今日は先日結婚されたばかりの浅谷さんにお越しいただいています。それでは、簡単に自己紹介をお願いします。
エクサウィザーズで執行役員をしています、浅谷です。ロボット事業部で事業責任者も担当しています。
ご結婚おめでとうございます!!!
ありがとうございます。笑
左手に指輪がキラリと光ります
浅谷学嗣
大阪大学大学院修士課程修了。人工知能を独学で習得し、Deep Learningを用いた筋骨格モデリング・DNA解析・動画像解析・ロボット制御などの研究を行う。2015年12月、人工知能研究会(現AIR)の立ち上げを行い、現在も幹事として活動。大阪大学大学院在学中の2016年6月、株式会社エクサインテリジェンス(現・株式会社エクサウィザーズ)に入社し、後にCTO就任。2017年10月より現職。
人工知能、ロボットとの出会い
人工知能の研究を始めたのは大学の時です。元々生物学を専攻していたのですが、とあるきっかけから人工知能の世界に足を踏み入れました。
初めから人工知能について学んでいたわけではなかったんですね
はい、その為人工知能の知識は全くなかったので、人工知能研究会(現AIR)を立ち上げたり、独学で学んでいきました。そしてそれから、人工知能のまだ適応されていない分野にアプローチして、新たな適応先を探すということをずっとやってきました。そんな中、ロボットの分野に出会い、今はロボットと人工知能に取り組んでいます。
浅谷さんは論文も書かれているとお聞きしましたが
はい、2018年に2本共著で論文を出させていただきました。
浅谷さんの論文(共著)詳細はこちらから↓↓
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5852191/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29235053
NVIDIAのCEOにかけられた「Perfect Robot」という言葉
イベントに参加されて話題になっていましたね
そうなんです。実は去年も参加させていただいたのですが、その時はDENSOさんと一緒に双腕型マルチモーダルAIロボットを展示しました。タオルを折りたたんだり、サラダを盛り付けたり、といったデモ展示ですね。制御の部分にDeep Learningを使っています。
双腕型マルチモーダルAIロボット紹介
https://www.youtube.com/watch?v=K0xtgyXZw2s
そして今年は「定量の塩を取る」というデモを展示しました。それとパレタイジング…製造工程における組み立ての自動化をロボットで実演するという展示をしました。
塩を定量取ることのできるロボット・・・地味な気がしますが(笑)
いやいや!ロボットの世界で、粉物を定量とるというタスクはとても難しいんです。毎回状況が変化しますからね。なのでそこに人工知能を使って、状況が変化してもロボットが対応できるようにしたんです。
NVIDIAのCEOと楽しくお話していたようですが・・・
はい、彼から「That's a perfect robot!」と言っていただくことができました。このくらいの塩を取ってほしいと量を提示して下さったのですが、その量とピッタリ同じグラム数の塩をロボットが取った時とても喜んでくださいましたね。
ロボット事業のこれから
浅谷さんはエクサウィザーズのロボット事業の責任者ということで、今後のロボット事業の展望をお聞きしてもよいでしょうか。
ロボットは制御機構がバラバラで、動かす企業や、筐体によってもそれぞれ違うんです。なのでロボットを動かすことが非常に難しくなっています。そういった側面もあってロボットというのはなかなか参入が難しく、僕自身もはじめは興味があるけれどもどうしていいか分からない、という状態だったんです。
なので、エクサではバラバラの制御機構を簡単に動かせるようなモジュールを作ったり、またそれを動かす為の人工知能も、どの制御機構にあっても共通に動かせるようなプラットフォームを作っていきたいと思っています。
エンジニアがエクサのロボット事業部で働くということ
AIのエンジニアとして、エクサのロボット事業部で働くとしたらどんな面白味があると考えますか?
そうですね、今エクサでは実際に複数台のロボットを動かしているので、様々なロボットに触れることができるというのは大きな魅力ではないでしょうか。
具体的に何台くらいあるんでしょうか?
今8台のロボットを使って実際に実験を進めています。なので、そのロボットを使って実験したりと、自分のやりたいことができるのでとても良い環境だと思います。
ロボットだらけの作業スペース
こんな人たちと働きたいというのはありますか?やはりロボットの専門性のある人が良いのでしょうか。
ロボットの専門性はなくても良いと思っています。私も実際にロボットを動かし始めたのは一年半程前で、それまでロボットは一度も触ったことがありませんでしたが、今は展示会でロボットのデモ展示をできるほどになりました。今現在ロボットは開発が進んでおり扱いやすい制御機構などもできているので、筐体を動かす事自体はすぐにできます。その為ロボットのブレインの部分をしっかりできる方、人工知能やDeep Learningの深い知識を持っている方がいれば是非一緒に働きたいです。
ロボット事業はこれからますます面白いことになっていきそうです。浅谷さん、本日はありがとうございました。
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第二回:外資系の戦略コンサルティングファームからエクサウィザーズに入社を決めた理由
第三回:国際情報科学オリンピックメダリストが外資系戦略コンサルティングファームを経て、エクサウィザーズに入社を決めた理由
第四回:“そうだ、京都のエクサに行こう” 東大→海外大で博士号を取得した桐谷さんが、AIエンジニアとしてスタートアップに就職した理由
第五回:スタートアップで子育てと仕事は両立できるのか?京都オフィスのパパ社員たちに聞いてみた
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