメリットは以下の通りです。売り手市場で採用難易度が高まっている今、新卒採用を成功させるためには動機づけ・ミスマッチ防止・認知度UPが効果的にできるインターンシップの導入は必須といえるでしょう。

とくに、実践的な内容で社員と同様の働き方をする「長期インターン」は、早期離職の防止や優秀層との接触がはかれます。長期インターンが注目されている背景や基本的な考え方は以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。

【採用の新常識】なぜ採用に”ファンづくり”と”カジュアル面談”が必要なのか
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook_2/

インターンシップの種類と特徴

インターンシップと一口にいっても、実施期間・時期・形式によって以下のように分類されます。

【実施期間】
短期インターン:1日〜1週間程度で実施
長期インターン:1ヶ月以上にわたって実施

【実施時期】
夏インターン:7〜9月(学生の夏期休暇期間)に実施
秋冬インターン:10〜2月(学生の夏期休暇明け〜広報解禁前)に実施

【実施形式】
オンラインインターン:Web会議システムやチャットツールを用いて実施
オフラインインターン:社内や貸会議室などで実際に対面して実施

インターンシップを成功させるためには、自社にとって最適な手法で開催する必要があります。各インターンの特徴やメリットは以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてご確認ください。

【参考】インターンシップ内容の決め方|夏と冬の違いや具体的な事例を紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/internship_contents/

インターンシップの年間スケジュール

長期インターンシップは時期や学年を問わず年間を通じて行われますが、短期インターンシップは学生の長期休暇期間にあわせて開催されることがほとんどです。

例年6月1日にマイナビ・リクナビなどの大手求人媒体のインターンシップ情報サイト(プレサイト)がオープンし、以下のスケジュールでインターンシップや採用活動が行われます。


【参考】新卒採用スケジュールの動向|企業がすべき準備を解説

https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/newgrads_schedule/

なお株式会社ディスコの調査によると、学生のインターンシップ参加時期は大学3年生または修士1年生の8月がピークとなっています。


引用:
インターンシップ等に関する特別調査

インターンシップの最新動向

株式会社ディスコの調査によると、今では7割以上の企業がインターンシップを実施しており、9割以上の学生がインターンシップに参加しています。また、単日のプログラムであれば複数社のインターンシップに参加する学生も多く、平均参加社数は5.8社となっています。

引用:インターンシップ等に関する特別調査就職意識調査

25卒からインターンシップのルールが改正

従来のインターンシップはあくまで広報活動の一環として行われ、インターンシップ経由での採用や、インターンシップで取得した学生情報を採用活動に活用することは禁じられていました。

しかし、2025年卒からインターンシップのルールが改正。従来の取り組みは下記の4つに分類され、タイプ3・タイプ4に分類されるキャリア形成支援の取り組みのみ、「採用直結型インターンシップ」として公認されました。

類型

タイプ1

オープン・
カンパニー

タイプ2

キャリア教育

タイプ3

汎用的能力・専門活用型インターンシップ

タイプ4

高度専門型インターンシップ

目的企業や業界の情報提供社会的・職業的自立に必要な能力を育む適性や能力の見極め専門分野における実践力の向上
対象全学年全学年

学部3〜4年
修士1〜2年

修士課程
就業体験無し任意必須必須
実施期間半日〜1日プログラムによって異なる

汎用的能力活用型は5日間以上、専門能力活用型は2週間以上

2ヶ月以上
取得した学生情報の採用活動への活用不可不可
呼称インターンシップと称さないインターンシップと称す

※上記は「学生のキャリア形成支援における産学協働の取組み」の要件を一部抜粋したものです。規定の詳細は以下をご確認ください。

引用:インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方(三省合意)

企業の最新動向

新ルールがはじめて適用された25卒のインターンシップでは、どのような動きがあったのでしょうか。

株式会社ディスコの調査によると、前述したタイプ1〜4のキャリア形成支援の取り組みのうち、企業の実施率がもっとも高いのはタイプ1のオープン・カンパニーであり、なかでも夏季に実施する企業が多いようです。

また、採用直結型であるタイプ3の汎用的能力・専門活用型インターンシップも、学業に配慮して夏季休暇に実施する企業が多く見られました。


引用:
株式会社ディスコ 新卒採用に関する企業調査

学生の最新動向

学生人気がもっとも高いのもタイプ1のオープン・カンパニーとなっています。


引用:
株式会社ディスコ 学生モニター調査結果

なお、インターンシップの新定義や4つの類型を意識して応募する学生は3割未満と少なく、どの類型に該当するかより、プログラム内容や業界を重視する学生が多いようです。

インターンシップのスケジュール策定5つのポイント

ここまで他社や学生の動向を解説しましたが、実際に自社のスケジュールを立てる際はどのような点に注意すればよいのでしょうか。

ここからは、インターンシップを成功させるための計画時のポイントを5つご紹介します。

1.計画から実施までの流れを押さえる

インターンシップは、コンテンツ企画・社内調整・事前準備などにも時間を要します。そのため、募集開始までの準備期間も考慮したうえでスケジュールを策定しましょう。

また、インターンシップから採用につなげるためには、インターンシップ終了後のフォローが重要です。学生とのつながりを維持できるよう、早期選考・参加者限定セミナー・懇親会などのインターンシップ後のフローも事前に決めておくとよいでしょう。

インターンシップの具体的な流れやポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。

【参考】インターンシップのやり方|計画から実施までの流れとポイントを解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/internship_method/

2.夏インターンと秋冬インターンの違いを押さえる

インターンシップは、実施時期によって学生の状態が異なります。

一般的に、夏インターンは第1志望の業界・企業に応募する学生が多く、秋冬インターンは夏インターンの結果を踏まえて第2〜3志望の業界・企業に応募する学生が多い傾向にあります。

つまり、秋冬インターンはそこまで志望度が高くない学生を惹きつける必要があるため、夏インターンよりも難易度が高いといえるでしょう。

実施期間や日程に関しても、学生の休暇期間の長い夏季の方が調整しやすいため、インターンシップを実施するなら基本的に夏季がオススメです。

【参考】インターンシップ内容の決め方|夏と冬の違いや具体的な事例を紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/internship_contents/

3.学業に配慮したスケジュールで行う

学生が学業と両立できるよう、インターンシップは平日の夕方・週末・長期休暇期間中に実施しましょう。

学生が気軽に参加できるよう、オンライン形式で開催するのもオススメです。オンラインなら遠方に住む地方学生にもリーチでき、会場費などのコスト削減もはかれます。

【参考】オンラインインターンシップとは|成功のコツ・事例などを紹介
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/online_internship/

4.参加日程を選べるよう複数回開催する

今では多くの企業がインターンシップを実施しているため、学生はスケジュール調整に悩まされています。「興味はあるけれど、他のインターンと日程が重なってしまうから」という理由で辞退されてしまっては、大きな機会損失となります。

したがって短期インターンは、学生が参加日程を選べるよう複数回開催するのがオススメです。参加ハードルを下げることで、志望度がそこまで高くない学生も取り込めるようになります。

5.開催1ヶ月以上前から募集する

インターンシップの募集は、遅くとも開催1ヶ月前からはじめましょう。

募集期間が短いと認知されないまま終わってしまう可能性があるうえに、開催日が近々だと学生側はスケジュール調整が難しく、十分な応募が見込めません。また、Webテストや面接による事前選考を行う場合は、選考や合否判定にかかる日数を加味してさらに前倒しする必要があるでしょう。

株式会社ディスコの調査によると、学生は大手求人媒体のインターンシップ情報サイトがオープンする6月頃から情報収集を開始しています。


引用:
インターンシップ等に関する特別調査

学生が意欲的に情報収集しているタイミングで募集掲載できるよう、適切なスケジュールを立て、早い段階から準備を進めましょう。

インターンシップの募集をするならWantedly


Wantedlyは、給与などの条件ではなく、企業が掲げる「想い」への共感を通じて求職者とのマッチングをはかる採用サービスです。

Wantedlyに登録している学生は、長期インターンを探す目的で就職活動がはじまる前から利用しており、一般的な求人媒体にはあまりいないキャリア形成意欲の高い優秀な学生が多いのが特徴です。

Wantedlyに登録している学生
また、Wantedlyは募集が掲載し放題で、作成した募集ページは高確率でGoogle検索の1ページ目に表示されます。学生からの応募を待つだけでなく、企業側から直接アプローチするダイレクトスカウトも可能です。

さらに、成功報酬料金は発生せず、インターン・新卒・中途・業務委託の募集を同一料金で掲載できるため、採用単価を抑えた効率的な採用活動が実現できます。

Wantedlyでできることや具体的な料金は以下のサービス資料にまとめていますので、ぜひ一度確認してみてください。

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インターンシップの成功事例3選

最後に、Wantedlyを活用してインターンシップに成功した企業事例をご紹介します。ぜひ各社の施策やコンテンツを参考にしてみてください。

1.株式会社ミトラ


株式会社ミトラは、岡山県で産婦人科向けの周産期管理システムの開発・販売を行っている企業です。同社はWantedlyを活用したことで、
長期インターン生8名の採用に成功しています。

Wantedlyの募集ページは高確率でGoogle検索の1ページ目に表示されるため、「岡山」「長期インターンシップ」で検索した学生にリーチでき、スピーディーに認知度UPできたのが成功の要因です。

また、Wantedlyでは企業のミッションやカルチャーを自由に発信できるため、企業理念に共感した学生からの応募が増加。地方企業でありながら、100件以上の応募を獲得できています。

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2.リスタンダード株式会社


リスタンダード株式会社は、アスリートに特化した採用トータルプロモーション事業を展開している企業です。

同社は認知度の低さが一番の課題だったため、大手企業に埋もれることなく企業の魅力を発信できるWantedlyの利用を開始。また、Wantedlyではどの学年にもリーチできるため、長期インターンの募集と新卒採用の募集を並行して掲載しました。

その結果、インターン生20名以上の採用に成功。採用コストも大幅に削減できています。

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3.ディップ株式会社


ディップ株式会社は、労働力の総合商社として人材サービス事業とAI・RPA事業を展開している企業です。

同社はWantedlyで長期インターンの募集を掲載。認知度を高めるため、オウンドメディアの運用とWantedlyのブログ機能である「ストーリー」の投稿に注力し、約半年で25記事ほど公開しました。

その結果、2,000〜3,000近くの応募を獲得。大手ナビサイトなどの求人媒体は一切使わず、Wantedlyをフル活用して機械学習エンジニアやデータサイエンティストの採用に成功しています。

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まとめ

長期インターンシップは時期や学年を問わず年間を通じて行われますが、短期インターンシップは例年6月に大手求人媒体のプレサイトがオープンし、学生の夏季休暇にあたる8月にもっとも多く開催されます。

インターンシップは、コンテンツ企画・社内調整・事前準備などにも時間がかかるため、適切な時期に実施できるよう早い段階から準備を進めていきましょう。

Wantedlyはキャリア形成意欲の高い学生が多く登録しているため、インターンシップの母集団形成にオススメです。募集が掲載し放題でダイレクトスカウトも可能なため、効率よく優秀層にアプローチしたい方は、ぜひ以下の資料をダウンロードしてみてください。

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