ぼくがクックパッドを辞めてメドレーに入った7つの理由

こんにちは。株式会社メドレーの加藤です。

ぼくは約5年半クックパッド株式会社にいて、主にプレミアムサービスの事業をグロースさせることを担当していました。先月退職し、この7月よりメドレーに入社しています。現在は会社全体の採用領域と、オンライン病気事典の「MEDLEY事業」を担当しています。

Facebookでメドレーへの転職を発表した時、いろいろな方から「なんで転職したの??」「なんでメドレーなの??」というメッセージやコメントをいただきました。興味を持っていただけて本当にありがたいなと思う一方、メッセージやコメントなどで背景を含めしっかりとご説明するのは難しく、もどかしさを感じていました。

今回Wantedlyにブログ機能が追加されるということで、いいきっかけだと思い、なんで転職したのか、なんでメドレーなのか、といったことを背景も含め、お話させていただければと思います。想いを綴っていたらかなり長くなってしまったのですが、夜長や移動の間などにでも読んでいただければと思います。

◎ メドレーってどんな会社??

その話をする前に、まず「メドレーとはどんな会社か??」を簡単にご紹介させてください。



メドレーは「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」というミッションのもと、2009年に瀧口浩平が創業しました。現在では

・医療介護分野の求人サイト「ジョブメドレー」

・オンライン病気事典「MEDLEY」

・介護施設の検索サイト「介護のほんね」

・オンライン通院システム「CLINICS」

という4つの事業を展開しています。

2015年には、瀧口の小学校からの友人であり医師の豊田剛一郎が加わり、共同代表体制になりました。この1年ほどでメンバーが倍増しており、現在は100名ほどが在籍しています。医師・理学療法士、薬剤師、看護師といった医療資格保持者が数多く所属しており、エンジニア・デザイナーと一緒に事業をつくり、サービスを開発しているのが特徴的です。

#ちなみにオフィスは六本木ヒルズに移転前のメルカリさんが入っていた所です。会議室の名前も「nameraka(なめらか)」や「bold(ボールド)」など、当時の名称がそのままになっています。

◎ クックパッドには「先生」がたくさんいた

ぼくがクックパッドに入社したのは2010年の11月でした。それまでは約4年間、公認会計士として監査法人で働いていました。監査業務をする中で、事業会社でCFOとして働くことに興味を持ち、その修行をしたいと思い、上場してまだ1年ほどだったクックパッドに入社しました。

IR担当からはじまり、予算編成、社長補佐、経営会議の運営など1年半ほどコーポレート部門の業務を担当した後、社長が佐野陽光さんから穐田誉輝さんに交代するタイミングで、プレミアムサービスを運営する会員事業部の部長になりました。

事業経験がまったくない中での移動だったので、ものすごいプレッシャーがありました。新体制のもと少ない人数で事業を伸ばしていかなければいけない状況だったので、当時はとても辛かったのを今でも思い出します。最初の方はそれこそ失敗続きで自信を失う毎日でしたが、手探りの日々を経てとても多くのことを体で学ぶことができました。

また要所要所で穐田さんから本質的なアドバイスをいただくことで、マネジメント面でも業務面でも徐々に結果が出るようになってきました。クックパッドには穐田さんや石渡進介さん(現:株式会社みんなのウェディング代表取締役社長)をはじめとして、ビジネス(やプライベートでも)における「先生」と呼べるような方が数多くいて、 とても恵まれた環境だったと思います。

(その頃には「CFO」という役割へのこだわりはなくなり、興味・関心が経営全般へと変わっていました。)

しかしそれとともに、経験を重ねる中で「自分と同世代の人たちと一緒に、より責任ある立場で勝負してみたい」という気持ちも増していきました。クックパッドの経営陣は自分よりも年齢が一回り以上上の方が多かったのですが、自分より年は若くても起業して事業を伸ばしている友人と出会う機会も多くなるにつれ、今度はそういう人たちと仕事をしてみたいと思うようになってきたのです。

◎ 自分の存在価値を考えた

こういった背景で、「同世代の人と経営視点をもって仕事をしていくなら、自分にはどういう価値があるのだろうか??」ということを考えるようになりました。もちろんグロースハックという領域はあると思いますが、いろいろな人に会って話をする中で漠然と思ったのは、それ以上に、先ほどお話した「先生と呼べるような人の下で一つ一つ学んできたことは、他の人にとってはとても貴重でそもそも学ぶ機会すらあまりなく、自分が運良く持つことができた財産なのではないか」ということでした。

なので、もう少ししっかりと修行をつんで、会社にもより多く貢献してから次のキャリアを考えようと思い、2015年からは会員事業を引き継ぎ、アドテクを活用した事業の展開やアライアンス、ECの立ち上げ、採用、グループ会社の支援などを担当し、幅広く経験をさせてもらっていました。しかしそれから1年ほど経った頃、創業者である佐野さんからの株主提案をはじめとしてクックパッドの経営そのものがどうなるかわからない状況になってしまいました。

クックパッドは「株式会社」であり、株主提案レベルでの経営方針やそれを受けた体制の変更は僕にはどうにもできない問題でした。もし、このような形で経営陣が変わることがあれば、その時は当初の想定よりも前倒して次の道の可能性を探ろうと思い、そのあたりからプライベートのほとんどをいろいろな会社の人に会って話をすることにつぎ込んでいきました。

◎ 思う存分欲張って探した

そんな中、今後のことを相談させてもらっていた尾原和啓さん(現:Fringe81株式会社執行役員)の自宅での飲み会でメドレー共同代表の豊田と出会いました(尾原さんはいつもなんとご紹介すればいいのか迷います。笑)。その後会社に遊びに行ったり、共同代表で社長の瀧口も交えて話をするうちに、少しずつメドレーという会社に興味をもっていきました。

よく「決め手はなんだったの??」と聞かれるのですが、実はこれ!という決め手はありません。強いて言うと「メドレーのいいところと課題の両方が、すべての面で今の僕にとっては魅力的だった」ということなのですが、これだと伝わらないのでもう少し具体的にお話させてください。

今回いろいろな会社の方と話をさせていただく中で、僕は

・その事業に社会的意義はあるか

大きな市場で勝負をしているか

・社長をはじめ経営陣は尊敬できる魅力的な人たちか

・大きく勝負するために必要な優秀な仲間を集められているか

・驕りのない謙虚で誠実なチームか

・いい感じに足りないところある

・その中で自分が大きく貢献できるイメージがつくか

という点を軸に(軸というには要素が多いですが)、思う存分欲張って探していました。

僕は会社をやる上で「何をやるか??」はすごく大事だな、ということをクックパッドで働くなかで痛感していました。毎日の食のインフラとして活用されていることは本当に素晴らしいことだなと中にいて実感していましたし、だからこそ事業としてやる魅力も大きく感じていました。そして、やるからには大きく狙える会社でないと事業会社としてずっと続けていくのはしんどいだろうとも思っていましたし、そういう意思決定のできる豪快さも持ち合わせている必要があるだろうと思っていました。

また、大きいことをやろうとしていても、比較的堅実な性格なのかあまり根拠のない大ボラが好きな方ではなく、それを実現できるような事業基盤を作っていたり、そのために必要な人をしっかりと集められている会社、少なくとも集めるアクションが具体的現実的にできている会社がいいと考えていました。

一方で、全ての面で完璧盤石なわけではなく(そんな会社はそもそもないとは思いますが)、危うさであったりもったいない所があって、それを僕が自分事として心から良くしていきたいと思えるか、積み上げてきたことを生かして大きく貢献できるイメージが湧くか、といったことも同時に考えていました。

自分にとってこんなに都合のいい所が本当に見つかるかどうか不安な面もなくはなかったのですが、どうせなら目線は高く、ものすごく欲張って、こだわって、悔いのない道を選ぼうと思ったのです。

◎ メドレーにはそのすべてがあった

僕はこういう時の意思決定をフィーリングで決めるタイプではなく、網羅的に選択肢を出し尽くしてから検討を重ねて少しずつ1つに絞るタイプなので、本当に多くの方にお時間をいただきました。フットワーク軽く動き回っていたので、そこまで長い期間とって検討できなかったとはいえ、50社以上の人と会って話をしたと思います。

メドレーについては主に社長の瀧口と話をしましたが、豪快さと緻密さと粘り強さをものすごく高次に兼ね揃えた稀有な存在だなと感じました。同世代とはいえ、高校在学中に起業して以来約15年の社長経験があり、その経験から出る発言一つ一つに重みを感じました。会社のデザインや勝負のかけ方、優秀な人の巻き込み方、基幹事業と新規事業のバランスなど、細かい点を具体的に挙げるとキリがないくらい、話せば話すほど魅力を感じました。

豊田にも医師としての強い想いがあり、実際にその想いに共鳴して多くの医師や医療資格保持者が、この100名足らずのベンチャーに社員としてフルタイムコミットして参画していることを知り、想いの詰まった会社だなと感じました。またインターネットを活用した課題解決という観点では、本質に忠実で信頼感のあるCTOの平山宗介を中心に経験を積んだエンジニア・デザイナーが揃っており、大人で安心感のある体制という印象を受けました。

医療の分野でユーザ向けサービスを展開することは、クックパッドのように毎日使われることがあまり想定されないかもしれません。ですが、すべての人が人生のどこかで必ず触れる領域ですし、その時の触れ方はその人にとってものすごく重要な接点として存在するはずです。市場規模としても約40兆円と莫大ですし、少子高齢化社会の中で今後は間違いなくその存在感を増していくでしょう。そういう観点で、医療ヘルスケア分野でインターネットを通じた課題解決を目指し、各事業一つ一つがものすごく大きな市場を見据えて展開されている点でも魅力を感じました。

一方で、この1年だけでも人数が倍増して100人ほどになっており、今後も組織が急拡大していくことが想定される中で、その規模での急拡大を実際に経験したものだからこそわかることは経験として活かせるだろうと思いました。想定されることに対して事前に対処していくことで、会社をスムーズに成長させていく一助になりたいと感じるようになりました。

また、「ウェブサービスの開発」という点に関しては現段階では経験の浅い医師や医療関係者を中心としているため、自社のもつ情報資産を「ユーザへの価値提供」という形に変換してわかりやすく、見やすく、使いやすく届けるという点ではまだまだ大きな伸びしろがあり、こういう会社にこそ業界で経験をつんだ人間がたくさん入るべきなのではないかと感じるようになりました。

そして、これからものすごく大きくなっていく可能性を秘めた会社なのに、また、正しく、深く、知れば知るほど魅力的な会社なはずなのに、医療系(ヘルスケアというよりもメディカル)の事業という側面からか、「その可能性の割には周りの人からよく知られていない会社だなあ」と感じたことも自分の胸の中に火をつけました。「実は最近メドレーに興味があるんだよね」と言っても、「いい会社な印象だけど何をやってるかよく知らない」という人や「そもそも知らない」という人が多く、気づけば「もっと多くの人に知ってもらって、メドレーのサービスを使ってほしいし、一緒に働く仲間も増やしたい」と、入る前からまるで自分ごとのように感じるようになっていました。

こういった複数の要素が折り重なって、僕は最終的にメドレーの一員になることを決めたのです。

◎ どんなことをしていきたいか

メドレーに入社して3週間が経ちました。こういう想いで入社させてもらったので、まずは仲間集めに奔走しています。今のオフィスがすぐにいっぱいになって嬉しい悲鳴が起こるくらい、いい人にたくさん入ってもらえるように尽力していきたいと思っています。興味ある方、どんどんお会いしましょう。また、事業の側面でも一段階も二段階も引き上げていくために、今週からMEDLEY事業を担当させてもらっています。MEDLEY事業部は医師、理学療法士、薬剤師を中心としたチームで、すべての人が使える医療関連サービスとしてインフラになることを目指しています。蓋を開けたらものすごいアセットが存在していて、今からこれを本格的にサービスとしていくことにワクワクしています。

MEDLEY

中長期的には、瀧口が新しい市場の創造と事業拡大に集中し、豊田が医療業界全体の発展のために集中できるような体制を作れるよう、今の経営チームを中心としてみんなと切磋琢磨し、泥臭いことをたくさんやって、共に成長しながら会社を作っていけたらと思っています。

そして、そんなチームに、一人でも多くの素晴らしい仲間が入ってきてくれたらいいなと思っています。一緒に働く機会を夢見て、お待ちしています。長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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