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新規ビジネスにおけるデザイン思考のとり入れ方

こんにちは。Wantedlyの逆瀬川です。ビジネスチャット「Sync」のプロダクトオーナー及び、マーケティングを担当しています。

特に新規ビジネスは情報や経験が少なく、施策が失敗することがほとんどですが、施策の失敗を減らす工夫は出来ると思っています。

本日は新規ビジネスのマーケティングにおいて、デザイン思考を取り入れて施策の失敗を減らす工夫をしている話をします。

取り入れていること

・ペルソナ

・ユーザストーリー

・プロトタイピング

ペルソナ

ビジネスチャットSyncを利用するターゲットユーザとしては、「外出の多いビジネスマン」や「オフィスが複数拠点あり情報伝達がうまくいっていない制作会社に勤めているエンジニア」等が考えられますが、これだけでマーケティングの施策を実施するのは認識のずれが生じて危険です。開発やマーケティングメンバーの中には、実際に営業を経験したことがないメンバーがいたりするので、ペルソナを作成し、ユーザ像を具体的に想定できるようにすることが大事です。

チームメンバーの共通認識・共通言語

初期のペルソナは間違っていても問題無いです。ビジネスを推進する上でデータや知見が揃ってきたタイミングで、定期的に見直します。チームの納得感のあるペルソナを手元にある情報で作成し、チームの共通言語化することが一番大事だと思っています。

Syncでは実際にメインとサブペルソナを合わせて、3つのペルソナを作成しました。デモグラ・行動属性・ニーズ、利用シナリオを中心にまとめています。

※実際のペルソナの例


新規ビジネスを始める段階では情報も少ないので、プラグマティックペルソナを短時間で作成するのが良いと思います。



ユーザストーリー

ユーザストーリーは、ユーザがサービスを認知し始めてから、サービスのゴール(Syncの場合は、会社や団体での利用)を達成するまでのユーザの行動を物語風にまとめます。

「こうやって使うのではないか?」という妄想を言語化する

ユーザストーリーというと堅苦しいですが、サービス設計者やマーケターなら、普段から「こうやって使うのではないか?」と利用シーンを議論しているはずです。ユーザストーリーはそれを言語化し、メンバー間の認識のズレを防ぐものにするツールです。

ユーザストーリーはペルソナに対する全体的な施策を考えるときにももちろん有効ですが、個別の施策を実施するときにも使っています。その際にテキストだけで書くことも多いですが、インターン生やジュニアなメンバーと一緒に施策を実施する場合は、ストーリーボード等を使って簡単な絵を使ってストーリーを説明したほうが効果的です。


※学生向けSummer Internshipで作成したWantedlyのストーリーボード例


プロトタイピング

プロトタイプ(試作物)を作り、検証することがプロトタイピングですが、世の中に出す前に検証することがゴールなので、試作物が作れない営業・マーケターでも簡単に行なえます。

それは、「新しい施策とその価値をユーザに聞いてみる」です。営業・マーケターは、エンジニアより人に会う機会が多いはずです。人に実際に会って、使うかどうかを聞いてみれば、ある程度、どのくらい価値がありそうかがわかります。

私が実際にしているプロトタイピングを紹介します。

ペルソナっぽい友人に聞く

一番簡単なので、おすすめです。作ったペルソナっぽい人に実際に使うか聞いてみます。

どのくらい使うと言ったら施策を実施するかの評価は難しいところですが、ここは論理的に判断すればいいと思っています。プロトタイピングは「ターゲットユーザ(○○万人)が△△割使う」の△△を判断する行為です。私の場合は本当に使いそうなユーザが△△割以上いた場合、施策を実施することにしています。(それでも失敗することはよくあります。)

営業先でピッチしてみる

営業はユーザのニーズをヒアリングする機会でもあります。Syncのロードマップを見せて、それぞれの新機能の提供価値を説明して、リアクションを確認します。リアクションのよいものは開発にフィードバックし優先順位を上げて、実際に開発にとりかかっています。

※Syncの実際のロードマップ


SyncはGoogleカレンダーと連携しているのですが、これは営業でよいフィードバックをもらったので、実際に優先順位を上げて開発しリリースしました。



提案書を作り新機能の提案をしてみる

ロードマップだけでは判断できない場合は、簡単な提案書(1枚)を作ってヒアリングしてみるのがいいと思います。私は提案書はペーパープロトタイプと同じだと思って作っています。開発に1ヶ月以上かかる機能をリリースしてから誰も使わないのはとても悲しいので、使うユーザがいるかを提案書(ペーパープロトタイプ)で確認しながら進めています。

最後に

ペルソナもユーザストーリーも、プロトタイピングも忙しくなるとついつい怠りがちです。しかし、新規ビジネスは成功する確率が少ないからこそ、少しでも成功する確率を上げていく必要があると思っています。

最後に、Wantedlyでは一緒に新規ビジネスを開発推進するメンバーを募集しています。

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