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違和感からミッションに。関西在住のWebデザイナーがグッドパッチに惹かれた理由

本日は、グッドパッチの自社プロダクトであるProttで活躍するUIデザイナー、内田 卓弥のインタビューをお届けします。
岡山出身、大阪でWebデザイナーとして働いていた内田が、なぜグッドパッチを選んだのか。入社して感じるグッドパッチの魅力と、これから目指す先についてお話を聞いてみました。

Webデザイナーとして関西で過ごした14年間

僕はグッドパッチに入るまで、ずっと関西にいたことになりますね。
関西にある大学の経済学部に通っていました。3年生になり就活が始まった時、「自分はどんな仕事がしたいんだろう」と立ち止まって考えたんです。仕事について改めて考えてみると、仕事とは社会と繋がる方法だということに気づきました。
例えば営業職なら、お客さんと1対1で深く関わることができますが、もっと色んな人と繋がる方法があるんじゃないか。その方が仕事としても価値があるのではないか、と思ったんです。
その方法を考えた結果、広告やグラフィックなどの「デザイン」に行き着きました。大学に通いながら夜間の専門学校に通い始め、Webデザイナーとして大阪で就職をしました。

新卒で就職した会社には、4年間勤めました。当時はまだHTMLもCSSもJavaScriptも全く分からないような状態だったので、下積み時代でしたね。
一時期は、上司と一緒に香川まで出向していたので、完全に共同生活だったんです。面倒見がいい人で、仕事が終わった後に深夜までHTMLやCSSを教えてもらうという生活をしていました。今考えるととてもありがたい環境でしたね。大変ではありましたが、この頃に「なんでもやってみる」というスタートアップに近いマインドセットが身についたと思います。

そんな風に何も知らない状態から鍛えあげてもらったのですが、環境を変えたい!と思い2社目の会社に転職しました。
転職したのが20代後半だったこともあり、デザインの実務だけではなく、デザインチームのリーダー的ポジションを任されるようになりました。しかし、初めてマネジメントをする中で、色々と悩みましたね。チームのリードをしていると、メンバーと上司の間で板挟みになることが度々あったり、チーム内のコミュニケーションに悩んだり、トライアンドエラーも多かったです。

Webデザイナーとして働いていく中で、デザイナーとして仕事へ向き合う姿勢を考えるようになりました。
これまでの仕事はどちらかといえば、腰を据えてディティールにこだわりながら一つのプロダクトを作りこむというより、売上に繋がりそうなものを言われた通りに作るような雰囲気がありました。ビジネスの現場では、デザインを後回しにする傾向が強い。もちろん数字を追うことも必要ではありますが、そこで僕はデザイナーとしてどのようにデザインの価値を提供できるのだろうかと考えた時、答えに自信を持つことができませんでした。
時間や技術を費やすなら、本当に必要なものを作りたい。そんな思いが強くなり、東京に目を向けることを考え始めました。

不安と期待を抱きながら、グッドパッチへ

2016年ごろ、当時の関西にいるデザイナーは、みんなグッドパッチの名前を知っていました。色んな記事も出ていたし、Prottも使っている人が多かったですしね。そして何より、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」ビジョンと、「デザインの力を証明する」ミッションに強く惹かれていました。
「グッドパッチ、いいな」という気持ちは抱きつつも、「自分には無理だろう」とどこか恐れ多い気持ちがありました。
なので、転職活動の際はエージェントに「グッドパッチみたいな会社だと嬉しいです」と伝えていました。でも、もともと惹かれていたこともあって、「せっかくだからグッドパッチも受けてみよう」と面接を受けに行きました。
当日は、「すごく綺麗な履歴書ですね」と言われたことを覚えています(笑)。でも面接を受けた時には、まさか入社できるとは思ってもいませんでしたね。

グッドパッチに入社が決まり、家族も一緒に上京しました。取り巻く環境が大きく変わり、不安は大きかったです。なので、周りにサポートしてもらえたのは有り難かったです。代表の土屋は、「家族のケアはちゃんとできてる?」「家族で住むならこの辺がいいよ」など、ことあるごとに声をかけてくれました。土屋自身が、家族を連れてサンフランシスコに渡米した経験があるからだと思うのですが、家族で移住する大変さ、苦労を理解してくれていることに安心感を持てましたし、信頼できましたね。
それから、グッドパッチには所帯持ちのメンバーが多いので、周りからの理解があることにも助けられました。この前はファミリーデーなどもありましたが、仕事と家族のどちらも大事にしている空気感が会社全体にあるんですよね。

仕事では、WebデザインとUIデザインの違いを理解するために勉強が必要でした。前職でWebアプリは触ったことがありましたが、iOSアプリの経験はなかったんです。当時はスマートフォンのアプリが増え始めていましたが、UIデザインの基礎を理解してデザインできるデザイナーは少なかったと思います。そこで、AppleのHuman Interface Guidelinesを読むところから始めました。

僕が入社する頃にはグッドパッチは100名近くになっていたのですが、入社前に想像していたよりも、会社として体制が出来上がる途中の段階だったり、想像以上に海外メンバーが多く、日本で働いているのに英語で仕事をする機会がこんなにあることには驚きました。
今まで英語を使って仕事をした経験はないのですが、一緒に働いているベルギー出身のデザイナーとは、自然とコミュニケーションが成り立つんです。デザインが共通の話題なので、完璧に言葉が分からなくても通じ合えるんだと思います。どうしても言葉が分からないときは、ホワイトボードとペンでやりとりをします。プロトタイプを作って、アウトプットを元にコミュニケーションをとってもいいな、とも思っていますね。今はオンライン英会話も利用して、デザイン以外の話が気楽に出来るように勉強中です。

自分の信念=会社のミッション

グッドパッチのいいところは、ユーザーやクライアントと近い距離でプロダクトを作れるところでしょうか。例えば僕の所属するProttチームでは、月に一回ユーザーをオフィスに招いて、ミートアップイベントを開催しています。他にも、Prottを導入してくださっている企業さんにインタビューを実施したりと、彼らから直接フィードバックをもらえる機会が多いので、プロダクトのデザインにも反映しやすいです。制作会社にはなかなかない、「デザイン会社」ならではの、自分たちが正しいと思ったものを作ることができる環境だと感じます。

メンバーとの距離も近いので、「自分たちがこのプロダクトを作っている」という責任感とやりがいを強く持てます。時にはプレッシャーを感じることもありますが、それも含めてとても面白いです。
また、前職で悩んだマネジメントの経験が、今となってはスタートアップという組織を俯瞰できる力となって活きているようにも感じますね。

デザイナーとしては、現在リニューアル中のProttのプロダクトマネージャー ダビデを全力でサポートしていきたいです。そのためにも、チームメンバー全員がオーナーシップを持ち、プロダクトを作る環境を更に整える必要があると思っています。
グッドパッチのミッションである「デザインの力を証明する」という言葉は、僕自身の「デザインには価値がある」という信念を証明することと同じです。なので、これからもビジョンとミッションに向かい合いながら、本当に必要なプロダクトをデザインしていきたいですね。

UI/UXデザイナー
クライアントが抱える本質的課題解決に向き合うUIデザイナーWanted!!
Goodpatchはビジネス課題をデザインの力で解決するデザインカンパニーです。 「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンのもと、デザインの力を証明するためにUI/UXデザインを強みとした新規事業の立ち上げや、企業のデザイン戦略立案、デザイン組織構築支援などを行い、 デザインの価値向上を目指しています。 主な事業は、企業のデザインパートナーとしてビジネス課題を解決するデザインパートナー事業と、クライアントワークのノウハウを活かした自社プロダクト開発を行うデザインプラットフォーム事業の2つです。 ▼デザインパートナー事業 日本を代表する大企業からスタートアップまで、様々な企業のデジタル領域での新規事業立ち上げ、リニューアルを支援しています。主な事例にSUNTORY+、SPEEDA、出前館、Unipos、モチベーションクラウドなどがあります。 実績:https://goodpatch.com/work デザインパートナー事業:https://design-partnership.goodpatch.com/ ▼デザインプラットフォーム事業 クライアントワークで得たノウハウを活かし、デザインを必要とするすべての方に向けてプロダクトを開発しています。 ・オンラインホワイトボード「Strap」https://product.strap.app/ ・デザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner」 https://redesigner.jp/ ・デザイナー学生の就活プラットフォーム「ReDesigner for Student」https://student.redesigner.jp/ ・プロトタイピングツール「Prott」 http://prottapp.com ▼Goodpatchヒストリー 2021年9月に創業10周年を迎え、約200名のデザインの力を信じる仲間が集まっています。今までのヒストリーについてはこちらをご覧ください。 https://goodpatch.com/design/story ▼情報発信 デザインをより身近に感じてもらうために、日々情報発信を行っています。 Goodpatch Blog http://goodpatch.com/blog/
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